有価証券報告書-第113期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針、経営戦略等
当社グループは、1894年の創業以来、その120年を越える歴史の中で、「堅実なモノづくりの精神」と「常に時代の変化をとらえチャレンジする進取の精神」を両輪として発展を続けてきました。その時々の時代の流れやその都度の環境の変化を見極め、事業をその変化に機敏に対応させてきた結果、現在に至る当社の事業は多彩なフィールドに広がっています。創業以来の繊維事業はもちろん、現在世界五大陸へ販売を広げる医療用医薬品、そして資源や発展途上国のインフラにかかわる海外事業への投資はグローバルな展開を見せております。
各事業分野では、ライフスタイルの変化をとらえ、人々が健康を楽しんで暮らしていくことをテーマにした商品開発や、省エネ技術の追求、そしてまた地球環境にやさしい製品作りを力強く推進しているところです。こうした商品の企画から製造、販売までの流れを垂直統合し、ビジネス世界に向かって水平展開していく中で人々の幸福を追求し、快適で豊かな暮らしを実現していくことを当社の社会的使命ととらえています。
医薬事業においては、2型糖尿病・高脂血症をはじめとする生活習慣病領域、緑内障・高眼圧症などの感覚器領域を中心とした医療用新薬、白内障治療に用いられる眼内レンズ(IOL)などの医療機器、より身近なくすりの提供を実現しているOTC医薬品、日本からグローバルな展開を推進するこれらの分野が相乗効果を生み、「ハイブリッド型」の事業活動を可能にしています。さらに、医療用検査・診断機器からマスクやサポーターなどの衛生雑貨品まで、健康・医療に関わるさまざまな事業に幅広く取り組んでいます。当社の医薬事業の特徴は、研究・開発から製造・販売までの垂直統合が確立されていることです。これにより、「より安全で安心な製品」をお届けすることが可能となっています。
産業関連事業は、マーケットの開拓と事業参画を特徴とした「総合商社」としての一面を持っています。世界中に広がるネットワークを生かし、国際情勢や時代の流れを肌で感じながら、新たな製品・サービス市場を切り開いています。この分野での中心業務は、製薬業界向け包装機械の取り扱い、船舶ビジネス、レアメタルであるリチウムを含めた化学品の輸出入、産業資材の取り扱いなどで、これら事業の拡大に取り組んでいます。
生活関連事業においては、メンズ・レディスファッションをはじめとして、機能性衣料から海外ブランドを含めたブランド展開まで、その活動領域は大きく広がっています。さらに、ホームウェア、インテリア商品、アウトドア商品、ファッション雑貨などを合わせ、総合生活関連商品の拡充を推進しています。この分野では、各種釣具商材の展開の強化や、ファッションに対しては消費者目線の商材開発や早期のトレンド把握によるクイックレスポンス対応、小売部門ではWEB販売の強化を図ることなどを各分野における課題とし、対策に取り組んでまいります。
環境・省エネ事業においては、引き続き設備用LED照明の拡販を図ると同時に、監視カメラとAIとを融合させたサービスの開発、販売に努めます。また、自動化・省力化の流れがますます強くなる中、マシンビジョンにおける情報を取り込む「目」の役割を果たすべく、レンズ・カメラ製品のさらなる品質向上に取り組んでまいります。
不動産事業においては、土地・建物の有効活用とマンション・戸建の拡販を図ってまいります。
ホテル事業においては、2020年の東京オリンピック開催を追い風に名古屋市内での宿泊施設の開業ラッシュが続いています。より一層ホスピタリティの高いサービスの提供で差別化を図り、固定客の維持と新規顧客の取り込みを目指すとともに、新たにハワイ及び国内リゾートにおけるスモールラグジュアリー分野のホテル開業を予定しています。
食品事業は、2018年10月より当社産業関連、環境・省エネの両事業部における食品関連ビジネスを統合し、食品事業部を新設しました。輸入を中心とした食品原料、油脂関連商品等の取引は比較的堅調に推移しており、ハワイにおけるアワビ養殖・販売事業の開始など事業投資にも積極的に取り組んでいます。自社のLED照明を活用しスタートした植物工場野菜の生産・販売については、自社ブランドの構築を主眼に製品開発から流通までの一貫した取り組みで、拡販に努めています。
以上のように、興和グループは、世界の人々の幸福を追求し、健康で豊かな暮らしを実現するため、世界的なネットワークを通じて製品・サービスを提供し続けており、また、今後も100年後、200年後を見据え、時代の変化に合わせフレキシブルに事業を変革させながら、次代に継承していきます。
(2)対処すべき課題
今後の経済見通しは、堅調な雇用環境により個人消費は底堅い推移が見込まれますが、米中貿易摩擦に伴う世界景気の減速が懸念される中、製造業中心に調整圧力が徐々に高まると予想され、日本経済もその影響は避けられないものと思われます。
このような中、当社グループといたしましては、卸売事業におきましては生産体制の強化と効率化、新規カテゴリーの商品開発、サプライチェーンの構築に努め、収益拡大を図ってまいります。医薬事業では、医療用医薬品部門で高脂血症治療剤「パルモディア錠」をグローバル戦略品と位置づけ、心血管疾患発症・再発予防を目的とした世界規模での治験の実施や、米国において重症高TG血症患者を対象とした臨床試験を実施しております。OTC医薬品・ヘルスケア部門は、国内では、「キューピーコーワαドリンク」に続き、目の疲れにフォーカスしたドリンク剤「キューピーコーワiドリンク」や、飲む人の健康ドリンク「カンゾコーワ」を新発売するなど、更なる製品展開を実施しております。また、グローバル展開も強化しており、引き続き「より安全で安心な製品」を提供してまいります。
(1)経営方針、経営戦略等
当社グループは、1894年の創業以来、その120年を越える歴史の中で、「堅実なモノづくりの精神」と「常に時代の変化をとらえチャレンジする進取の精神」を両輪として発展を続けてきました。その時々の時代の流れやその都度の環境の変化を見極め、事業をその変化に機敏に対応させてきた結果、現在に至る当社の事業は多彩なフィールドに広がっています。創業以来の繊維事業はもちろん、現在世界五大陸へ販売を広げる医療用医薬品、そして資源や発展途上国のインフラにかかわる海外事業への投資はグローバルな展開を見せております。
各事業分野では、ライフスタイルの変化をとらえ、人々が健康を楽しんで暮らしていくことをテーマにした商品開発や、省エネ技術の追求、そしてまた地球環境にやさしい製品作りを力強く推進しているところです。こうした商品の企画から製造、販売までの流れを垂直統合し、ビジネス世界に向かって水平展開していく中で人々の幸福を追求し、快適で豊かな暮らしを実現していくことを当社の社会的使命ととらえています。
医薬事業においては、2型糖尿病・高脂血症をはじめとする生活習慣病領域、緑内障・高眼圧症などの感覚器領域を中心とした医療用新薬、白内障治療に用いられる眼内レンズ(IOL)などの医療機器、より身近なくすりの提供を実現しているOTC医薬品、日本からグローバルな展開を推進するこれらの分野が相乗効果を生み、「ハイブリッド型」の事業活動を可能にしています。さらに、医療用検査・診断機器からマスクやサポーターなどの衛生雑貨品まで、健康・医療に関わるさまざまな事業に幅広く取り組んでいます。当社の医薬事業の特徴は、研究・開発から製造・販売までの垂直統合が確立されていることです。これにより、「より安全で安心な製品」をお届けすることが可能となっています。
産業関連事業は、マーケットの開拓と事業参画を特徴とした「総合商社」としての一面を持っています。世界中に広がるネットワークを生かし、国際情勢や時代の流れを肌で感じながら、新たな製品・サービス市場を切り開いています。この分野での中心業務は、製薬業界向け包装機械の取り扱い、船舶ビジネス、レアメタルであるリチウムを含めた化学品の輸出入、産業資材の取り扱いなどで、これら事業の拡大に取り組んでいます。
生活関連事業においては、メンズ・レディスファッションをはじめとして、機能性衣料から海外ブランドを含めたブランド展開まで、その活動領域は大きく広がっています。さらに、ホームウェア、インテリア商品、アウトドア商品、ファッション雑貨などを合わせ、総合生活関連商品の拡充を推進しています。この分野では、各種釣具商材の展開の強化や、ファッションに対しては消費者目線の商材開発や早期のトレンド把握によるクイックレスポンス対応、小売部門ではWEB販売の強化を図ることなどを各分野における課題とし、対策に取り組んでまいります。
環境・省エネ事業においては、引き続き設備用LED照明の拡販を図ると同時に、監視カメラとAIとを融合させたサービスの開発、販売に努めます。また、自動化・省力化の流れがますます強くなる中、マシンビジョンにおける情報を取り込む「目」の役割を果たすべく、レンズ・カメラ製品のさらなる品質向上に取り組んでまいります。
不動産事業においては、土地・建物の有効活用とマンション・戸建の拡販を図ってまいります。
ホテル事業においては、2020年の東京オリンピック開催を追い風に名古屋市内での宿泊施設の開業ラッシュが続いています。より一層ホスピタリティの高いサービスの提供で差別化を図り、固定客の維持と新規顧客の取り込みを目指すとともに、新たにハワイ及び国内リゾートにおけるスモールラグジュアリー分野のホテル開業を予定しています。
食品事業は、2018年10月より当社産業関連、環境・省エネの両事業部における食品関連ビジネスを統合し、食品事業部を新設しました。輸入を中心とした食品原料、油脂関連商品等の取引は比較的堅調に推移しており、ハワイにおけるアワビ養殖・販売事業の開始など事業投資にも積極的に取り組んでいます。自社のLED照明を活用しスタートした植物工場野菜の生産・販売については、自社ブランドの構築を主眼に製品開発から流通までの一貫した取り組みで、拡販に努めています。
以上のように、興和グループは、世界の人々の幸福を追求し、健康で豊かな暮らしを実現するため、世界的なネットワークを通じて製品・サービスを提供し続けており、また、今後も100年後、200年後を見据え、時代の変化に合わせフレキシブルに事業を変革させながら、次代に継承していきます。
(2)対処すべき課題
今後の経済見通しは、堅調な雇用環境により個人消費は底堅い推移が見込まれますが、米中貿易摩擦に伴う世界景気の減速が懸念される中、製造業中心に調整圧力が徐々に高まると予想され、日本経済もその影響は避けられないものと思われます。
このような中、当社グループといたしましては、卸売事業におきましては生産体制の強化と効率化、新規カテゴリーの商品開発、サプライチェーンの構築に努め、収益拡大を図ってまいります。医薬事業では、医療用医薬品部門で高脂血症治療剤「パルモディア錠」をグローバル戦略品と位置づけ、心血管疾患発症・再発予防を目的とした世界規模での治験の実施や、米国において重症高TG血症患者を対象とした臨床試験を実施しております。OTC医薬品・ヘルスケア部門は、国内では、「キューピーコーワαドリンク」に続き、目の疲れにフォーカスしたドリンク剤「キューピーコーワiドリンク」や、飲む人の健康ドリンク「カンゾコーワ」を新発売するなど、更なる製品展開を実施しております。また、グローバル展開も強化しており、引き続き「より安全で安心な製品」を提供してまいります。