四半期報告書-第113期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

【提出】
2016/08/10 15:09
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国経済の景気減速懸念や英国のEU離脱問題などの影響により急速に円高が進行したことで、企業業績や景況感が後退するなど、先行きについては不透明な状況にあります。また、雇用情勢に改善がみられ賃金がやや上昇するも、個人消費は依然として低迷が続いております。
このような事業環境のもと、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高17億33百万円(前年同四半期比8.3%増)、営業利益は29百万円(前年同四半期は営業損失58百万円)、経常利益は25百万円(前年同四半期は経常損失60百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失64百万円)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
和装事業は、平成27年8月に事業譲受した株式会社吉利が当第1四半期に売上・営業利益ともに貢献し大幅に伸長しました。また、既存事業も販売費を抑制したことで営業利益は改善いたしました。この結果、売上高5億82百万円(前年同四半期比79.6%増)、営業利益は26百万円(前年同四半期は営業損失16百万円)となりました。
寝装事業は、量販店・専門店取引の売上は落ち込みましたが、粗利率と販売費の見直しにより営業利益は改善いたしました。この結果、売上高1億45百万円(前年同四半期比3.1%減)、営業利益は5百万円(前年同四半期比158.0%増)となりました。
洋装事業は、専門店取引は堅調に推移しましたが、不採算事業の見直しを行った百貨店向け高級婦人服と熊本震災の影響を受けた量販店取引のホームファッション及びベビー子供服が落ち込み売上高は減少いたしました。営業利益は粗利率と販売費の見直しにより改善いたしました。この結果、売上高6億13百万円(前年同四半期比10.7%減)、営業利益は10百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。
意匠撚糸事業は、中国市場への販売は順調に推移しましたが、国内大手アパレル向けの販売が落ち込み減収減益となりました。この結果、売上高3億91百万円(前年同四半期比10.6%減)、営業利益は15百万円(前年同四半期比24.1%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。