訂正有価証券報告書-第74期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「源流」「創価」「革新」を経営理念としております。「常に、源流に立って考え、意欲して創造し、価値を創り、新しい時へ、自ら変革し対応していこう」という基本理念に基づき、高収益・安定成長に向けて付加価値の向上に努め、あらゆる企業活動において社会的責任を果たし、社会に貢献し、社会から必要とされる企業を目指してまいります。
(2)経営戦略等
当社グループは、長期経営ビジョン「革新的技術を用いた最適価値の電子デバイスを世界に発信し、人々のくらしと生活環境の向上に貢献する」を掲げ、このビジョンを実現するために「顧客の満足と信頼の獲得」「独創的発想による価値の創造」「事業構造変革による収益力の向上」という3つの戦略に取り組んでまいります。
「顧客の満足と信頼の獲得」戦略では、現状の主力市場であるスマートフォン、無線モジュール市場に加え、自動車、医療・ヘルスケア市場を最重要市場とし、拡販活動に注力してまいります。拡販活動につきましては、提案型技術営業力の継続強化を図り、また、品質面において工程・品質管理体制を見直し、適正化を図るとともに継続的改善を推進し、顧客満足の向上を目指します。
「独創的発想による価値の創造」戦略では、新コア技術の創生による次世代製品の開発を推進します。新コア技術により他社との差別化を図り、競争を優位なものとします。また、既存製品における競争力維持のため、水晶の微細加工技術の深耕による低コスト生産技術の開発を推進します。
「事業構造変革による収益力の向上」戦略では、生産性低下要因の排除、仕損じ率の低減、コスト意識の向上により、グループを挙げて徹底的にコスト低減を図り、市場競争力と収益力を高めてまいります。また、来る次世代通信技術の本格化に伴うIoT市場の進展により、成長するであろう自動車・医療市場への拡販を強化し、現在のスマートフォン市場への偏重を是正してまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、連結売上高及び連結売上高営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、第5次3カ年中期経営計画において持続的な成長と「売上高営業利益率3%超」の早期実現に向けて各経営課題に取り組んでまいります。
(4)経営環境、事業上及び財務上の対処すべき課題
当社を取り巻く経営環境につきましては、わが国経済は緩やかな景気回復基調で推移し、海外経済においても米国景気が好調を維持する一方で、米中の貿易摩擦や地政学リスク等への懸念から先行き不透明な状況になっております。
電子部品業界は、スマートフォン向け需要は鈍化傾向にあるものの、自動車向けや産業機器向けの需要が堅調さを維持していくものと思われますが、水晶デバイス業界においては、引き続き市場競争の激化による価格低下が懸念され、今後も予断の許さない状況が続くものと見込まれます。
次期は第5次3ヵ年中期経営計画の最終年度となり、「持続的な成長」と「売上高営業利益率3%超」の実現を掲げておりましたが、世界経済の不透明感が漂うなか、スマートフォン市場の成長鈍化やICチップの機能代替による員数減少による低価格競争の激化、また、当社グループがこれまで成長ドライバーとしてきた小型水晶デバイスは、競合他社の技術追随により、差別化を見出しにくい状況にあり、極めて厳しい経営環境にあります。
この状況を打破するために当期中から取り組んでいる経営合理化策と合わせて以下の取り組みを推進し、早期の黒字化と企業価値向上を目指してまいります。
① 顧客の満足と信頼の獲得
現在行っているパイプライン管理による営業活動の見える化を推し進め、顧客満足度を向上させるアクションにつなげていきます。これまで以上に開発・営業・工場との連携を密にし、効率的かつ効果的なアクションプランを実行していきます。また、ICメーカーへのリファレンス活動や販売代理店、ECサイト等の販売チャネルの拡大、強化により、自動車・医療・IoT等の成長市場の販売拡大を図ります。
② 独創的発想による価値の創造
当社ではこれまで「小型」「高品質」を強みとした商品開発を進めてきましたが、もはや小型化だけでは他社との差別化になりえないため、今後は前述のアクションプランを通じてこれまでと違った切り口の製品を開発してまいります。現在、量産化準備段階である『Lamb波共振子』は既存の高周波デバイスに対し、周波数温度特性と位相雑音特性の両面において優位性を有している製品であり、顧客ニーズを解決できる製品であります。今後も市場を細分化して、潜在力のある特殊市場をターゲットとした特徴のある商品開発を進めていきます。
③ 事業構造変革による収益力の向上
生産体制の最適化と業務体制のスリム化・効率化によるコスト低減に継続して取り組んでいきます。すでに経営合理化策として、生産子会社であるRiver Electronics (Ipoh) Sdn. Bhd.において一部水晶振動子の製造を青森リバーテクノ株式会社に移管しておりますが、青森にある生産ラインを集約するなど最適化を進め、収益力向上を目指していきます。さらに有価証券等の資産の売却や在庫管理の適正化により資産の効率化を図り、経営体質の改善を進めていきます。
④ 生産技術の創生と深耕
モノづくりの企業にとって、グローバルな市場競争の中で価値を提供し続けるには市場ニーズに合った新製品のタイムリーな投入と既存製品の持続的な競争力が重要になります。生産技術における新たな技術・工法の創生、既存技術の深耕により生産性を高め、持続的な価値創造につなげてまいります。また、これら生産技術を製品設計に反映させ設計・生産プロセスの最適化を推進します。
(1)経営方針
当社グループは、「源流」「創価」「革新」を経営理念としております。「常に、源流に立って考え、意欲して創造し、価値を創り、新しい時へ、自ら変革し対応していこう」という基本理念に基づき、高収益・安定成長に向けて付加価値の向上に努め、あらゆる企業活動において社会的責任を果たし、社会に貢献し、社会から必要とされる企業を目指してまいります。
(2)経営戦略等
当社グループは、長期経営ビジョン「革新的技術を用いた最適価値の電子デバイスを世界に発信し、人々のくらしと生活環境の向上に貢献する」を掲げ、このビジョンを実現するために「顧客の満足と信頼の獲得」「独創的発想による価値の創造」「事業構造変革による収益力の向上」という3つの戦略に取り組んでまいります。
「顧客の満足と信頼の獲得」戦略では、現状の主力市場であるスマートフォン、無線モジュール市場に加え、自動車、医療・ヘルスケア市場を最重要市場とし、拡販活動に注力してまいります。拡販活動につきましては、提案型技術営業力の継続強化を図り、また、品質面において工程・品質管理体制を見直し、適正化を図るとともに継続的改善を推進し、顧客満足の向上を目指します。
「独創的発想による価値の創造」戦略では、新コア技術の創生による次世代製品の開発を推進します。新コア技術により他社との差別化を図り、競争を優位なものとします。また、既存製品における競争力維持のため、水晶の微細加工技術の深耕による低コスト生産技術の開発を推進します。
「事業構造変革による収益力の向上」戦略では、生産性低下要因の排除、仕損じ率の低減、コスト意識の向上により、グループを挙げて徹底的にコスト低減を図り、市場競争力と収益力を高めてまいります。また、来る次世代通信技術の本格化に伴うIoT市場の進展により、成長するであろう自動車・医療市場への拡販を強化し、現在のスマートフォン市場への偏重を是正してまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、連結売上高及び連結売上高営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、第5次3カ年中期経営計画において持続的な成長と「売上高営業利益率3%超」の早期実現に向けて各経営課題に取り組んでまいります。
(4)経営環境、事業上及び財務上の対処すべき課題
当社を取り巻く経営環境につきましては、わが国経済は緩やかな景気回復基調で推移し、海外経済においても米国景気が好調を維持する一方で、米中の貿易摩擦や地政学リスク等への懸念から先行き不透明な状況になっております。
電子部品業界は、スマートフォン向け需要は鈍化傾向にあるものの、自動車向けや産業機器向けの需要が堅調さを維持していくものと思われますが、水晶デバイス業界においては、引き続き市場競争の激化による価格低下が懸念され、今後も予断の許さない状況が続くものと見込まれます。
次期は第5次3ヵ年中期経営計画の最終年度となり、「持続的な成長」と「売上高営業利益率3%超」の実現を掲げておりましたが、世界経済の不透明感が漂うなか、スマートフォン市場の成長鈍化やICチップの機能代替による員数減少による低価格競争の激化、また、当社グループがこれまで成長ドライバーとしてきた小型水晶デバイスは、競合他社の技術追随により、差別化を見出しにくい状況にあり、極めて厳しい経営環境にあります。
この状況を打破するために当期中から取り組んでいる経営合理化策と合わせて以下の取り組みを推進し、早期の黒字化と企業価値向上を目指してまいります。
① 顧客の満足と信頼の獲得
現在行っているパイプライン管理による営業活動の見える化を推し進め、顧客満足度を向上させるアクションにつなげていきます。これまで以上に開発・営業・工場との連携を密にし、効率的かつ効果的なアクションプランを実行していきます。また、ICメーカーへのリファレンス活動や販売代理店、ECサイト等の販売チャネルの拡大、強化により、自動車・医療・IoT等の成長市場の販売拡大を図ります。
② 独創的発想による価値の創造
当社ではこれまで「小型」「高品質」を強みとした商品開発を進めてきましたが、もはや小型化だけでは他社との差別化になりえないため、今後は前述のアクションプランを通じてこれまでと違った切り口の製品を開発してまいります。現在、量産化準備段階である『Lamb波共振子』は既存の高周波デバイスに対し、周波数温度特性と位相雑音特性の両面において優位性を有している製品であり、顧客ニーズを解決できる製品であります。今後も市場を細分化して、潜在力のある特殊市場をターゲットとした特徴のある商品開発を進めていきます。
③ 事業構造変革による収益力の向上
生産体制の最適化と業務体制のスリム化・効率化によるコスト低減に継続して取り組んでいきます。すでに経営合理化策として、生産子会社であるRiver Electronics (Ipoh) Sdn. Bhd.において一部水晶振動子の製造を青森リバーテクノ株式会社に移管しておりますが、青森にある生産ラインを集約するなど最適化を進め、収益力向上を目指していきます。さらに有価証券等の資産の売却や在庫管理の適正化により資産の効率化を図り、経営体質の改善を進めていきます。
④ 生産技術の創生と深耕
モノづくりの企業にとって、グローバルな市場競争の中で価値を提供し続けるには市場ニーズに合った新製品のタイムリーな投入と既存製品の持続的な競争力が重要になります。生産技術における新たな技術・工法の創生、既存技術の深耕により生産性を高め、持続的な価値創造につなげてまいります。また、これら生産技術を製品設計に反映させ設計・生産プロセスの最適化を推進します。