有価証券報告書-第150期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/24 14:11
【資料】
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【項目】
120項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「最上質な商品・サービス・技術を、感謝の心を込めて提供し、“夢”と“感動”あふれる『クルマのある人生』を創ります。」を使命に掲げ、全天候型持続・成長可能企業になるために、主に「新車販売」「中古車販売」「アフターセールス」の3つのビジネスを通じてお客さまの豊かなカーライフをサポートし、お客さまとのゆるぎない信頼関係を永続的に築くことを目指しております。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、2021年3月期から2023年3月期までの3期間を対象とする新中期経営計画2022「Gear up for the Next」を策定し、最終年度である2023年度の目標として、以下の指標を掲げております。
新中期経営計画2022の経営指標は以下のとおりであります。
目標経営指標2023年度目標
(新中期経営計画2022最終年度)
総経費率85.4%
営業利益率2.6%
EBITDAマージン4.9%

(3)経営環境及び中長期的な経営戦略
当社グループは、新中期経営計画にて、将来の市場環境を見据え、「営業」「コスト」「事業」の面から以下の4点を基本方針として構造改革を実行し、経営基盤を強固にすることで更なる収益機会を追求してまいります。
①新車営業の進化と店舗業務の見直し
従来の当社グループの強みである訪問型営業に加え、新車・サービス・スタッフ一体となって店舗全体で組織的にお客さまを迎える意識の徹底と店舗でのオペレーションを構築し、来店型事業の推進を図ってまいります。
また、デジタルマーケティング強化をはじめとした、CRM活用により多様化するお客さまのニーズを的確に応え、競争が激化する自動車販売市場におけるヤナセグループとしての優位性を一層高めてまいります。
②成長の柱としての中古車事業の強化
新車拠点と一体となって運営するメルセデス・ベンツ認定中古車を販売するCC(サーティファイドカーセンター)に加え、ヤナセグループ独自の中古車事業であるBS(ブランドスクエア)の商品ポートフォリオを拡大し、お客さまにとってより魅力のある中古車展示場を提供することで、小売事業強化を目指すとともに、オークション事業や、中古車専門業店との協業等により、卸売の出口を多様化することで、ヤナセの中古車領域の潜在力を極大化し、新たな成長の柱とするよう努めてまいります。
③経営インフラの見直しと最適化
将来の市場を見据えた拠点網の設計と展開、不採算・低効率拠点の経営改善を行います。また、老朽化・複雑化した当社の独自ITシステムの見直しやメーカーシステムの最適活用、メリハリの利いた人事・報酬制度の検討・導入等、ハード面/ソフト面の両輪から経営インフラを最適化し、限られた人的資源を最大限に有効活用することで全領域での業務効率の向上を図り、併せてコスト構造を見直し低重心経営を徹底してまいります。
④人的資源の強化
EV化の加速、オンラインセールスの展開、運転支援装置の普及等、当社グループを取り巻く業界構造の変化をビジネスチャンスとして捉え、収益機会を模索するとともに、多様なモビリティサービスによる"所有"に限らない"利用"手段の提供、新たなビジネスモデルの構築に向け取り組んでまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上課題
今後のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の進展に伴い、消費活動の正常化や生産の回復が見込まれる環境下、輸出や設備投資の押し上げが景気を下支えしていくことが期待されますが、資源価格の上昇や円安進行による輸入コストの増加が企業収益や家計を圧迫し、感染再拡大による経済活動の抑制懸念が払拭されない中にあって消費意欲の持ち直しも大きく望めず、景気の先行きは決して楽観視できない状況となっております。
このような状況下、当社グループといたしましては、新車販売事業においては、引き続き半導体不足等に伴う入荷遅延が相当程度発生し、販売活動に支障を来たすと予測されるものの、主力のメルセデス・ベンツ車においては本年度に投入された新型Cクラスの新車効果が持続することが期待されるため、お客さまへのご提案活動を着実に実行し成約に結び付け、売上拡大に尽力してまいります。また、公式ホームページの更なる機能拡充を図るとともに、当社取扱い車種のオーナーのみアクセスできる専用WEBサイトを新たに開設し、当社が厳選したプレミアムコンテンツや商品をご提供することにより、お客さまとの関係性強化、他社との差別化に鋭意努めてまいります。
中古車販売事業においては、定休日における商品問い合わせに速やかに対応できる体制を構築して販売機会の損失防止を図るほか、公式WEBサイトにAI(人工知能)を実装したチャット機能を設定し、お客さま一人ひとりのニーズに合致するアドバイスの自動提供をはじめ購買行動を総合的にサポートする仕組みを導入するなど、新たな施策を積極的に講じて新規・代替需要の創出を目指してまいります。そして、「メルセデス・ベンツサーティファイドカーセンター」については、引き続き、新車・中古車・アフターセールスの三位一体によるお客さま対応により販売台数の増販に努め、中古車販売事業の更なる収益拡大を図ってまいります。
アフターセールス事業においては、全営業拠点における作業工程の可視化・共有化の体制整備が完了したため、今後は同体制の定着化を確実に推し進めるとともに、計画的な来店誘導活動や車検・定期点検の完全予約の強化に努めて、より高効率な工場運営を目指してまいります。板金塗装部門においては、メーカー認定工場資格の取得拡大のほか、社外ネットワーク工場を中古車販売事業のサービス網として活用する取り組みを開始し、部品外販部門においては、お客さま対応の教育訓練の強化や故障診断機器等の販売促進とフォロー活動を積極的に展開して、一般整備事業者からの受注増大に邁進してまいります。

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