四半期報告書-第57期第3四半期(平成29年9月1日-平成29年11月30日)

【提出】
2018/01/12 15:21
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、輸出、インバウンド需要等の堅調さを背景として、総じて企業業績は底堅く推移し、引き続き緩やかな景気回復基調となりました。個人消費におきましても、雇用・所得環境の改善が続く中で、消費マインドは持ち直しており、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、所得の上昇ペースは引き続き緩慢で、本格的な消費拡大には至っておりません。加えて、物価は上昇傾向にあり、その影響から今後消費が下押しされることが懸念されます。
このような経済情勢の中、当社の当第3四半期累計期間の売上高及び営業収入は、当期期首に「イエローハット」FC事業を事業譲渡したことに加え、9月以降当社出店エリアへの度重なる台風の接近による天候不順が大きく影響し、前年同期に対して減収となりました。しかしながら、「地方都市、中山間地、離島のなくてはならないインフラになろう」の経営方針のもと、「ホームセンターは、農業、園芸、資材、金物、工具、ワーキングの専門店である」の基軸にもとづいた商品施策に継続して取り組みました結果、ホームセンター事業におきましては、園芸農業・資材工具部門が天候不順にもかかわらず堅調に推移し、前年同期に対して増収となりました。店舗につきましては、当第3四半期累計期間で、ホームセンターの新設1店、増床1店、全面改装1店を実施し、ホームセンター2店及びドラッグストア1店を閉店いたしました。
当第3四半期累計期間の売上高及び営業収入は、337億9千万円で前年同期比2億7千9百万円(0.8%)の減少となりました。売上高は、325億5千8百万円で前年同期比2億5千5百万円(0.8%)の減少、営業収入は12億3千1百万円で前年同期比2千4百万円(2.0%)の減少となりました。
損益面では、価格競争力の強化などの要因により、営業利益は6億6千9百万円で前年同期比4千3百万円(6.1%)の減少、経常利益は6億1千4百万円で前年同期比2千2百万円(3.6%)の減少となりました。四半期純利益につきましては、4億1千8百万円で前年同期比6千万円(16.9%)の増加となりました。
なお、当社はホームセンターを主たる事業とする一般小売業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比較し12億2千5百万円増加し、354億8百万円となりました。これは、主に出店に伴う設備投資による固定資産4億4千2百万円の増加と、たな卸資産6億1百万円の増加などによるものです。
当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末と比較し8億8千3百万円増加し、244億5千1百万円となりました。これは、主に仕入債務12億8千8百万円、リース債務1億3千4百万円、未払法人税等8千3百万円の増加と、借入金10億9千2百万円の減少などによるものです。
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比較し3億4千1百万円増加し、109億5千7百万円となりました。これは、主に四半期純利益による4億1千8百万円の増加と、剰余金の配当による8千万円の減少などによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。