四半期報告書-第104期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 13:48
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、北米では景気の回復基調が続いておりますが、今後の政策の動向及び影響に留意する必要があります。欧州においても景気は緩やかに回復しておりますが、イギリスのEU離脱に伴う先行きの不透明感の高まりに留意する必要があります。アジア地域においては、中国では持ち直しの動きが見られます。インドやインドネシアなどでは、内需を中心に景気が緩やかに回復しております。
国内経済は、個人消費の持ち直しなどにより緩やかな回復基調が続いております。
当社グループの主要取引先であります自動車業界においては、北米では年間販売が前年に比べ減少し、欧州では穏やかな回復が続き、中国では堅調に推移しております。国内市場では全体として回復基調にあります。
こうした状況のなか、当社グループにおいては新5ヵ年計画を策定し、「安全、品質、ものづくり」の基本を徹底し、構造改革と原価マネジメントの強化により収益確保に努めております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は3,204億円(前年同四半期比6.5%増)となり、営業利益は73億円(前年同四半期比83.4%増)、経常利益は67億円(前年同四半期比158.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67億円(前年同四半期比169.3%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①日本
売上高は1,858億円(前年同四半期比7.3%増)となりました。セグメント利益は40億円(前年同四半期比1,090.5%増)となりました。
②北米
売上高は762億円(前年同四半期比5.9%増)となりました。セグメント利益は18億円(前年同四半期比26.7%減)となりました。
③欧州
売上高は187億円(前年同四半期比9.2%増)となりました。セグメント損失は3億円(前年同四半期は2億円のセグメント損失)となりました。
④アジア
売上高は523億円(前年同四半期比7.2%増)となりました。セグメント利益は20億円(前年同四半期比44.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産については、有形固定資産の増加、たな卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて54億円増加し、2,477億円となりました。負債については、未払費用の減少、リース債務の減少等により、前連結会計年度末に比べて11億円減少し、1,740億円となりました。純資産については、親会社株主に帰属する四半期純利益の増加、為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べて66億円増加し、736億円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,373百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。