四半期報告書-第114期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 9:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、米国の政治動向や北朝鮮情勢への警戒感など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループは、平成29年6月にRIZAPグループ株式会社の子会社となり、平成29年7月には洋装事業において百貨店取引を中心とした婦人服卸の馬里邑事業部を新設しました。既存事業では厳しい環境が続いておりますが、平成28年8月に事業譲受したイエリデザイン事業部や馬里邑事業部が寄与したことにより、売上高は58億78百万円(前年同四半期比5.5%増)、営業利益は90百万円(前年同四半期比1.0%減)、経常利益は89百万円(前年同四半期比23.7%減)、株式会社西田武生デザイン事務所の株式を売却したことによる関係会社売却益や投資有価証券売却益、事業所の統合及びシステムの統合に係る構造改革費用を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は66百万円(前年同四半期比30.7%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
和装事業は、専門店取引は堅調に推移しましたが、百貨店取引は店舗閉鎖の影響や市況の悪化により低調に推移、和装小物の量販店取引も大手取引先の不振により売上高は減少しました。第2四半期までの大幅な営業赤字を改善すべく構造改革に取り組み、第3四半期会計期間では営業利益は改善し、営業黒字となりました。この結果、売上高14億69百万円(前年同四半期比12.0%減)、営業利益は9百万円(前年同四半期比64.0%減)となりました。
寝装事業は、ギフト販売は順調に推移しましたが、量販店・専門店取引は大手取引先の不振により売上高は減少しました。この結果、売上高4億38百万円(前年同四半期比8.0%減)、営業利益は19百万円(前年同四半期比21.5%減)となりました。
洋装事業は、平成29年7月に新設した馬里邑事業部が寄与し売上高、営業利益ともに大幅に伸びました。百貨店取引・専門店取引は堅調に推移、量販店取引はベビー子供服の大手得意先が好調に推移し売上高は増加しました。
また、不採算部門の閉鎖、粗利率の改善、販管費の削減により営業利益は大幅に改善しました。この結果、売上高24億3百万円(前年同四半期比29.4%増)、営業利益は99百万円(前年同四半期比301.6%増)となりました。
意匠撚糸事業は、既存の国内事業と中国事業は売上高が減少しましたが、横ニット企画卸事業は堅調に推移いたしました。原料の高騰により原価率が上昇し営業利益は減少となりました。この結果、売上高15億67百万円(前年同四半期比0.3%増)、営業利益は1億21百万円(前年同四半期比5.2%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。