訂正有価証券報告書-第115期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2020/06/19 15:35
【資料】
PDFをみる
【項目】
124項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度の国内車両販売台数は、前年度に比べ9,812台(13.9%)増加の80,341台となった。
海外車両販売台数は、北米などの先進国での販売は堅調に推移した一方、新興国/資源国での販売が減少し前年度に比べ11,589台(2.6%)減少の425,978台となり、国内と海外を合わせた連結総販売台数は、前年度に比べ1,777台(0.3%)減少の506,319台となった。
売上高については、前年度に比べ262億円(1.4%)増加の1兆9,531億円となった。内訳は、国内が7,884億円(前年度比13.7%増)、海外が1兆1,647億円(前年度比5.6%減)である。
損益については、国内販売が増加した一方で、海外向け販売が減少したことに加え、為替の円高による影響により、営業利益は1,464億円(前年度比14.6%減)となった。また、経常利益は1,520億円(前年度比18.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は938億円(前年度比18.2%減)となった。
なお、当社グループは、自動車及び部品並びに産業用エンジンの製造、販売(自動車事業)を主な事業とする単一セグメントであるため、セグメントの業績の記載を省略している。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)については、営業活動により獲得した資金1,513億円を、投資活動に873億円、財務活動に553億円、それぞれ資金を使用したこと等により、前連結会計年度に比べて14億円増加し、2,606億円となった。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを控除して計算した、フリーキャッシュ・フローは、639億円の資金流入(前年度比76.6%増)となっている。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動により獲得した資金は、1,513億円(前年度比13.8%増)となった。
これは、税金等調整前当期純利益を1,489億円、減価償却費を631億円計上した一方で、売上債権の増加により57億円、たな卸資産の増加により77億円、リース債権及びリース投資資産の増加により226億円、法人税等の支払により472億円の資金流出などがあったことによるものである。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動により使用した資金は、873億円(前年度比9.7%減)となった。
これは、固定資産の取得による支出が1,016億円あったことが主な要因である。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動により使用した資金は、553億円(前年度比17.0%減)となった。
これは、長期借入の返済で429億円、短期借入金の純増減で139億円、配当金の支払で252億円、及び非支配株主への配当金の支払いで179億円の資金の流出があった一方で、長期借入を行ったことにより資金が470億円流入したことが主な要因である。