有価証券報告書-第63期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 11:04
【資料】
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【項目】
119項目

対処すべき課題

(1) 対処すべき課題
当企業集団は、独自の食品安心技術とトータルソリューション力で安全・安心・おいしい・健康な食生活を生活者に提供し、企業理念に掲げる「幸せ創造企業」の実現に向けて取り組んでおります。今後は、競合メーカーとの激しい価格競争など厳しい環境の中、当企業集団独自の食品安心技術の拡大、環境技術の更なる向上により他社との差別化を図り、シェア拡大、収益力の向上を目指してまいります。
具体的には下記の課題に取り組んでまいります。
① 冷凍冷蔵ショーケース販売では、全国の販売網、サービス・工事施工力を活かし、生活者の暮らしを支える地域の食品スーパーを中心に販売を強化し、食品スーパーの皆様と一緒になって生活者を支援してまいります。
② ESCO事業を積極的に提案し、導入店舗の拡大を図ります。また、お客様と一緒になって節電・省エネに取り組み、社会と顧客に貢献してまいります。
③ コンビニや小型スーパーへの販売を強化し、製品開発だけでなく、店舗トータルで提案できる体制を構築してまいります。
④ 冷蔵庫事業では、高齢化社会の食事提供を支えるハード・ソフトを構築してまいります。
⑤ エンジニアリング事業を強化し、当社独自技術の確立や大型案件の受注、販売力強化でシェアアップを図るとともに、パネル事業、トンネルフリーザー事業、その他各事業とのシナジーの拡大を図り、独自の道を切り拓きます。
⑥ 岡山工場・滋賀工場・北京工場の生産能力を高め、需要増に対応できる生産体制を構築いたします。
⑦ 独自の食品安心技術を国内だけでなく、中国をはじめとするアジア諸国に広め、アジアの生活者に貢献してまいります。また、北京工場の生産性・工事施工力・サービス力の向上により体質強化を図ります。
⑧ 海外での冷凍冷蔵庫生産を推進し、市場ニーズにあった製品開発で、アジア市場の食の安全・安心にお役立ちします。
⑨ 関東・関西にサービスセンターを立ち上げ、CS(カスタマーサポート)とSB(ストアビルダー)の一貫体制で顧客満足の向上を図り、社会への貢献を果たしてまいります。
(2) 株式会社の支配に関する基本方針
当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方としては、経営の基本理念、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保、向上させる者でなければならないと考えております。当社としては、このような企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付提案またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、必要かつ相当な対抗措置をとることにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保する必要があると考えます。
なお、その具体的な対抗措置につきましては、当社の企業価値および株主共同の利益を確保するために、積極的な情報収集と適時開示に努めるとともに、会社法その他関係法令および定款の許容する範囲内において適切な措置を講じてまいります。