有価証券報告書-第99期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/30 14:35
【資料】
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【項目】
132項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、それぞれの事業の投資計画に照らして、必要な資金(銀行借入)を調達しております。一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用しております。デリバティブ取引はリスクを回避するために利用しており、投機目的のためのデリバティブ取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。有価証券及び投資有価証券は、主に取引先企業との業務又は資本提携等に関連する株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。また、取引先企業等に対し長期貸付を行っております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、ほとんど1年以内の支払期日であります。借入金及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、リース債務の償還日は決算日後、最長で5年後であります。このうち一部は、変動金利であるため金利の変動リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、信用管理規程に従い、営業債権及び長期貸付金について、財務部が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社においても、当社の信用管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
当期の連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクにさらされる金融資産の貸借対照表価額により表わされています。
② 市場リスクの管理
有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
外貨預金については、財務部が経営幹部会の承認を得て行っており、実績は取締役会に報告しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき財務部が常時資金繰り計画を作成・更新し、流動性リスクを管理しております。連結子会社においても同様の管理を行っております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の通りであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください。)。
前連結会計年度(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) (単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
時価差額
(1) 現金及び預金46,46046,460
(2) 受取手形及び売掛金82,95982,959
(3) 有価証券及び投資有価証券
その他有価証券5,4865,486
資産計134,907134,907
(1) 支払手形及び買掛金59,23759,237
(2) 短期借入金3,5813,581
(3) 長期借入金9,7609,81352
負債計72,57972,63352

当連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) (単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額
時価差額
(1) 現金及び預金54,04254,042
(2) 受取手形及び売掛金72,43372,433
(3) 有価証券及び投資有価証券
その他有価証券5,3965,396
資産計131,872131,872
(1) 支払手形及び買掛金49,31849,318
(2) 短期借入金2,9882,988
(3) 長期借入金8,8608,983122
負債計61,16761,290122

(注) 1 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、並びに(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 有価証券及び投資有価証券
これらの時価については、その他有価証券のうち株式は取引所の価格によるものと持分法を適用した場合の持分によっております。
負 債
(1) 支払手形及び買掛金、並びに(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3) 長期借入金
これらの時価については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
(注) 2 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額 (単位:百万円)
区分2015年3月31日2016年3月31日
非上場株式1,5591,668

これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
(注) 3 長期貸付金の連結貸借対照表計上額 (単位:百万円)
区分2015年3月31日2016年3月31日
長期貸付金111132

長期貸付金については重要性が乏しいため時価評価の記載を省略しております。
(注) 4 金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) (単位:百万円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金46,460
受取手形及び売掛金82,959
合計129,420

当連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) (単位:百万円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金54,042
受取手形及び売掛金72,433
合計126,476

(注) 5 長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
連結附属明細表「借入金等明細表」を参照してください。