四半期報告書-第31期第3四半期(平成27年9月1日-平成27年11月30日)

【提出】
2016/01/13 14:50
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国をはじめとする新興国における景気減速の影響など先行きは不透明な状況にあるものの、企業収益および雇用・所得環境は改善傾向にあり、緩やかな回復基調が続いております。
調剤薬局業界におきましては、在宅医療の推進やジェネリック医薬品のより一層の使用拡大が促進される施策がとられ、介護業界におきましては、高齢化が進み介護サービスの需要が益々高まるなか平成27年4月から介護報酬の大幅な引き下げが行われました。
このような中、当社グループは超高齢社会の進展に伴い医療・介護サービスの需要は拡大するものと捉え、安全性を最優先としつつ事業規模の拡大および収益力強化に取り組んできました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高21,550百万円(前年同期比10.3%増)、営業利益1,038百万円(前年同期比7.5%増)、経常利益1,053百万円(前年同期比10.1%増)、四半期純利益は697百万円(前年同期比8.6%増)となり、前年同期に比べ増収増益となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 調剤薬局事業
調剤薬局事業におきましては、当第3四半期連結累計期間に新規出店およびM&Aにより三重県に2店舗、滋賀県に1店舗を開局し、静岡県の1店舗を閉局いたしました。これにより、店舗総数は前期(平成27年2月期)末比2店舗増加し、93店舗となりました。
既存店の売上が堅調に伸長したことに加え当期間における新店舗が寄与し、売上高は17,181百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益1,321百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
② ヘルスケア事業
ヘルスケア事業におきましては、有料老人ホームの入居者確保と新規開設した介護施設およびホームヘルスケア事業が寄与し、売上高は堅調に推移しましたが、収益面におきましては、介護施設開設にかかわる初期費用の負担と介護報酬引き下げが影響し、売上高3,212百万円(前年同期比18.7%増)、営業利益142百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
③ 医薬品卸事業
医薬品卸事業におきましては、三重県・岐阜県を中心に展開してまいりましたが、新たに滋賀県においても営業を開始いたしました。
ジェネリック医薬品使用促進策に沿って市場が拡大する中、積極的な営業活動により売上高は伸長しましたが、一方で、競合が激しさを増す事業環境が収益面に影響した結果、売上高1,070百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益56百万円(前年同期比35.7%減)となりました。(内部売上を含む売上高は1,485百万円となり、前年同期比で12.1%増加しました。)
④ 不動産事業
不動産事業におきましては、賃貸不動産からの収入によって、売上高87百万円(前年同期比32.9%増)、営業利益42百万円(前年同期比5.1%減)となりました。
また、投資事業におきましては、効率的な運用成績となっております。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。