有価証券報告書-第20期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 9:01
【資料】
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【項目】
92項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな景気回復が見られますが、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動や円安に伴う物価高による実質賃金の下落など、消費マインドは低調に推移しており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、消費税率引き上げ後の消費者の節約志向の高まりと円安などによる原材料価格の上昇及び労働需給逼迫による人件費の上昇など、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような環境の下、当社グループといたしましては、「お客様に喜んでいただき、選んでいただく店舗作り」を目指し、価格を据置く一方で、「食肉の専門集団」である強みであるカット技術を活かして品質向上に努め、お客様にとって価値感・満足感のある商品を提供するなど他社との差別化を図り、既存店の強化を行ってまいりました。
店舗数につきましては、株式会社アクトグループの新規連結による12店舗に新規出店13店舗(焼肉事業10店舗、その他事業3店舗)を加えた結果、当連結会計年度末の店舗数は221店舗となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高28,077百万円(前年同期比14.3%増)、営業利益2,993百万円(前年同期比11.3%増)、経常利益3,082百万円(前年同期比11.9%増)、当期純利益2,063百万円(前年同期比23.0%増)と増収増益となり、売上、利益とも過去最高となりました。
また、株式会社あみやき亭単体の当事業年度の業績は、売上高21,763百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益2,441百万円(前年同期比1.4%増)、経常利益2,549百万円(前年同期比1.0%増)、当期純利益1,642百万円(前年同期比15.3%増)と増収増益となり、売上、利益とも過去最高となりました。
<焼肉事業>焼肉事業の当連結会計年度末の店舗数は、10店舗新規出店した結果、144店舗となりました。内訳は、あみやき亭108店舗、どんどん15店舗、かるび家5店舗、スエヒロ館9店舗、ほるたん屋3店舗、ブラックホール3店舗、ほおらず1店舗であります。
当社が経営する「あみやき亭」では、品質の向上に徹底的にこだわり「お客様にとって価値感・満足感のある商品」の提供に努め、既存店強化に努めてまいりました。
また、「食肉の専門集団」である強みを活かした名古屋市場直送の新鮮な朝挽きホルモンをその日のうちにお客様へ提供する牛タンとホルモン専門店の「ほるたん屋」におきましては、引き続きお客様に満足感・価値感のあるものとなるよう更に商品の磨きこみを行っております。
株式会社スエヒロレストランシステムが経営する焼肉「スエヒロ館」につきましては、「食肉の専門集団」である強みを活かした和牛商品を「チェーン店価格」で提供しております。
以上の結果、焼肉事業の当連結会計年度の売上高は、21,693百万円(前年同期比9.3%増)となりました。尚、既存店売上前年比は、3.3%増でした。
<焼鳥事業>焼鳥事業の当連結会計年度末の店舗数は、56店舗であります。
焼鳥事業は、当社が経営する「元祖やきとり家美濃路」であります。
焼鳥事業におきまして、以前より最優先事項として内部取り組みを行ってまいりましたが、既存店売上は前年を上回るなど成果が鮮明化しております。引続き、焼きの技術向上はもとより基本の徹底や接客・サービスのレベル向上に向けた社員教育の取組みを行ってまいります。
以上の結果、焼鳥事業の当連結会計年度の売上高は、3,683百万円(前年同期比1.0%増)となりました。尚、既存店売上前年比は、2.4%増でした。
<その他の事業>その他の事業の当連結会計年度末の店舗数は、3店舗新規出店した結果、21店舗であります。
内訳は、株式会社スエヒロレストランシステムが経営する、レストランの「スエヒロ館」7店舗、居酒屋「楽市」3店舗と株式会社アクトグループが経営する寿司業態の「すしまみれ」5店舗、ダイニング5店舗、イタリアンレストラン1店舗であります。
レストランの「スエヒロ館」につきましては、「食肉の専門集団」である当社グループの強みを活かした「100%国産牛ハンバーグ」「国産牛ステーキ」を提供するハンバーグ・ステーキの専門店として、引続き品質の向上に努めてまいりました。
居酒屋「楽市」につきましても、メニュー開発を行うとともに商品の品質向上やお客様の立場に立った接客・サービスの向上に努めてまいりました。
寿司業態、ダイニング業態、イタリアン業態とも快適な空間で食事を楽しんで頂くことを目指し、改修・改装に取り組むとともに都心に新規出店いたしました。
以上の結果、その他の事業の当連結会計年度の売上高は2,700百万円(前年同期比155.2%増)となりました。尚、既存店売上前年比は、4.7%増でした。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,651百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、3,093百万円(前年同期比15.5%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が2,953百万円となったこと等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、3,292百万円(前年同期比146.9%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が1,196百万円あったこと等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、347百万円(前年同期比24.0%増)となりました。これは主に配当金の支払額が340百万円あったこと等を反映したものであります。