訂正有価証券報告書-第55期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/10/13 13:13
【資料】
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【項目】
147項目

研究開発活動

当社グループは、エレクトロニクス総合商社として顧客のニーズにきめ細かく対応するため、技術統括部を核として、技術サポートから設計開発・製造まで幅広く対応すると共に、映像・通信機器・アミューズメント機器とそれに関わるソフトウェア・電源機器や各種センサーなどの研究開発を行っております。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は476百万円であります。
(電子部品事業)
電子機器に使用されるセンサー、通信モジュール、小型無線モジュール開発を中心に通信インフラから玩具に至るまで、各分野における要素技術開発や各種センサー技術を利用した製品の開発およびアミューズメント市場向け次世代フラッシュメモリー製品の開発などに取り組んでおります。
(情報機器事業)
特記事項はありません。
(ソフトウェア事業)
アニメーションのCG作成やゲームのCG映像など、従来の映像作成に関する研究開発の継続に加え、画像AIを利用した機器ソフトウェアや自己診断ソフトウェアなど最新のニーズに応える技術基盤づくりにリソース投入をしております。
(その他事業)
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(以下JAISTと略す)との共同研究において、つくばMIMSのグラフェン電極を使用した次世代コンデンサにおける高電圧を保持する電解液の研究を続けており、エネルギー密度を高めたキャパシタを実現させることを目標としています。
杉の間伐材を原料とした天然樹脂、改質リグニンについては社内開発として食品トレーを構成するポリスチロール材との混合実験を続けています。更には改質リグニンの社会実装を目指し、国からの補助を受けていくための団体として、社団法人・改質リグニン普及産業会が設立され、当社も理事として参画しております。