有価証券報告書-第55期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導による経済対策などを背景に雇用情勢・所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移しておりましたが、年度後半は新型コロナウイルス感染症の影響による国内経済の落ち込みが懸念される状況となりました。
パチンコホール様における2019年12月末時点での遊技機の設置台数は、パチンコ遊技機は2,557千台(対前年比3.0%減)、パチスロ遊技機は1,637千台(同1.6%減)、遊技機全体は4,195千台(同2.5%減)となりました。また、パチンコホール店舗数においても、9,639店舗(同4.2%減)となり、依然として減少傾向が続いております(警察庁調べ)。
パチンコホール業界におきましては、のめり込み防止や依存症対策の一環として過度の射幸性を抑えた遊技機の導入をはじめ、さまざまな施策を通じてファンの皆様がパチンコ・パチスロをより安心・安全に楽しめる環境づくりを推進しております。
また、遊技機業界におきましては、年度後半から新台市場は全面的に新規則機に移行しましたが、パチンコホール様における設置機種の稼働は依然として旧規則機が中心となり、新規則機市場の販売および稼働は総じて低調に推移したことなどから、遊技機市場全体の入替需要は伸び悩みました。
このような状況のもと当社グループは、規則改正を契機としたパチンンコホール様における設置機種構成の見直しを「変化の時はチャンス」ととらえ、ヒットタイトルや新ジャンルの創出に努めるとともに、セカンドブランドを活用した販売戦略を展開いたしました。
そして、自らが環境の変化に順応する『変わる挑戦』を掲げ、ファンの皆様のニーズを的確にとらえ、幅広いファンの皆様から支持される、時代の変化に対応した魅力あふれる遊技機を創造することに全社をあげて取り組んでまいりました。
遊技機事業につきましては、パチンコ遊技機にて下半期に投入した機種が苦戦を強いられたことに加え、今期に発売を予定していたタイトルにおいて型式試験の適合取得に時間を要したため、来期以降の発売となったことなどにより、販売台数は低調に推移いたしました。
デジタルコンテンツ事業につきましては、来期にリリースを予定している第4弾スマートフォン向けゲームアプリの開発を鋭意推進いたしました。
また、今後の経営成績の動向を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、当連結会計年度末において繰延税金資産を19億96百万円取り崩し、法人税等調整額に計上いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高251億72百万円(対前期比10.0%減)、営業損失20億54百万円(前期は営業利益13億37百万円)、経常損失22億79百万円(前期は経常利益14億99百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失47億19百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益7億96百万円)となりました。
製品別の状況は次のとおりであります。
(パチンコ遊技機)
上半期は、新規タイトルとして「P緋弾のアリアⅢ 設定付」(2019年4月発売)、「Pリング バースデイ 呪いの始まり 設定付」(2019年7月発売)を市場投入したほか、前連結会計年度に発売したシリーズ機種などを追加販売いたしました。
また、下半期は新規タイトルとして、「P貞子vs伽椰子 頂上決戦」(2019年11月発売)、「P地獄少女四」(2020年1月発売)を市場投入したほか、その他のシリーズ機種などを継続販売いたしました。
以上の結果、販売台数は50千台(対前期比25.9%減)、売上高は195億68百万円(同16.3%減)となりました。
(パチスロ遊技機)
上半期は「S呪怨 再誕 AT」(2019年9月発売)、また、下半期は「S喰霊-零- 運命乱 ~うんめいのみだれ~」(2019年11月発売)、「Sリング 恐襲ノ連鎖」(2019年12月発売)、「S地獄少女 あとはあなたが決めることよ」(2020年2月発売)を市場投入し、販売台数は13千台(対前期比7.5%増)、売上高は56億3百万円(同23.6%増)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は305億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ38億91百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が9億89百万円、原材料及び貯蔵品が8億26百万円、未収還付法人税等が8億17百万円減少したことによるものであります。固定資産は160億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億8百万円減少いたしました。これは主に、繰延税金資産が20億46百万円、投資有価証券が2億98百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は466億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ68億99百万円減少いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は48億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億49百万円減少いたしました。これは主に、未払金が2億55百万円増加したことに対し、買掛金が11億2百万円、賞与引当金が1億51百万円減少したことによるものであります。固定負債は18億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ73百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は66億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億76百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は400億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ57億23百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失47億19百万円および剰余金の配当11億19百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は85.7%となりました。
③キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、208億21百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は18億54百万円なりました。
これは主に、減価償却費23億29百万円、たな卸資産の減少額8億28百万円、法人税等の還付額8億2百万円などが増加の要因であり、税金等調整前当期純損失24億30百万円、仕入債務の減少額9億58百万円などが減少の要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は17億24百万円となりました。
これは主に、有価証券の償還による収入7億円などが増加の要因であり、有形固定資産の取得による支出22億3百万円などが減少の要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億19百万円となりました。
これは、配当金の支払によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、遊技機事業の単一セグメントにより構成されておりますが、当連結会計年度の製品別に生産実績を示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注状況
当社グループは、基本的に製品の受注動向を見ながら生産を行っておりますが、生産から納品までが非常に短期間であることなどから、初期受注分については、見込み生産を行っております。また、総受注に占める初期受注分の割合が大半であることから、受注状況の記載は営業実態を表さないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループは、遊技機事業の単一セグメントにより構成されておりますが、当連結会計年度の製品別に販売実績を示すと、次のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性および金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、会計上の見積りおよび当該見積りに用いた勘定のうち、重要なものについて、当該見積りおよび仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響など、「第5 経理の状況」に記載しております。
②経営成績の分析
a.売上高
売上高については、前連結会計年度の279億71百万円から27億99百万円減少し、251億72百万円(対前期比10.0%減)となりました。
当連結会計年度の製品別売上高は、パチンコ遊技機において195億68百万円(同16.3%減)、パチスロ遊技機において56億3百万円(同23.6%増)であります。
なお、各製品別の販売台数は次のとおりであります。
(パチンコ遊技機)
《機種別販売台数》
パチンコ遊技機については、多様化するファンのニーズにマッチした「ヒト味違う」多種多様なジャンルの遊技機を新たに4機種を市場投入し、販売台数は50千台(対前期比25.9%減)となりました。
(パチスロ遊技機)
《機種別販売台数》
パチスロ遊技機については、新規タイトルとして4機種を市場投入し、販売台数は13千台(対前期比7.5%増)となりました。
b.売上原価
売上原価については、前連結会計年度の134億17百万円から14億42百万円減少し、119億74百万円(対前期比10.8%減)となりました。
また、売上原価率は、前連結会計年度の48.0%から0.4ポイント低下し、47.6%となりました。
これは、主として材料費率の低下などによるものであります。
c.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費については、前連結会計年度の132億15百万円から20億36百万円増加し、152億52百万円(対前期比15.4%増)となりました。
これは、主として研究開発費の増加21億26百万円(同32.4%増)などによるものであります。
また、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は、前連結会計年度の47.2%から13.4ポイント上昇し、60.6%となりました。
d.営業利益
営業利益については、売上高の減少などにより、当連結会計年度においては営業損失20億54百万円(前期は営業利益13億37百万円)となりました。
e.営業外収益、費用
営業外収益については、受取配当金や受取賃貸料などにより1億27百万円となりました。
営業外費用については、貸倒引当金繰入額やシンジケートローン手数料などにより3億52百万円となりました。
f.経常利益
経常利益については、当連結会計年度において経常損失22億79百万円(前期は経常利益14億99百万円)となりました。
g.特別利益、損失
特別利益については、固定資産売却益の計上により1百万円となりました。
特別損失については、減損損失や固定資産除却損の計上により1億52百万円となりました。
h.税金費用
法人税、住民税及び事業税2億92百万円、繰延税金資産の取り崩しなどによる法人税等調整額19億96百万円の計上により、22億88百万円となりました。
i.親会社株主に帰属する当期純利益
上記aからhの要因により、当連結会計年度においては、47億19百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
③資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金需要について、運転資金、設備投資資金ともに、原則として自己資金で賄うことを基本としております。
運転資金需要の主なものは、原材料の仕入、研究開発費、納税による支払などであります。設備投資資金需要の主なものは、機械及び装置、新規金型の取得などであります。これらは、生産性の向上などを目的としており、今後も発生する可能性があります。
これらの資金管理については、販売計画、生産計画、設備投資計画をもとに資金需要に対応すべく資金計画を作成し、管理しております。
また、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行3行と総額10,000百万円の貸出コミットメント契約を締結しております。なお、当該契約に基づく当連結会計年度における借入実績はありません。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導による経済対策などを背景に雇用情勢・所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移しておりましたが、年度後半は新型コロナウイルス感染症の影響による国内経済の落ち込みが懸念される状況となりました。
パチンコホール様における2019年12月末時点での遊技機の設置台数は、パチンコ遊技機は2,557千台(対前年比3.0%減)、パチスロ遊技機は1,637千台(同1.6%減)、遊技機全体は4,195千台(同2.5%減)となりました。また、パチンコホール店舗数においても、9,639店舗(同4.2%減)となり、依然として減少傾向が続いております(警察庁調べ)。
パチンコホール業界におきましては、のめり込み防止や依存症対策の一環として過度の射幸性を抑えた遊技機の導入をはじめ、さまざまな施策を通じてファンの皆様がパチンコ・パチスロをより安心・安全に楽しめる環境づくりを推進しております。
また、遊技機業界におきましては、年度後半から新台市場は全面的に新規則機に移行しましたが、パチンコホール様における設置機種の稼働は依然として旧規則機が中心となり、新規則機市場の販売および稼働は総じて低調に推移したことなどから、遊技機市場全体の入替需要は伸び悩みました。
このような状況のもと当社グループは、規則改正を契機としたパチンンコホール様における設置機種構成の見直しを「変化の時はチャンス」ととらえ、ヒットタイトルや新ジャンルの創出に努めるとともに、セカンドブランドを活用した販売戦略を展開いたしました。
そして、自らが環境の変化に順応する『変わる挑戦』を掲げ、ファンの皆様のニーズを的確にとらえ、幅広いファンの皆様から支持される、時代の変化に対応した魅力あふれる遊技機を創造することに全社をあげて取り組んでまいりました。
遊技機事業につきましては、パチンコ遊技機にて下半期に投入した機種が苦戦を強いられたことに加え、今期に発売を予定していたタイトルにおいて型式試験の適合取得に時間を要したため、来期以降の発売となったことなどにより、販売台数は低調に推移いたしました。
デジタルコンテンツ事業につきましては、来期にリリースを予定している第4弾スマートフォン向けゲームアプリの開発を鋭意推進いたしました。
また、今後の経営成績の動向を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、当連結会計年度末において繰延税金資産を19億96百万円取り崩し、法人税等調整額に計上いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高251億72百万円(対前期比10.0%減)、営業損失20億54百万円(前期は営業利益13億37百万円)、経常損失22億79百万円(前期は経常利益14億99百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失47億19百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益7億96百万円)となりました。
製品別の状況は次のとおりであります。
(パチンコ遊技機)
上半期は、新規タイトルとして「P緋弾のアリアⅢ 設定付」(2019年4月発売)、「Pリング バースデイ 呪いの始まり 設定付」(2019年7月発売)を市場投入したほか、前連結会計年度に発売したシリーズ機種などを追加販売いたしました。
また、下半期は新規タイトルとして、「P貞子vs伽椰子 頂上決戦」(2019年11月発売)、「P地獄少女四」(2020年1月発売)を市場投入したほか、その他のシリーズ機種などを継続販売いたしました。
以上の結果、販売台数は50千台(対前期比25.9%減)、売上高は195億68百万円(同16.3%減)となりました。
(パチスロ遊技機)
上半期は「S呪怨 再誕 AT」(2019年9月発売)、また、下半期は「S喰霊-零- 運命乱 ~うんめいのみだれ~」(2019年11月発売)、「Sリング 恐襲ノ連鎖」(2019年12月発売)、「S地獄少女 あとはあなたが決めることよ」(2020年2月発売)を市場投入し、販売台数は13千台(対前期比7.5%増)、売上高は56億3百万円(同23.6%増)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は305億82百万円となり、前連結会計年度末に比べ38億91百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が9億89百万円、原材料及び貯蔵品が8億26百万円、未収還付法人税等が8億17百万円減少したことによるものであります。固定資産は160億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億8百万円減少いたしました。これは主に、繰延税金資産が20億46百万円、投資有価証券が2億98百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は466億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ68億99百万円減少いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は48億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億49百万円減少いたしました。これは主に、未払金が2億55百万円増加したことに対し、買掛金が11億2百万円、賞与引当金が1億51百万円減少したことによるものであります。固定負債は18億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ73百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は66億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億76百万円減少いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は400億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ57億23百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失47億19百万円および剰余金の配当11億19百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は85.7%となりました。
③キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、208億21百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は18億54百万円なりました。
これは主に、減価償却費23億29百万円、たな卸資産の減少額8億28百万円、法人税等の還付額8億2百万円などが増加の要因であり、税金等調整前当期純損失24億30百万円、仕入債務の減少額9億58百万円などが減少の要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は17億24百万円となりました。
これは主に、有価証券の償還による収入7億円などが増加の要因であり、有形固定資産の取得による支出22億3百万円などが減少の要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億19百万円となりました。
これは、配当金の支払によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、遊技機事業の単一セグメントにより構成されておりますが、当連結会計年度の製品別に生産実績を示すと、次のとおりであります。
| 製品別 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| パチンコ遊技機 | 18,754 | 83.4 |
| パチスロ遊技機 | 5,593 | 123.8 |
| 合計 | 24,348 | 90.2 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注状況
当社グループは、基本的に製品の受注動向を見ながら生産を行っておりますが、生産から納品までが非常に短期間であることなどから、初期受注分については、見込み生産を行っております。また、総受注に占める初期受注分の割合が大半であることから、受注状況の記載は営業実態を表さないため、記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループは、遊技機事業の単一セグメントにより構成されておりますが、当連結会計年度の製品別に販売実績を示すと、次のとおりであります。
| 製品別 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | |
| 金額(百万円) | 前期比(%) | |
| パチンコ遊技機 | 19,568 | 83.7 |
| パチスロ遊技機 | 5,603 | 123.6 |
| 合計 | 25,172 | 90.2 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性および金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、会計上の見積りおよび当該見積りに用いた勘定のうち、重要なものについて、当該見積りおよび仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響など、「第5 経理の状況」に記載しております。
②経営成績の分析
a.売上高
売上高については、前連結会計年度の279億71百万円から27億99百万円減少し、251億72百万円(対前期比10.0%減)となりました。
当連結会計年度の製品別売上高は、パチンコ遊技機において195億68百万円(同16.3%減)、パチスロ遊技機において56億3百万円(同23.6%増)であります。
なお、各製品別の販売台数は次のとおりであります。
(パチンコ遊技機)
《機種別販売台数》
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| CRリング 呪縛RUSH | 16千台 | Pリング バースデイ 呪いの始まり 設定付 | 17千台 | |
| CR緋弾のアリアAA | 13千台 | P緋弾のアリアⅢ 設定付 | 10千台 | |
| 他10機種 | 38千台 | 他2機種 | 15千台 | |
| その他 | 0千台 | その他 | 6千台 | |
| 計 | 67千台 | 計 | 50千台 |
パチンコ遊技機については、多様化するファンのニーズにマッチした「ヒト味違う」多種多様なジャンルの遊技機を新たに4機種を市場投入し、販売台数は50千台(対前期比25.9%減)となりました。
(パチスロ遊技機)
《機種別販売台数》
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |||
| パチスロ FAIRY TAIL | 7千台 | S喰霊-零- 運命乱 ~うんめいのみだれ~ | 4千台 | |
| パチスロ 美(チュ)ラメキ! | 4千台 | Sリング 恐襲ノ連鎖 | 3千台 | |
| パチスロ 貞子vs伽椰子 | 1千台 | S地獄少女 あとはあなたが決めることよ | 3千台 | |
| S呪怨 再誕 AT | 2千台 | |||
| 計 | 12千台 | 計 | 13千台 |
パチスロ遊技機については、新規タイトルとして4機種を市場投入し、販売台数は13千台(対前期比7.5%増)となりました。
b.売上原価
売上原価については、前連結会計年度の134億17百万円から14億42百万円減少し、119億74百万円(対前期比10.8%減)となりました。
また、売上原価率は、前連結会計年度の48.0%から0.4ポイント低下し、47.6%となりました。
これは、主として材料費率の低下などによるものであります。
c.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費については、前連結会計年度の132億15百万円から20億36百万円増加し、152億52百万円(対前期比15.4%増)となりました。
これは、主として研究開発費の増加21億26百万円(同32.4%増)などによるものであります。
また、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は、前連結会計年度の47.2%から13.4ポイント上昇し、60.6%となりました。
d.営業利益
営業利益については、売上高の減少などにより、当連結会計年度においては営業損失20億54百万円(前期は営業利益13億37百万円)となりました。
e.営業外収益、費用
営業外収益については、受取配当金や受取賃貸料などにより1億27百万円となりました。
営業外費用については、貸倒引当金繰入額やシンジケートローン手数料などにより3億52百万円となりました。
f.経常利益
経常利益については、当連結会計年度において経常損失22億79百万円(前期は経常利益14億99百万円)となりました。
g.特別利益、損失
特別利益については、固定資産売却益の計上により1百万円となりました。
特別損失については、減損損失や固定資産除却損の計上により1億52百万円となりました。
h.税金費用
法人税、住民税及び事業税2億92百万円、繰延税金資産の取り崩しなどによる法人税等調整額19億96百万円の計上により、22億88百万円となりました。
i.親会社株主に帰属する当期純利益
上記aからhの要因により、当連結会計年度においては、47億19百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
③資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの資金需要について、運転資金、設備投資資金ともに、原則として自己資金で賄うことを基本としております。
運転資金需要の主なものは、原材料の仕入、研究開発費、納税による支払などであります。設備投資資金需要の主なものは、機械及び装置、新規金型の取得などであります。これらは、生産性の向上などを目的としており、今後も発生する可能性があります。
これらの資金管理については、販売計画、生産計画、設備投資計画をもとに資金需要に対応すべく資金計画を作成し、管理しております。
また、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行3行と総額10,000百万円の貸出コミットメント契約を締結しております。なお、当該契約に基づく当連結会計年度における借入実績はありません。