有価証券報告書-第68期(令和2年2月1日-令和3年1月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
①経営成績の状況
当連結会計年度(2020年2月1日~2021年1月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で経済活動が制限され、企業業績や個人消費が悪化し先行き不透明な状況となりました。
当アパレル業界におきましても、外出自粛による商業施設への来店客数の減少や、各種イベントの中止により個人消費が冷え込むなど、依然として厳しい状況となりました。
このような環境の中、当社グループは、アパレル事業の創る力をベースに業態・機能を掛け合わせることで、新業態の確立、アパレルの機能強化、事業領域の拡大を推進してまいりました。また、ニューノーマルの生活様式に対応した衣料品の開発や、ファッションマスク等の非衣料品の開発を積極化しました。
売上高は、アパレル卸売では、ファッションマスク等の非衣料品販売が拡大し、下期からは衣料品販売が回復傾向となったことで増収となりました。特に新規開発したパステルマスクは、量販店の新設されたマスクコーナーや、ドラッグストアやホームセンターなどの非衣料専門店への新規の販路開拓が進み、さらにテレビコマーシャルなどの広告宣伝を行うことで販売が拡大しました。一方でアパレル小売は、ECにおいて外部モールへの販売が拡大したものの、店舗販売が低迷したことで減収となりました。
利益面では、売上高の増加と差引売上総利益率が前年から1.7ポイント改善したことにより、差引売上総利益は153億22百万円(前年同期比18.1%増)となりました。経費面では、旅費交通費の減少や出荷の効率化を進めたものの、販売枚数の増加に伴う運賃が増加したこと等により、販売費及び一般管理費は131億73百万円(前年同期比5.8%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、640億2百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は、21億48百万円(前年同期比311.6%増)、経常利益は、25億30百万円(前年同期比260.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、20億1百万円(前年同期比221.4%増)となり、営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、2004年の上場以来最高益となりました。
なお、当社グループは、衣料品事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいと考えられることから、セグメント情報の記載を省略しております。
②財政状態の状況
a.資産
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ65億33百万円増加の324億19百万円となりました。流動資産は、商品が24億4百万円増加し、受取手形及び売掛金が20億11百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ58億89百万円増加の229億33百万円となりました。固定資産は、投資有価証券が7億57百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6億48百万円増加の94億77百万円となりました。
b.負債
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ40億81百万円増加の175億62百万円となりました。流動負債は、短期借入金が25億円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ34億53百万円増加の147億98百万円となりました。固定負債は、長期借入金が8億44百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6億27百万円増加の27億63百万円となりました。
c.純資産
当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金が19億5百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ24億52百万円増加の148億57百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億33百万円減少し、32億59百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、33億99百万円の支出(前期は7億53百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が21億88百万円となったものの、売上債権の増加が35億62百万円、たな卸資産の増加が24億5百万円となったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億85百万円の支出(前期は1億34百万円の収入)となりました。これは、貸付金の回収による収入が51百万円となったものの、無形固定資産の取得による支出が1億50百万円、投資有価証券の取得による支出が1億7百万円となったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、34億51百万円の収入(前期は13億56百万円の支出)となりました。これは、短期借入金の増加による収入が25億円、長期借入金による収入が16億90百万円となったこと等によります。
④仕入及び販売の状況
当社グループは衣料品事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいと考えられることから、セグメント情報の記載を省略しております。
a.仕入実績
当連結会計年度における事業部門別の仕入実績は、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
当連結会計年度における事業部門別の売上高は、次のとおりであります。
当連結会計年度における販売チャネル別の売上高の状況は、次のとおりであります。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果
売上高は、新型コロナウィルスの影響による中国での生産遅延や国内消費の落ち込み等があったものの、新規に開発したファッションマスク等の非衣料品販売が拡大したこと等で予想を上回りました。
利益面では、アパレル小売部門では減収と値下げ販売の増加により減益となったものの、アパレル卸売部門で増収と差引売上総利益率が前年から1.7ポイント改善したこと等により営業利益は予想を上回る結果となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入代金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資、M&A及び長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は64億7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は32億59百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成は、期末における資産、負債の報告金額、報告期間における収益、費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りは過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる方法によって行っておりますが、見積りには不確実性を伴うため実際の結果と異なる場合があります。
①経営成績の状況
当連結会計年度(2020年2月1日~2021年1月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で経済活動が制限され、企業業績や個人消費が悪化し先行き不透明な状況となりました。
当アパレル業界におきましても、外出自粛による商業施設への来店客数の減少や、各種イベントの中止により個人消費が冷え込むなど、依然として厳しい状況となりました。
このような環境の中、当社グループは、アパレル事業の創る力をベースに業態・機能を掛け合わせることで、新業態の確立、アパレルの機能強化、事業領域の拡大を推進してまいりました。また、ニューノーマルの生活様式に対応した衣料品の開発や、ファッションマスク等の非衣料品の開発を積極化しました。
売上高は、アパレル卸売では、ファッションマスク等の非衣料品販売が拡大し、下期からは衣料品販売が回復傾向となったことで増収となりました。特に新規開発したパステルマスクは、量販店の新設されたマスクコーナーや、ドラッグストアやホームセンターなどの非衣料専門店への新規の販路開拓が進み、さらにテレビコマーシャルなどの広告宣伝を行うことで販売が拡大しました。一方でアパレル小売は、ECにおいて外部モールへの販売が拡大したものの、店舗販売が低迷したことで減収となりました。
利益面では、売上高の増加と差引売上総利益率が前年から1.7ポイント改善したことにより、差引売上総利益は153億22百万円(前年同期比18.1%増)となりました。経費面では、旅費交通費の減少や出荷の効率化を進めたものの、販売枚数の増加に伴う運賃が増加したこと等により、販売費及び一般管理費は131億73百万円(前年同期比5.8%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、640億2百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は、21億48百万円(前年同期比311.6%増)、経常利益は、25億30百万円(前年同期比260.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、20億1百万円(前年同期比221.4%増)となり、営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、2004年の上場以来最高益となりました。
なお、当社グループは、衣料品事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいと考えられることから、セグメント情報の記載を省略しております。
②財政状態の状況
a.資産
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ65億33百万円増加の324億19百万円となりました。流動資産は、商品が24億4百万円増加し、受取手形及び売掛金が20億11百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ58億89百万円増加の229億33百万円となりました。固定資産は、投資有価証券が7億57百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6億48百万円増加の94億77百万円となりました。
b.負債
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ40億81百万円増加の175億62百万円となりました。流動負債は、短期借入金が25億円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ34億53百万円増加の147億98百万円となりました。固定負債は、長期借入金が8億44百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ6億27百万円増加の27億63百万円となりました。
c.純資産
当連結会計年度末の純資産は、利益剰余金が19億5百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ24億52百万円増加の148億57百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億33百万円減少し、32億59百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、33億99百万円の支出(前期は7億53百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が21億88百万円となったものの、売上債権の増加が35億62百万円、たな卸資産の増加が24億5百万円となったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、2億85百万円の支出(前期は1億34百万円の収入)となりました。これは、貸付金の回収による収入が51百万円となったものの、無形固定資産の取得による支出が1億50百万円、投資有価証券の取得による支出が1億7百万円となったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、34億51百万円の収入(前期は13億56百万円の支出)となりました。これは、短期借入金の増加による収入が25億円、長期借入金による収入が16億90百万円となったこと等によります。
④仕入及び販売の状況
当社グループは衣料品事業の割合が高く、開示情報としての重要性が乏しいと考えられることから、セグメント情報の記載を省略しております。
a.仕入実績
当連結会計年度における事業部門別の仕入実績は、次のとおりであります。
| 区分 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| アパレル卸売 | 45,435 | +16.3 |
| アパレル小売 | 4,550 | △16.1 |
| その他 | △116 | ― |
| 合計 | 49,868 | +12.4 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.販売実績
当連結会計年度における事業部門別の売上高は、次のとおりであります。
| 区分 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| アパレル卸売 | 56,421 | +14.0 |
| アパレル小売 | 7,467 | △16.4 |
| その他 | 113 | ― |
| 合計 | 64,002 | +9.4 |
当連結会計年度における販売チャネル別の売上高の状況は、次のとおりであります。
| 区分 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
| 専門店 | 27,191 | +0.2 |
| 量販店 | 25,451 | +19.1 |
| 無店舗 | 4,705 | △18.5 |
| 百貨店他 | 2,270 | △22.8 |
| EC | 1,873 | +86.6 |
| その他 | 2,510 | ― |
| 合計 | 64,002 | +9.4 |
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2019年2月1日 至 2020年1月31日) | 当連結会計年度 (自 2020年2月1日 至 2021年1月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 株式会社しまむら | 16,763 | 28.7 | 16,007 | 25.0 |
| イオンリテール株式会社 | 3,732 | 6.4 | 8,946 | 14.0 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果
| 2021年1月期予想 (A) | 2021年1月期実績 (B) | 増減額 (B-A) | 2020年1月期 参考 | |
| 売上高 (百万円) | 56,000 | 64,002 | +8,002 | 58,493 |
| 営業利益 (百万円) | 100 | 2,148 | +2,048 | 521 |
売上高は、新型コロナウィルスの影響による中国での生産遅延や国内消費の落ち込み等があったものの、新規に開発したファッションマスク等の非衣料品販売が拡大したこと等で予想を上回りました。
利益面では、アパレル小売部門では減収と値下げ販売の増加により減益となったものの、アパレル卸売部門で増収と差引売上総利益率が前年から1.7ポイント改善したこと等により営業利益は予想を上回る結果となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入代金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資、M&A及び長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は64億7百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は32億59百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成は、期末における資産、負債の報告金額、報告期間における収益、費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りは過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる方法によって行っておりますが、見積りには不確実性を伴うため実際の結果と異なる場合があります。