有価証券報告書-第65期(2025/04/01-2026/03/31)
② 戦略
当社グループは、事業を通じて取り組むサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を当社グループのパーパス、ビジョン、ISO14001、SDGs、RBA、カーボンニュートラル、取引先のCSR・BCPアンケート項目等を踏まえ、サステナビリティ委員会で議論し、取締役会において特定しております。
中期経営計画 MIRAI 2030 「Naigai Frontier Gate」(2026年度~2030年度)においては、「新市場創造戦略」「エンジニア」「ガバナンス強化」「エンゲージメント向上」「環境対応」「共同研究開発」「サプライチェーンとバリューチェーンの結合」「資本コストを意識した経営」の8つのマテリアリティに加え、「AI・DX推進」「地政学・サプライチェーンリスク対応」の2項目を新たに追加し、10のマテリアリティを基に、「リスク」と「機会」の二側面で捉え、特に重要と認識したリスクと機会に基づき、サステナビリティ目標・KPIを設定し、各社・部門・個人にて取り組んでおります。
〈特に重要と認識したリスクと機会〉
当社グループは、事業を通じて取り組むサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を当社グループのパーパス、ビジョン、ISO14001、SDGs、RBA、カーボンニュートラル、取引先のCSR・BCPアンケート項目等を踏まえ、サステナビリティ委員会で議論し、取締役会において特定しております。
中期経営計画 MIRAI 2030 「Naigai Frontier Gate」(2026年度~2030年度)においては、「新市場創造戦略」「エンジニア」「ガバナンス強化」「エンゲージメント向上」「環境対応」「共同研究開発」「サプライチェーンとバリューチェーンの結合」「資本コストを意識した経営」の8つのマテリアリティに加え、「AI・DX推進」「地政学・サプライチェーンリスク対応」の2項目を新たに追加し、10のマテリアリティを基に、「リスク」と「機会」の二側面で捉え、特に重要と認識したリスクと機会に基づき、サステナビリティ目標・KPIを設定し、各社・部門・個人にて取り組んでおります。
〈特に重要と認識したリスクと機会〉
| マテリアリティ | 機会 | リスク |
| 新市場創造戦略 | ・収益獲得による企業の成長力強化 ・フィジカルAI・AI/SCMシステム等の 新成長戦略による新規事業領域の開拓 ・M&Aによる技術・人財の獲得と 事業領域の拡大 | ・対応遅れにより現市場が縮小した 場合の収益力の低下 ・投資回収が出来ない場合の会社体力 の消耗 ・新成長戦略の技術開発が計画通りに 進まない場合の中計達成遅延 |
| エンジニア | ・半導体市場拡大のキャッチアップ による収益の拡大 ・AI人財300名体制の構築による 技術力の飛躍的向上 ・FRONTIER ACADEMYによる人財育成の 仕組み化 | ・対応遅れによる収益機会の逸失 ・AI人財の獲得競争激化による計画 遅延 ・技能継承の失敗による競争力低下 |
| ガバナンス強化 | ・企業価値や社会的信用の向上 ・収益構造改革等による企業の成長力 強化 ・ビジネスモデル変革委員会による 新成長戦略の推進体制強化 | ・対応遅れによる企業イメージの低下 ・社会要請の認識欠如、発想力の低下 ・新成長戦略に係る意思決定の遅延 |
| エンゲージメント向上 | ・定着率向上に伴う雇用の安定 ・社員のやりがいによる生産性の向上 ・スムーズなチーム連携による組織の 活性化 | ・対応遅れによるモチベーションの 低下 ・離職率の上昇 ・生産性の低下 |
| 環境対応 | ・気候変動に適応する顧客ニーズ、新規顧客獲得機会の増加による 収益拡大 ・生産工程等の効率化 ・2030年CO2 70%削減、2040年Net Zero 達成による社会的信頼の向上 | ・対応遅れによる社会的信頼の低下 ・炭素税・エネルギーコストの増加 による収益の悪化 ・中東情勢等の地政学リスクに伴う エネルギー価格高騰 |
| 共同研究開発 | ・販売先からの評価の向上 ・新たな収益機会の獲得による企業の 成長力強化 ・産学連携・スタートアップとの提携 によるフィジカルAI技術の加速 | ・対応遅れによる収益力の低下 ・取引の縮小・停止 ・技術開発の方向性が市場ニーズと 乖離するリスク |
| サプライチェーンと バリューチェーンの統合 | ・サプライチェーンと当社のバリュー チェーンの統合による市場への新たな 価値の提供 ・AI/SCMシステムによる調達プラット フォーム事業の確立 ・1,500社のサプライヤーネットワーク のAI統合 | ・対応遅れによるサプライチェーン における存在価値の喪失 ・地政学リスク(中東情勢等) によるサプライチェーン断絶 ・ヘリウム等の重要素材の供給不安 |
| 資本コストを意識した経営 | ・企業価値の向上による株価の上昇 ・PBR 1倍以上の達成による投資家の 増加 ・ROE 12.5%達成による資本効率の改善 ・投資資金の獲得による更なる成長 | ・対応遅れによる株価の下落 ・株価の下落による資金調達力の低下 ・投資が出来ないことによる取引の 縮小・停止 |
| AI・DX推進 | ・AI活用による業務効率化と生産性向上 ・フィジカルAI・AI/SCMによる高粗利 事業の創出 ・AI予知保全サービスの外販による 新規収益源の確立 ・デジタルツイン基盤による 製造プロセスの革新 | ・AI技術の急速な進化に対する対応 遅延 ・AIシステムのセキュリティリスク (サイバー攻撃等) ・AI人財の確保困難による戦略推進 の遅延 ・AI投資の回収が計画通りに進まない リスク |
| 地政学・サプライチェーンリスク対応 | ・地政学リスク顕在化による リショアリング加速 (国内半導体投資増) ・サプライチェーン混乱時のAI/SCM システムの価値向上 ・BCP体制強化による顧客からの 信頼獲得 | ・ホルムズ海峡封鎖の長期化による エネルギーコスト急騰 ・ヘリウム供給危機による半導体Fab 稼働率低下 ・米中対立・関税強化による顧客の 設備投資抑制 ・航空貨物容量減少による装置輸送 遅延 |