半期報告書-第66期(2025/12/21-2026/12/20)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済状況は、企業収益や設備投資が底堅く推移し、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、政策金利の引き上げや物価上昇、為替動向、中東情勢等が消費者及び企業マインドの下押し要因となっており、不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する電子基板(※1)業界は、生成AI関連需要の拡大を背景に、データセンター及びAIサーバー向け需要が力強く拡大したものの、中東情勢の緊迫化に伴う原油・エネルギー価格の変動や、石油由来材料の調達環境への懸念等により、不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境の下、産機システム事業及び鏡面研磨機(※2)事業において販売は減少したものの、電子基板事業及びテストシステム事業において販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。
これらの結果、連結売上高は1,782百万円(前年同期比10.9%増)と、前年同期に比べ175百万円の増収となりました。
損益については、産機システム事業の売上高が減少したことに伴う影響はあったものの、希望退職者の募集等に伴い人件費が減少したこと並びに電子基板事業、テストシステム事業及び鏡面研磨機事業の売上総利益率が上昇したことにより営業利益83百万円(前年同期は57百万円の営業損失)、経常利益79百万円(同59百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純利益39百万円(同65百万円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(電子基板事業)
ディスプレイメーカー向けFPC(※3)の販売は減少したものの、カメラメーカー、医療機器メーカー及び産業機器メーカーをはじめとしたセットメーカー(※4)向け量産案件等の受注増により販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。損益については、仕入販売製品の減少及び社内製造品の売上高増加による売上総利益率の上昇に伴う影響により増益となりました。
その結果、売上高1,323百万円(前年同期比14.1%増)、セグメント利益295百万円(同38.7%増)となりました。
(テストシステム事業)
検査治具等の販売は減少したものの、セラミックス基板向け外観検査機(※5)及びFPC向け通電検査機(※6)の販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。損益については、売上高増加に伴う影響により損失が縮小いたしました。
その結果、売上高193百万円(前年同期比38.8%増)、セグメント損失33百万円(前年同期は70百万円のセグメント損失)となりました。
(鏡面研磨機事業)
砥石等の研磨に使用する消耗品及び機械修理・メンテナンスの受注増により販売は増加したものの、リチウムイオン電池用フィルム加工向けの研磨機の販売があった前年同期の反動減により、売上高は減少いたしました。損益については、研磨機における利益率改善に伴う影響により増益となりました。
その結果、売上高198百万円(前年同期比8.2%減)、セグメント利益40百万円(同24.0%増)となりました。
(産機システム事業)
センサー等の仕入販売は増加したものの、大型の工業用処理槽の販売があった前年同期の反動減により、売上高は減少いたしました。損益については、売上高減少に伴う影響により損失が拡大いたしました。
その結果、売上高67百万円(前年同期比26.6%減)、セグメント損失5百万円(前年同期は1百万円のセグメント損失)となりました。
※1 電子基板
電子部品を表面に固定し当該部品間を配線で接続するために必要な導体パターンを、絶縁基板の表面のみ又は表面及びその内部に形成した板状又はフィルム状の部品であるプリント配線板と、プリント配線板に電子部品を実装したモジュール基板の総称。前者は材質によりリジッド板(※7)、FPC等に区分される。
※2 鏡面研磨機
素材表面の凹凸を砥石等で磨きこむことにより、素材表面を鏡のように加工する機器。
※3 FPC
Flexible Printed Circuit(フレキシブルプリント配線板)の略。プリント配線板の一種であり、ポリイミド等の屈曲率が高く薄い絶縁材料を支持体とした、柔軟に曲がる基板。
※4 セットメーカー
最終製品を供給する民生エレクトロニクスメーカー等の総称。
※5 外観検査機
プリント配線板やプリント配線板に部品を実装したプリント回路板等の外観状況を光学的に把握し、コンピュータを用いた画像処理によって良否を判断する検査を行う機器。
※6 通電検査機
プリント配線板及び半導体パッケージ向け基板の配線が設計のとおり接続されており、断線や短絡がないことを電気を通して確認する検査を行う機器。
※7 リジット板
リジッドプリント配線板の略。プリント配線板の一種であり、ガラスエポキシ等の屈曲率が低く厚い絶縁材料を支持体とした基板。
② 財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ336百万円増加し、2,941百万円となりました。これは主として、売上債権が減少した一方、現金及び預金並びに棚卸資産が増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ109百万円増加し、2,075百万円となりました。これは主として、投資有価証券の時価が上昇したことにより投資有価証券が増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ240百万円増加し、1,024百万円となりました。これは主として、短期借入金及び夏季の賞与を計上したことにより流動負債のその他に含まれる未払費用が増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ85百万円増加し、1,173百万円となりました。これは主として、繰延税金負債及び長期借入金が増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ120百万円増加し、2,819百万円となりました。これは主として、投資有価証券の時価が上昇したことによりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動により獲得した資金が485百万円、投資活動により使用した資金が402百万円、財務活動により獲得した資金が200百万円となり、その結果、資金は前連結会計年度末に比べ287百万円増加し、当中間連結会計期間末には750百万円(前年同期比28.3%減)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、485百万円(前年同期は117百万円の獲得)となりました。これは主として、棚卸資産55百万円の増加及び法人税等の支払額30百万円により資金が減少した一方、税金等調整前中間純利益70百万円に加え、売上債権419百万円の減少及び減価償却費52百万円により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、402百万円(前年同期は149百万円の獲得)となりました。これは主として、定期預金の増加額397百万円により資金が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、200百万円(前年同期は210百万円の獲得)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出158百万円及び株主への配当金の支払額35百万円により資金が減少した一方、短期借入金の純増加額210百万円及び長期借入れによる収入210百万円により資金が増加したことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は23百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは材料仕入、外注費及び人件費等の営業費用であり、運転資金及び設備資金等を自己資金にて賄うことを基本としておりますが、資金の安定及び効率的な調達を行うため、金融機関からの借入れ及び割賦契約による調達を行っております。また、取引銀行6行と当座貸越契約を締結しており、今後も資金の流動性に留意しつつ機動的な資金調達を行ってまいります。
なお、財務状況については、自己資本比率55.5%であり、健全な状態を確保しているものと認識しております。また、流動比率287.0%であり、十分な流動性を確保しているものと認識しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済状況は、企業収益や設備投資が底堅く推移し、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続いたものの、政策金利の引き上げや物価上昇、為替動向、中東情勢等が消費者及び企業マインドの下押し要因となっており、不透明な状況で推移いたしました。
当社グループが属する電子基板(※1)業界は、生成AI関連需要の拡大を背景に、データセンター及びAIサーバー向け需要が力強く拡大したものの、中東情勢の緊迫化に伴う原油・エネルギー価格の変動や、石油由来材料の調達環境への懸念等により、不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境の下、産機システム事業及び鏡面研磨機(※2)事業において販売は減少したものの、電子基板事業及びテストシステム事業において販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。
これらの結果、連結売上高は1,782百万円(前年同期比10.9%増)と、前年同期に比べ175百万円の増収となりました。
損益については、産機システム事業の売上高が減少したことに伴う影響はあったものの、希望退職者の募集等に伴い人件費が減少したこと並びに電子基板事業、テストシステム事業及び鏡面研磨機事業の売上総利益率が上昇したことにより営業利益83百万円(前年同期は57百万円の営業損失)、経常利益79百万円(同59百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純利益39百万円(同65百万円の親会社株主に帰属する中間純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(電子基板事業)
ディスプレイメーカー向けFPC(※3)の販売は減少したものの、カメラメーカー、医療機器メーカー及び産業機器メーカーをはじめとしたセットメーカー(※4)向け量産案件等の受注増により販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。損益については、仕入販売製品の減少及び社内製造品の売上高増加による売上総利益率の上昇に伴う影響により増益となりました。
その結果、売上高1,323百万円(前年同期比14.1%増)、セグメント利益295百万円(同38.7%増)となりました。
(テストシステム事業)
検査治具等の販売は減少したものの、セラミックス基板向け外観検査機(※5)及びFPC向け通電検査機(※6)の販売が増加したことから、売上高は増加いたしました。損益については、売上高増加に伴う影響により損失が縮小いたしました。
その結果、売上高193百万円(前年同期比38.8%増)、セグメント損失33百万円(前年同期は70百万円のセグメント損失)となりました。
(鏡面研磨機事業)
砥石等の研磨に使用する消耗品及び機械修理・メンテナンスの受注増により販売は増加したものの、リチウムイオン電池用フィルム加工向けの研磨機の販売があった前年同期の反動減により、売上高は減少いたしました。損益については、研磨機における利益率改善に伴う影響により増益となりました。
その結果、売上高198百万円(前年同期比8.2%減)、セグメント利益40百万円(同24.0%増)となりました。
(産機システム事業)
センサー等の仕入販売は増加したものの、大型の工業用処理槽の販売があった前年同期の反動減により、売上高は減少いたしました。損益については、売上高減少に伴う影響により損失が拡大いたしました。
その結果、売上高67百万円(前年同期比26.6%減)、セグメント損失5百万円(前年同期は1百万円のセグメント損失)となりました。
※1 電子基板
電子部品を表面に固定し当該部品間を配線で接続するために必要な導体パターンを、絶縁基板の表面のみ又は表面及びその内部に形成した板状又はフィルム状の部品であるプリント配線板と、プリント配線板に電子部品を実装したモジュール基板の総称。前者は材質によりリジッド板(※7)、FPC等に区分される。
※2 鏡面研磨機
素材表面の凹凸を砥石等で磨きこむことにより、素材表面を鏡のように加工する機器。
※3 FPC
Flexible Printed Circuit(フレキシブルプリント配線板)の略。プリント配線板の一種であり、ポリイミド等の屈曲率が高く薄い絶縁材料を支持体とした、柔軟に曲がる基板。
※4 セットメーカー
最終製品を供給する民生エレクトロニクスメーカー等の総称。
※5 外観検査機
プリント配線板やプリント配線板に部品を実装したプリント回路板等の外観状況を光学的に把握し、コンピュータを用いた画像処理によって良否を判断する検査を行う機器。
※6 通電検査機
プリント配線板及び半導体パッケージ向け基板の配線が設計のとおり接続されており、断線や短絡がないことを電気を通して確認する検査を行う機器。
※7 リジット板
リジッドプリント配線板の略。プリント配線板の一種であり、ガラスエポキシ等の屈曲率が低く厚い絶縁材料を支持体とした基板。
② 財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ336百万円増加し、2,941百万円となりました。これは主として、売上債権が減少した一方、現金及び預金並びに棚卸資産が増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ109百万円増加し、2,075百万円となりました。これは主として、投資有価証券の時価が上昇したことにより投資有価証券が増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ240百万円増加し、1,024百万円となりました。これは主として、短期借入金及び夏季の賞与を計上したことにより流動負債のその他に含まれる未払費用が増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ85百万円増加し、1,173百万円となりました。これは主として、繰延税金負債及び長期借入金が増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ120百万円増加し、2,819百万円となりました。これは主として、投資有価証券の時価が上昇したことによりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動により獲得した資金が485百万円、投資活動により使用した資金が402百万円、財務活動により獲得した資金が200百万円となり、その結果、資金は前連結会計年度末に比べ287百万円増加し、当中間連結会計期間末には750百万円(前年同期比28.3%減)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、485百万円(前年同期は117百万円の獲得)となりました。これは主として、棚卸資産55百万円の増加及び法人税等の支払額30百万円により資金が減少した一方、税金等調整前中間純利益70百万円に加え、売上債権419百万円の減少及び減価償却費52百万円により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、402百万円(前年同期は149百万円の獲得)となりました。これは主として、定期預金の増加額397百万円により資金が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、200百万円(前年同期は210百万円の獲得)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出158百万円及び株主への配当金の支払額35百万円により資金が減少した一方、短期借入金の純増加額210百万円及び長期借入れによる収入210百万円により資金が増加したことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は23百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金需要のうち主なものは材料仕入、外注費及び人件費等の営業費用であり、運転資金及び設備資金等を自己資金にて賄うことを基本としておりますが、資金の安定及び効率的な調達を行うため、金融機関からの借入れ及び割賦契約による調達を行っております。また、取引銀行6行と当座貸越契約を締結しており、今後も資金の流動性に留意しつつ機動的な資金調達を行ってまいります。
なお、財務状況については、自己資本比率55.5%であり、健全な状態を確保しているものと認識しております。また、流動比率287.0%であり、十分な流動性を確保しているものと認識しております。