四半期報告書-第50期第3四半期(平成30年8月21日-平成30年11月20日)

【提出】
2018/12/27 12:59
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善が進み、緩やかに拡大しているものの、海外経済の不確実性、米中貿易摩擦問題など、景気の動向は不透明であり、景気の上昇を実感できない状況で推移いたしました。
小売業界におきましては、個人消費が依然として先行き不透明な状況が続いており、また、業種業態を越えた競争激化も継続し、環境は厳しさを増しております。
このような状況下において、当社は年度スローガンを『業務改革と働き方改革を推し進め、お客様満足度・従業員満足度アップを実現しよう』といたしました。
このスローガンのもと、前期に本稼働した「オーデリカファクトリー安八」(岐阜県安八郡安八町)により効率改善が進み、新規商品の開発拡大により取扱高も順調に推移しております。
また、各店舗では自動発注システムの活用により発注時間が削減され、効率化に繋がっております。
店舗の新規出店につきましては、「海南下津店」(和歌山県海南市)を11月にオープンし、和歌山県下における店舗数は48店舗となりました。
店舗の改装につきましては、「南摂津駅前店」(大阪府摂津市)、「五条店」(奈良県五條市)、「松阪下村店」(三重県松阪市)、「貝塚三ツ松店」(大阪府貝塚市)において全面改装を実施いたしました。
また、「スーパーセンター桜井店」(奈良県桜井市)、「スーパーセンター瑞浪店」(岐阜県瑞浪市)、「スーパーセンター坂祝店」(岐阜県加茂郡坂祝町)、「スーパーセンターテラスゲート土岐店」(岐阜県土岐市)にダイソー売場導入の改装を実施し、「生駒菜畑店」(奈良県生駒市)、「亀山店」(三重県亀山市)には「提案型住居雑貨売場」を新設するなど、お客様の利便性の向上を図りました。
なお、「スーパーセンター河芸店」(三重県津市)は経営効率化のため、「プライスカット三雲店」(三重県松阪市)は来春新築建替えに向けて閉鎖いたしました。
この結果、当第3四半期において客数は前年同期比97.4%でありましたが、客単価は101.7%と前年を上回りました。
連結子会社については、食品スーパーの㈱ヒラマツは、減収となったものの、外食の㈱オークフーズは、経営効率化を進めた結果、売上・利益ともに改善いたしました。
また、㈱リテールバックオフィスサポートは、当社グループ内を中心に店舗・施設の管理業務を継続して行い、グループ全体の業務効率化に寄与しております。
以上により、当第3四半期連結累計期間における当社グループの営業収益(売上高及び営業収入)は1,957億48百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は14億4百万円(前年同期比92.4%増)、経常利益は16億13百万円(前年同期比77.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億34百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ12億40百万円増加し、1,370億10百万円となりました。流動資産では13億87百万円の増加であり、これは主に商品及び製品が9億34万円増加したことによるものであります。固定資産では1億47百万円の減少であり、これは主に有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる建設仮勘定が15億24百万円増加した一方、建物及び構築物(純額)が7億98百万円、投資その他の資産の「その他」に含まれる投資有価証券が8億85百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ15億67百万円増加し、597億93百万円となりました。流動負債では26億59百万円の増加であり、これは主に支払手形及び買掛金が14億40百万円、流動負債の「その他」に含まれる未払金が9億68百万円増加したことによるものであります。固定負債では10億92百万円減少であり、これは主に長期借入金が7億30百万円、固定負債の「その他」に含まれるリース債務が3億35百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ3億27百万円減少し、772億16百万円となりました。これは主に退職給付に係る調整累計額が1億5百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が4億10百万円減少したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。