当第1四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の制限が緩和され需要が回復してきました。一方で、長期化するウクライナ情勢の影響、世界的な原材料価格の高騰及び半導体など一部の部品供給不足は継続しました。
当社グループにおいては、主力の欧州地域及び各地域において自動車生産台数が前年同期と比較して増加したことや、為替相場が大きく円安になった影響により当第1四半期連結累計期間の売上高は、42,744百万円(前年同期比4.9%増)となりました。営業損失については、販売の回復に伴う操業度向上により収益性は改善に向かっているものの、製品の開発強化に向けた活動や原材料価格の高騰に伴う増加等があり、1,617百万円(前年同期は営業損失976百万円)となりました。経常利益は持分法による投資利益等による改善はありますが、為替評価及び金利の上昇により19百万円(前年同期比96.5%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、貸倒引当金の戻入益等もあり、492百万円(前年同期比36.1%増)となりました。
なお、当社グループの報告セグメントは「自動車機器事業」のみであるため、セグメント別の記載を省略しております。
2023/05/15 14:00