15.リース
(1) 貸手側
① ファイナンス・リース
連結会社は、ファイナンス・リースとして、検体検査機器等の賃貸を行っております。
原資産に関するリスクについては、賃貸期間を通じて保守サービスを提供することにより低減しております。
ファイナンス・リースに係るリース料債権及びこれらの調整額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)

	リース料債権
	前連結会計年度 (2023年3月31日)	当連結会計年度 (2024年3月31日)
1年以内	7,825	9,249
1年超2年以内	6,180	7,082
2年超3年以内	4,484	5,183
3年超4年以内	2,988	3,475
4年超5年以内	1,724	2,117
5年超	1,331	2,194
割引前のリース料総額	24,534	29,303
未稼得金融収益	△1,501	△1,747
無保証残存価値の現在価値	2,286	2,857
正味リース投資未回収額	25,319	30,413

② オペレーティング・リース
連結会社は、オペレーティング・リースとして、検体検査機器等の賃貸を行っております。
原資産に関するリスクについては、賃貸期間を通じて保守サービスを提供することにより低減しております。
オペレーティング・リースに基づく将来の受取最低リース料総額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)

	前連結会計年度 (2023年3月31日)	当連結会計年度 (2024年3月31日)
1年以内	3,504	3,450
1年超2年以内	1,195	1,534
2年超3年以内	706	875
3年超4年以内	348	644
4年超5年以内	154	510
5年超	241	569
合計	6,150	7,584

当社グループが貸手となるリース契約によるリース収益は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)

	前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)	当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
ファイナンス・リース
販売損益	2,031	2,663
正味リース投資未回収額に対する金融収益	778	966
オペレーティング・リース
リース収益	6,973	9,636

なお、リース収益には指数又はレートに応じて決まるものではない変動リース料が含まれており、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ3,921百万円、5,176百万円であります。
(2) 借手側
連結会社は、借手として、事務所、検体検査機器等を賃借しております。主に事務所について、延長オプション及び解約オプションが付されており、契約条件はリース毎に異なっております。
また、残価保証、リースにより課されている制限又は制約、借手が契約しているがまだ開始していないリース及びセール・アンド・リースバック取引については、重要性はありません。
借手のリースに関連する損益の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

	前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)	当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
使用権資産の減価償却費
建物及び構築物	4,637	5,169
機械装置及び運搬具	1,445	1,690
工具、器具及び備品	1,220	1,206
土地	33	36
合計	7,337	8,102
リース負債に係る金利費用	943	1,179
短期リース費用	648	827
少額資産リース費用	289	347
変動リース料(注)	26	44
使用権資産のサブリースによる収益	1,405	1,459

(注)リース負債の測定に含めていない変動リース料に係る費用であります。
使用権資産の帳簿価額の内訳は以下のとおりであります。
(単位:百万円)

	前連結会計年度 (2023年3月31日)	当連結会計年度 (2024年3月31日)
使用権資産
建物及び構築物	15,071	16,445
機械装置及び運搬具	2,530	3,729
工具、器具及び備品	2,178	3,245
土地	225	160
合計	20,006	23,581

前連結会計年度及び当連結会計年度における使用権資産の増加額はそれぞれ6,897百万円、10,578百万円であります。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるリースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額はそれぞれ9,867百万円、11,467百万円であります。
リース負債の満期分析については、注記「29.金融商品 (4)流動性リスク管理」に記載しております。