当社グループが属する家具インテリア業界におきましても、店舗において営業自粛による臨時休業や営業時間を短縮したことに加えて、消費者も不要不急の外出を控えたために販売活動が大きく制限を受けることになりました。法人部門においても、各企業が積極的に社員の在宅勤務を推進したことにより、オフィスの新設や増設計画を見直したり、納品スケジュールが後ろ倒しになるなど大きな影響を受けております。今後は、店舗への来店を控える消費者に向けてインターネットを使ったバーチャルショールームを活用したり、リモート接客による営業活動など新しい方法を試行錯誤していくことになると思われます。一方、在宅勤務が通常の働き方になることによって、住宅で過ごす時間が増加していることにより、機能やデザインに優れたホームオフィス用家具の需要が高まったり、多くの人が郊外の広い住宅に転居することによって、新たな家具需要が生まれるといったチャンスも発生し始めております。
このような環境のもと当社グループは、豊かな生活を求めるお客様に“洗練された、夢のある生活空間”を提供していくという理念を実現するため、一人ひとりのお客様のご要望をしっかりとお伺いし、ご満足いただけるよう提案を行っております。第2四半期連結累計期間においては、カッシーナ・イクスシーが空港やオフィスなどの大型プロジェクトの受注に成功しましたが、個人住宅用の家具販売が低調に終わったため若干の減収となりました。しかしながら、粗利率の改善ならびに一般管理販売費を徹底して管理したことで営業利益は前年同四半期比で大幅な増益となりました。コンランショップ・ジャパンにおいては、第1四半期に京都店、渋谷店を閉店したことや、新宿本店、丸の内店、福岡店が入居している商業施設等の営業自粛によって、長期間にわたり臨時休業を余儀なくされるなど売上の構築に苦心し、前年同四半期と比較して減収となりました。また、粗利率は法人部門においてオフィス向け大型受注取引の粗利率が低かった影響により前年同期比で悪化したものの、臨時休業した店舗の家賃が減免されたり、人件費や販売費などの圧縮を行ったことにより、営業損益が黒字転換しました。ドイツ製システムキッチンのジーマティックを販売するエスエムダブリュ・ジャパンは、前年同四半期と比べて戸建て住宅向けの販売が伸び悩みましたが、マンション向けの売上が増加したことにより増収となりました。また、取引ごとの採算管理を徹底したことで粗利率が改善し、一般管理販売費の抑制に努めた結果、営業赤字は大幅に改善したもののまだ赤字が残る結果となりました。コンランショップ・ジャパン及びエスエムダブリュ・ジャパンの2社が前年同四半期において固定資産の減損処理によって特別損失を計上しましたが、当四半期において同様の特別損失は発生していないため四半期純損益は黒字転換しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高5,630百万円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益367百万円(前年同四半期は営業損失35百万円)、経常利益363百万円(前年同四半期は経常損失32百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益177百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失368百万円)となりました。当社が財務指標の目標として掲げている売上高営業利益率は6.5%(目標10.0%)、自己資本比率は49.3%(目標50.0%)となり、いずれも目標に届かない結果となりました。
2020/08/06 11:14