有価証券報告書-第63期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/20 14:14
【資料】
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【項目】
113項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度において営業収益は前連結会計年度に比べ176億円減収の8,136億円(前期比2.1%減)、営業損益は前連結会計年度に比べ48億円悪化の75億円の営業損失、経常損益は前連結会計年度に比べ57億円悪化の93億円の経常損失、当期純損益は前連結会計年度に比べ206億円悪化の243億円の当期純損失となりました。この結果、1株当たり当期純損失金額は122円34銭となりました。
① 営業収益
営業収益が減収となった主な要因は、店舗閉鎖等の影響もあり売上高が前連結会計年度を下回ったこと等によるものであります。
② 営業損益
営業損益が悪化した主な要因は、既存店舗における店舗運営コスト等の削減を進めたものの、営業収益が前連結会計年度を下回ったこと等によるものであります。
③ 経常損益
経常損益が悪化した主な要因は、営業損益が前連結会計年度を下回ったこと等によるものであります。
④ 当期純損益
当期純損益が悪化した主な要因は、経常損失の悪化に加え、固定資産減損損失等の特別損失を計上したこと等によるものであります。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4) 経営戦略の現状と見通し
当社グループは、お買い物を通じてお客様に新たな喜びや価値を提案できる「生活支援事業」をビジョンとして掲げ、「シェア拡大によるダイエーブランドの再構築」を中期経営計画の基本方針と定めました。
イオングループが中期的な方向性として掲げている「アジアシフト」、「都市シフト」、「シニアシフト」、「デジタルシフト」の4つの方針のなかでも、「都市シフト」及び「シニアシフト」の具現化に向けて、都市部及び駅前に多くの店舗資産を保有する店舗立地の優位性を最大限に活かした施策に、引き続きス ピードを上げて取り組んでまいります。
(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
② 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、3,250億円となり、前連結会計年度末に比べ309億円減少しております。
これは主に、現金及び預金残高の圧縮、固定資産減損損失の計上等による有形固定資産の減少等によるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は、2,158億円となり、前連結会計年度末に比べ66億円減少しております。
これは主に、約定弁済等による借入金の減少等によるものであります。
当連結会計年度末の純資産は、1,092億円となり、前連結会計年度末に比べ243億円減少しております。
これは主に、当期純損失を243億円計上したことによるものであります。この結果、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末に比べ122円33銭減少し、548円59銭となりました。
(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。