四半期報告書-第72期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 10:19
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、米国では雇用や個人消費の改善により穏やかな景気拡大を続けました。欧州ではドイツを中心に個人消費や輸出は堅調に推移しましたが、英国のEU離脱問題により欧州経済の先行きが不透明な状態となりました。また、アセアンやインドなどの新興国では中国市場の景気減速に伴い成長が鈍化し、国内では雇用は改善傾向にあるものの、大きく進んだ円高の影響を受けるなど、世界経済全体としては力強さに欠ける展開となりました。
このような状況において、当社グループは、連結企業体としてグローバルでの競争に勝ち残り、継続的に成長できる企業体質を実現すべく、品質第一に徹し、競争に負けない「もの造り総合力」(コスト・技術・物流・サービス)の強化と同時に、営業・設計・経営管理など、あらゆる面でのグローバル化を目指し、変化に柔軟かつ迅速に対応できるよう「経営のグローバル化」を推進してまいりました。。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、円高の影響により115,349百万円(前年同四半期比2.9%減)、営業利益は、8,426百万円(前年同四半期比16.9%減)、経常利益は、3,882百万円(前年同四半期比66.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,811百万円(前年同四半期比74.8%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
自動車及び汎用計器事業は、四輪車用計器が米州、アジアで増加したものの欧州で減少し、売上高91,138百万円(前年同四半期比0.6%減)、営業利益7,016百万円(前年同四半期比24.1%減)となりました。
民生機器事業は、アミューズメント向け基板ユニット等が減少し、売上高6,018百万円(前年同四半期比23.9%減)となりましたが、営業利益121百万円(前年同四半期は254百万円の営業損失)となりました。
自動車販売事業は、新車販売等が減少し、売上高9,747百万円(前年同四半期比13.1%減)、営業利益389百万円(前年同四半期比22.3%減)となりました。
その他は、樹脂材料の販売等が増加し、売上高8,445百万円(前年同四半期比5.2%増)、営業利益1,049百万円(前年同四半期比56.2%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末におけるキャッシュ・フローの状況は、現金及び現金同等物が前連結会計年度末に比べ1,645百万円減少し、39,369百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加等がありましたが、税金等調整前四半期純利益3,817百万円の計上等により、6,285百万円の収入超過(前年同四半期は8,183百万円の収入超過)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が4,955百万円となったこと等により、4,498百万円の支出超過(前年同四半期は4,801百万円の支出超過)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が5,000百万円となったこと等により、195百万円の収入超過(前年同四半期は3,323百万円の支出超過)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,120百万円であります。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。