有価証券報告書-第71期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響を受け、経済活動の停滞や個人消費の低迷が続くなど厳しい状況となりました。日本のワクチン接種は諸外国に比べて遅れていることから感染症収束の見通しが立っておらず、依然先行き不透明な状況が続いております。
卸売事業に影響を与える住宅業界におきましては、コロナ禍の影響による投資マインドの低下や雇用環境の悪化と所得の伸び悩みから、新設住宅着工戸数は減少し、リフォーム工事の需要も低迷しております。金融機関によるアパート建築への融資姿勢の慎重化などを背景に住宅投資は総じて弱い動きが続くと思われます。
小売事業に影響を与える個人消費は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、宿泊・飲食サービスなどの業種で厳しい状況が続いております。引き続き感染者数を抑制するための様々な活動制約が残るほか、失業率の上昇など雇用環境の悪化もあり、当面はコロナ流行前を下回る水準が続く見通しであります。
このような状況のもと、当社グループでは、卸売事業における新商品開発と販売強化、小売事業における各種サービスの拡充によるお客様満足度の向上に努めてまいりました。これらの結果、売上高340億52百万円(前連結会計年度比4.1%増)、営業利益21億23百万円(同33.5%増)、経常利益21億82百万円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億50百万円(同32.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
卸売事業
2021年3月累計の全国における新設住宅着工戸数は812,164戸(前年同期比8.1%減)、当社の主力市場である北海道で31,772戸(同2.2%減)と前年を下回りました。その中で当社の業績に大きく影響を及ぼす持家は、全国で263,097戸(前年同期比7.1%減)、北海道で11,068戸(同6.4%減)と全国、北海道ともに前年を下回りました。
このような状況のもと、提案型モデル住宅「Skogのいえ」の全国展開とその商品群のブランド化を進め、自然素材の輸入関連商品、ダクトレス全熱交換換気システム「Air save」などの新商品開発と販売強化に努めてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響から住宅市場を取り巻く環境は厳しさが続いており、売上高104億89百万円(前連結会計年度比8.6%減)、営業利益7億28百万円(同13.1%減)となりました。
(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。
小売事業
ホームセンター業界においては、個人の節約志向は根強く、同業他社、他業種との競争の激化が続いております。このような状況のもと、お客様満足度の向上、接客力の強化による他店との差別化に努めてまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響による巣籠もり需要の高まり、ペット専門店の新規開店も業績に寄与し、これらの結果、売上高212億33百万円(前連結会計年度比14.9%増)、営業利益14億30百万円(同69.3%増)となりました。
(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。
不動産事業
賃貸資産の適切な管理と効率的な運用を心掛けており、売上高3億50百万円(前連結会計年度比3.2%増)、営業利益2億65百万円(同12.6%増)となりました。
足場レンタル事業
業務の効率化による生産性の向上と経費削減に努めておりますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響からリフォーム工事が減少していることに加え、函館営業所開設による経費が先行したこともあり、売上高7億5百万円(前連結会計年度比23.1%減)営業損失33百万円(前連結会計年度は営業損失6百万円)となりました。
サッシ・ガラス施工事業
工事現場での設計、監理、施工の基本を徹底することで業務の効率化に努めておりますが、前年度受注した大型工事の代替受注が今年度はなく、売上高12億73百万円(前連結会計年度比14.7%減)、営業利益42百万円(同46.5%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当連結会計年度末には31億23百万円となり、前連結会計年度末より2億87百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果による資金の増加は25億38百万円(前連結会計年度は19億60百万円の獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益が21億30百万円、減価償却費が7億17百万円及び、法人税等の支払額7億6百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果による資金の減少は4億53百万円(前連結会計年度は5億99百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出4億23百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果による資金の減少は17億97百万円(前連結会計年度は25億1百万円の使用)となりました。
これは主に、短期借入金及び長期借入金の返済による支出16億23百万円、配当金の支払額1億48百万円等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の商品仕入実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%以上に該当する販売先がないため省略しております。
2.上記の販売実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。
当連結会計年度は、新中期経営計画(2018~2020年度 3ヵ年計画)の最終年度としてグループ全体の成長戦略を推進してまいりました。
a.提案型モデル住宅の全国展開
卸売事業におきましては、各種広告媒体・雑誌等により「Skog」ブランドの認知度向上に努めております。モデル住宅建設の全国展開、ブランディング戦略の実施によりブランドイメージの浸透に取り組んでまいります。
b.お客様に愛される店舗づくり
小売事業におきましては、お客様満足度の向上を目指し接客力の強化に努めております。リアル店舗の強みを活かし、お客様に満足して頂ける店づくりを心がけ、利便性の向上を追求してまいります。
c.グループ戦略の強化
事業間シナジーの創出と最大化を目指し、引き続きグループ全体での成長戦略の確立に努めてまいります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ13億42百万円増加し、340億52百万円(前連結会計年度比4.1%増)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、卸売事業が30.8%、小売事業が62.4%、不動産事業が1.0%、足場レンタル事業が2.1%、サッシ・ガラス施工事業が3.7%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ7億89百万円増加し、96億27百万円(前連結会計年度比8.9%増)となりました。また、売上高総利益率は、前連結会計年度に比べ1.3ポイント増加し、28.3%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ5億33百万円増加し、21億23百万円(前連結会計年度比33.5%増)となりました。また、売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.3ポイント増加し、6.2%となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ10百万円減少し、1億57百万円(前連結会計年度比6.2%減)となりました。
営業外費用は、前連結会計年度に比べ12百万円減少し、98百万円(同11.2%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度に比べ5億35百万円増加し、21億82百万円(同32.5%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益はありませんでした(前連結会計年度は2億96百万円)。特別損失は、固定資産除売却損、投資有価証券評価損及び減損損失の計上がありましたが、前連結会計年度に比べ3億6百万円減少し、51百万円(前連結会計年度は3億58百万円)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、10億50百万円(同32.2%増)となりました。
財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、239億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ0百万円増加しました。これは主に現金及び預金が2億88百万円増加したことと、有形固定資産が2億29百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は、98億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億93百万円減少しました。これは主に短期借入金が9億28百万円、長期借入金が6億95百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、141億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億93百万円増加し、自己資本比率は、50.7%となりました。
経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、競合他社との競争激化等様々なリスク要因があると認識しております。
特に北海道地域への依存は連結売上高に占める割合が非常に高く、道内経済が停滞した場合、業績に与える影響は深刻になると懸念されます。
当社単独で道内外の売上比率の乖離を縮小する事を目標に、経営資源の分散に努めてまいります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。
売上高は計画比3億52百万円増(1.0%増)となりました。売上総利益は計画比23百万円減(0.2%減)となりました。経常利益は計画比22百万円増(1.0%増)となりました。売上高経常利益率は6.4%となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比20百万円増(1.9%増)となりました。ROEは親会社株主に帰属する当期純利益が計画に達したことにより、計画比1.0ポイント増の9.0%となりました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。現在のところ、緊急での資金調達が必要な状況には無く、自己資金と従来からの借入金によって企業活動は円滑に行われております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は46億29百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31億23百万円となっております。十分な流動資金を有しており、従来どおりの資金の配分を行っていく事を考えております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。また、現時点で新型コロナウイルス感染症の収束時期を2022年3月頃と想定しておりますが、当社グループの業績への影響は限定的であると仮定して当連結会計年度の会計上の見積りを行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響を受け、経済活動の停滞や個人消費の低迷が続くなど厳しい状況となりました。日本のワクチン接種は諸外国に比べて遅れていることから感染症収束の見通しが立っておらず、依然先行き不透明な状況が続いております。
卸売事業に影響を与える住宅業界におきましては、コロナ禍の影響による投資マインドの低下や雇用環境の悪化と所得の伸び悩みから、新設住宅着工戸数は減少し、リフォーム工事の需要も低迷しております。金融機関によるアパート建築への融資姿勢の慎重化などを背景に住宅投資は総じて弱い動きが続くと思われます。
小売事業に影響を与える個人消費は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、宿泊・飲食サービスなどの業種で厳しい状況が続いております。引き続き感染者数を抑制するための様々な活動制約が残るほか、失業率の上昇など雇用環境の悪化もあり、当面はコロナ流行前を下回る水準が続く見通しであります。
このような状況のもと、当社グループでは、卸売事業における新商品開発と販売強化、小売事業における各種サービスの拡充によるお客様満足度の向上に努めてまいりました。これらの結果、売上高340億52百万円(前連結会計年度比4.1%増)、営業利益21億23百万円(同33.5%増)、経常利益21億82百万円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億50百万円(同32.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
卸売事業
2021年3月累計の全国における新設住宅着工戸数は812,164戸(前年同期比8.1%減)、当社の主力市場である北海道で31,772戸(同2.2%減)と前年を下回りました。その中で当社の業績に大きく影響を及ぼす持家は、全国で263,097戸(前年同期比7.1%減)、北海道で11,068戸(同6.4%減)と全国、北海道ともに前年を下回りました。
このような状況のもと、提案型モデル住宅「Skogのいえ」の全国展開とその商品群のブランド化を進め、自然素材の輸入関連商品、ダクトレス全熱交換換気システム「Air save」などの新商品開発と販売強化に努めてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響から住宅市場を取り巻く環境は厳しさが続いており、売上高104億89百万円(前連結会計年度比8.6%減)、営業利益7億28百万円(同13.1%減)となりました。
| 商品分類別売上実績 | (単位:百万円) |
| 住宅金物 | 住宅資材 | 住器・EX | 輸入商材 | 機械工具 | ビル用資材 | 住宅その他 | 合計 | |
| 2020年3月期 | 1,709 | 4,376 | 3,005 | 875 | 751 | 450 | 774 | 11,940 |
| 2021年3月期 | 1,592 | 3,983 | 2,844 | 754 | 714 | 418 | 690 | 10,995 |
| 前年同期比(%) | 93.2% | 91.0% | 94.6% | 86.2% | 95.0% | 92.8% | 89.1% | 92.1% |
(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。
小売事業
ホームセンター業界においては、個人の節約志向は根強く、同業他社、他業種との競争の激化が続いております。このような状況のもと、お客様満足度の向上、接客力の強化による他店との差別化に努めてまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響による巣籠もり需要の高まり、ペット専門店の新規開店も業績に寄与し、これらの結果、売上高212億33百万円(前連結会計年度比14.9%増)、営業利益14億30百万円(同69.3%増)となりました。
| 部門別売上実績 | (単位:百万円) |
| 日用品 | レジャー | 資材 | ガーデン | インテリア | その他 | RE事業 | 合計 | |
| 2020年3月期 | 4,550 | 4,542 | 5,482 | 1,009 | 1,557 | 133 | 1,209 | 18,482 |
| 2021年3月期 | 5,508 | 5,464 | 6,133 | 1,294 | 1,609 | 136 | 1,092 | 21,236 |
| 前年同期比(%) | 121.0% | 120.3% | 111.9% | 128.3% | 103.4% | 102.3% | 90.3% | 114.9% |
(注)上記の売上実績には、セグメント間の内部売上を含んでおります。
不動産事業
賃貸資産の適切な管理と効率的な運用を心掛けており、売上高3億50百万円(前連結会計年度比3.2%増)、営業利益2億65百万円(同12.6%増)となりました。
足場レンタル事業
業務の効率化による生産性の向上と経費削減に努めておりますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響からリフォーム工事が減少していることに加え、函館営業所開設による経費が先行したこともあり、売上高7億5百万円(前連結会計年度比23.1%減)営業損失33百万円(前連結会計年度は営業損失6百万円)となりました。
サッシ・ガラス施工事業
工事現場での設計、監理、施工の基本を徹底することで業務の効率化に努めておりますが、前年度受注した大型工事の代替受注が今年度はなく、売上高12億73百万円(前連結会計年度比14.7%減)、営業利益42百万円(同46.5%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当連結会計年度末には31億23百万円となり、前連結会計年度末より2億87百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果による資金の増加は25億38百万円(前連結会計年度は19億60百万円の獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益が21億30百万円、減価償却費が7億17百万円及び、法人税等の支払額7億6百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果による資金の減少は4億53百万円(前連結会計年度は5億99百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出4億23百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果による資金の減少は17億97百万円(前連結会計年度は25億1百万円の使用)となりました。
これは主に、短期借入金及び長期借入金の返済による支出16億23百万円、配当金の支払額1億48百万円等によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 卸売事業(千円) | 8,947,364 | 91.4 |
| 小売事業(千円) | 14,129,968 | 113.1 |
| 不動産事業(千円) | 113,848 | 97.8 |
| 足場レンタル事業(千円) | 309,699 | 71.5 |
| サッシ・ガラス施工事業(千円) | 921,973 | 82.6 |
| 合計(千円) | 24,422,854 | 102.0 |
(注)1.上記の商品仕入実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 卸売事業(千円) | 10,489,429 | 91.4 |
| 小売事業(千円) | 21,233,431 | 114.9 |
| 不動産事業(千円) | 350,182 | 103.2 |
| 足場レンタル事業(千円) | 705,672 | 76.9 |
| サッシ・ガラス施工事業(千円) | 1,273,985 | 85.3 |
| 合計(千円) | 34,052,702 | 104.1 |
(注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%以上に該当する販売先がないため省略しております。
2.上記の販売実績は、セグメント間の取引高を消去した金額となっております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。
当連結会計年度は、新中期経営計画(2018~2020年度 3ヵ年計画)の最終年度としてグループ全体の成長戦略を推進してまいりました。
a.提案型モデル住宅の全国展開
卸売事業におきましては、各種広告媒体・雑誌等により「Skog」ブランドの認知度向上に努めております。モデル住宅建設の全国展開、ブランディング戦略の実施によりブランドイメージの浸透に取り組んでまいります。
b.お客様に愛される店舗づくり
小売事業におきましては、お客様満足度の向上を目指し接客力の強化に努めております。リアル店舗の強みを活かし、お客様に満足して頂ける店づくりを心がけ、利便性の向上を追求してまいります。
c.グループ戦略の強化
事業間シナジーの創出と最大化を目指し、引き続きグループ全体での成長戦略の確立に努めてまいります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ13億42百万円増加し、340億52百万円(前連結会計年度比4.1%増)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、卸売事業が30.8%、小売事業が62.4%、不動産事業が1.0%、足場レンタル事業が2.1%、サッシ・ガラス施工事業が3.7%となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ7億89百万円増加し、96億27百万円(前連結会計年度比8.9%増)となりました。また、売上高総利益率は、前連結会計年度に比べ1.3ポイント増加し、28.3%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ5億33百万円増加し、21億23百万円(前連結会計年度比33.5%増)となりました。また、売上高営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.3ポイント増加し、6.2%となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ10百万円減少し、1億57百万円(前連結会計年度比6.2%減)となりました。
営業外費用は、前連結会計年度に比べ12百万円減少し、98百万円(同11.2%減)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度に比べ5億35百万円増加し、21億82百万円(同32.5%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益はありませんでした(前連結会計年度は2億96百万円)。特別損失は、固定資産除売却損、投資有価証券評価損及び減損損失の計上がありましたが、前連結会計年度に比べ3億6百万円減少し、51百万円(前連結会計年度は3億58百万円)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、10億50百万円(同32.2%増)となりました。
財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、239億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ0百万円増加しました。これは主に現金及び預金が2億88百万円増加したことと、有形固定資産が2億29百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債は、98億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億93百万円減少しました。これは主に短期借入金が9億28百万円、長期借入金が6億95百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、141億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億93百万円増加し、自己資本比率は、50.7%となりました。
経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、競合他社との競争激化等様々なリスク要因があると認識しております。
特に北海道地域への依存は連結売上高に占める割合が非常に高く、道内経済が停滞した場合、業績に与える影響は深刻になると懸念されます。
当社単独で道内外の売上比率の乖離を縮小する事を目標に、経営資源の分散に努めてまいります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。
売上高は計画比3億52百万円増(1.0%増)となりました。売上総利益は計画比23百万円減(0.2%減)となりました。経常利益は計画比22百万円増(1.0%増)となりました。売上高経常利益率は6.4%となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比20百万円増(1.9%増)となりました。ROEは親会社株主に帰属する当期純利益が計画に達したことにより、計画比1.0ポイント増の9.0%となりました。
| 指標 | 2021年3月期 (計画) | 2021年3月期 (実績) | 2021年3月期 (計画比) |
| 売上高 | 33,700百万円 | 34,052百万円 | 352百万円増(1.0%増) |
| 売上総利益 | 9,650百万円 | 9,627百万円 | 23百万円減(0.2%減) |
| 経常利益 | 2,160百万円 | 2,182百万円 | 22百万円増(1.0%増) |
| 売上高経常利益率 | 6.4% | 6.4% | 0.0ポイント減 |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 1,030百万円 | 1,050百万円 | 20百万円増(1.9%増) |
| ROE (自己資本利益率) | 8.0% | 9.0% | 1.0ポイント増 |
セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
資本の財源及び資金の流動性について
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。現在のところ、緊急での資金調達が必要な状況には無く、自己資金と従来からの借入金によって企業活動は円滑に行われております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は46億29百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は31億23百万円となっております。十分な流動資金を有しており、従来どおりの資金の配分を行っていく事を考えております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。また、現時点で新型コロナウイルス感染症の収束時期を2022年3月頃と想定しておりますが、当社グループの業績への影響は限定的であると仮定して当連結会計年度の会計上の見積りを行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。