有価証券報告書-第26期(平成27年2月1日-平成28年1月31日)

【提出】
2016/04/27 15:33
【資料】
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【項目】
98項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における婦人靴業界におきましては、インバウンド消費の増加など明るい兆しも見られました。しかしながら、円安による輸入商材のコスト増の影響や消費環境が先行き不透明な状態にあるなど、依然として厳しい状況が続いております。
このような環境の下、当社では、一貫してデザイン性を追求した高付加価値商材の積極的な投入、適正価格の維持に努めてまいりました。
この結果、当連結会計年度につきましては、売上高7,269百万円(前年同期比99.1%)、営業利益185百万円(同63.9%)、経常利益184百万円(同73.0%)、当期純利益46百万円(同36.9%)となりました。
当連結会計年度におけるセグメントの業績は以下のとおりであります。なお、セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。
また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較については前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
(卸売事業)
卸売事業においては、専門店及び海外取引先向け販売が前年を大きく下回り、加えて、これまで好調であった百貨店も前年をわずかに下回る結果となりました。販売単価の上昇により粗利率は上昇したものの、売上のマイナスが大きく営業利益も前年を下回りました。
これらの結果、卸売事業における売上高は4,757百万円(前年同期比93.8%)、営業利益は821百万円(同88.3%)となりました。
(小売事業)
小売事業におきましては、当連結会計年度における売上高が直営店全店で前年同期比110.9%、既存店で前年同期比101.9%となりました。また、自社WEB販売における売上高は前年同期比110.7%となりました。
店舗展開におきましては、JELLY BEANS町田東急ツインズ店、モラージュ菖蒲店、アルパーク広島店、イオンモール浜松志都呂店、ららぽーと富士見店、ららぽーとEXPOCITY店、ららぽーと立川立飛店の出店を行い、1月31日現在の直営店舗数は33店舗となりました。
これらの結果、小売事業における売上高は2,511百万円(前年同期比110.9%)、営業利益は241百万円(同101.4%)となりました。
(その他事業)
中国現地法人においては、検品足数が増加したことにより売上高は54百万円(前年同期比107.0%)と前年を上回りましたが、為替レートの影響などにより営業損失は5百万円(前年同期は1百万円の営業利益)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて162百万円減少し、479百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は130百万円(前年同期は597百万円の収入)となりました。
これは主に、減価償却費198百万円、税金等調整前当期純利益107百万円に対し、法人税等の支払額95百万円、たな卸資産の増加額83百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は123百万円(前年同期は106百万円の支出)となりました。
これは主に、定期預金の預入による支出276百万円、有形固定資産の取得による支出87百万円及び差入保証金の差入による支出61百万円に対し、定期預金の払戻による収入291百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は166百万円(前年同期は202百万円の支出)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出855百万円、リース債務の返済による支出81百万円及び配当金の支払額29百万円に対し、長期借入れによる収入800百万円によるものであります。