四半期報告書-第39期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/13 15:15
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【項目】
31項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の我が国経済は、政府の財政政策や日銀の金融政策などにより、設備投資の増加や雇用情勢の改善など景気回復の兆しが見受けられました。一方で、円安による輸入品価格の上昇や消費税増税による物価上昇への懸念などから消費全般に下押し圧力が高まっており、小売業界を取り巻く環境は、引き続き厳しいものがあります。
このような環境下におきまして、当社グループは引き続きポートフォリオ経営の強化に取り組んで参りましたが、前年同期は大口の不動産販売があったことに対し、当期は駆け込み需要の反動減などもあって、当第3四半期連結累計期間の売上高は92,688百万円(前年同期比3.5%減)となりました。営業利益は不動産販売による利益が大幅に減少したことなどで5,163百万円(同17.7%減)となりました。一方で、経常利益は為替相場の変動による利益もあり、8,720百万円(同6.5%増)となり、四半期純利益は5,397百万円(同0.5%減)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
[総合通販事業]
不採算広告媒体の廃止・縮小に加え、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動などもあって、売上高は54,047百万円(同8.3%減)となりました。一方で、セグメント損益は原価率の改善などにより2,211百万円の利益(同25.2%増)となりました。
[専門通販事業]
前期に株式を取得した㈱アンファミエと㈱ベストサンクスが加わったことで、売上高は24,028百万円(同23.0%
増)となりました。また、セグメント損益は㈱ベストサンクスの原価率が高かったこともあって636百万円の利益(同41.0%減)となりました。
[店舗販売事業]
アパレル店舗事業に加えて、和装の店舗展開を行っている㈱BANKANが順調に売上を伸ばしたことで、売上高は5,328百万円(同18.8%増)となりました。一方で、セグメント損益は㈱わものやが苦戦したこともあり、92百万円の利益(同25.6%減)となりました。
[ソリューション事業]
相対的に利益率の低い通販代行サービスが伸びたことで、売上高は3,677百万円(同6.3%増)、セグメント損益は1,219百万円の利益(同19.5%減)となりました。
[ファイナンス事業]
韓国で消費者金融事業を行っていた連結子会社の株式を前期に売却したことで、売上高は1,935百万円(同29.6%
減)となりました。一方で、セグメント損益は貸倒引当金繰入額の減少などにより776百万円の利益(同26.8%増)となりました。
[プロパティ事業]
前期に大口の不動産販売があったことの反動で大幅な減収減益となり、売上高は1,552百万円(同67.9%減)、セグメント損益は516百万円の利益(同61.9%減)となりました。
[その他の事業]
全体として大きな変動もなく、売上高は2,465百万円(同3.5%増)、セグメント損益は139百万円の損失(前年同期は129百万円の損失)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。
(4) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次の通りであります。
会社名事業所(所在地)セグメント
の名称
設備の内容投資金額
(百万円)
完成年月
㈱ベルーナ吉見物流センター
(埼玉県比企郡)
総合通販他物流倉庫11,637平成26年8月

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。