有価証券報告書-第41期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 15:55
【資料】
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【項目】
106項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、輸出環境の改善や経済政策・金融政策の効果を背景に、株価上昇や円安が進行し、緩やかな回復基調で推移してきました。また、低金利政策や所得の改善見通しにより消費動向も改善し、建設着工も増加傾向を示し始めてきました。さらに、2020年のオリンピックの開催地が東京に決定したことも建設業界にとって明るいニュースとなりました。
このようななか、当社グループは、事業環境の好転を背景に売上伸張に注力するとともに、ショールーム施設への投資など、引き続き積極的な事業活動を展開してきました。
また、ショールーム改装やテレビCMなどへの積極投資により、販売管理費は増加しておりますが年間予定の範囲内であり、今後さらに売上伸張と効率経営に努め、収益向上を図ってまいります。
この結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は16,394百万円(前期比6.4%増)、営業利益は4,020百万円(前期比6.4%増)となりました。また、経常利益は為替評価損189百万円の計上を含め、4,042百万円(前期比12.4%減)、また、当期純利益は2,527百万円(前期比6.9%減)となりました。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
(建材関連事業)
建材関連事業は、企業収益の改善が進むとともに新築建築着工戸数も堅調に推移するなど、国内景気は回復の兆しが見られるようになりました。このような事業環境を背景に、当社グループは、組織的な営業活動の展開と、テレビCMへの投資や、物流・ショールーム施設の拡充など、積極的な事業活動を推し進めた結果、当連結会計年度の建材関連事業の売上高は、15,290百万円(前期比5.7%増)、営業利益は4,769百万円(前期比19.0%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
当連結会計年度の不動産管理事業の売上高は1,372百万円(前期比5.8%増)、営業利益は792百万円(前期比13.0%増)となりました。
(その他)
その他には物流管理事業とホームセンターへの卸売販売からなるHRB事業があり、その他の当連結会計年度の売上高は1,554百万円(前期比18.2%増)、営業利益は222百万円(前期比39.3%減)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ822百万円増加の5,087百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純利益は4,259百万円(前年同期は4,538百万円)となりましたが、法人税等の支払いなどにより、営業活動により得られた資金は2,862百万円(前年同期は2,689百万円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出が1,525百万円ありますが、定期預金の解約による払い戻し等により、投資活動によるキャッシュ・フローは1,917百万円(前年同期は205百円の収入)の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
社債の償還が4,100百万円、長期借入金の返済が1,207百万円、配当金の支払が709百万円、また、自己株式の取得による支出が138百万円ありますが、銀行借入により2,200百万円の資金調達を行ったことにより、財務活動によるキャッシュ・フローは3,977百万円(前年同期は364百万円の支出)の支出となりました。