有価証券報告書-第56期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/23 10:55
【資料】
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【項目】
150項目
(重要な会計上の見積り)
・NAO-ART社ののれんの評価
(1) 連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度
のれん233百万円
減損損失196百万円

(注)当連結会計年度については、重要性が乏しいため、記載を省略しています。
(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
① 算出方法
のれんの償却費を加味した営業損益が連続してマイナスとなっているなど、連結会計年度末ののれん未償却残高に回収不能な部分が存在する可能性があると判断した場合には、減損の兆候があるものと判定しております。NAO-ART社ののれんは当連結会計年度において減損の兆候があると判定し、のれんの残存償却年数に対応する割引前将来キャッシュ・フローの総額がのれんを含むより大きな単位の資産グループの固定資産の帳簿価額を下回ったことから減損損失の測定を行い、割引後将来キャッシュ・フローの総額とのれんを含むより大きな単位の資産グループの固定資産の帳簿価額との差額を減損損失として計上しております。割引前将来キャッシュ・フローの総額は、経営者によって承認された事業計画を基礎としております。
② 主要な仮定
割引前将来キャッシュ・フローの総額の基礎となる事業計画における主要な仮定は、翌連結会計年度以降における催事開催数、1催事当たりの売上高及び常設店の1ヶ月当たりの売上高であります。
③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
事業計画における主要な仮定である催事開催数、1催事当たりの売上高及び常設店の1ヶ月当たりの売上高は、国内における消費動向、新型コロナウイルス感染症の拡大を含む経営環境の変化等の影響を受ける可能性があり、これに伴い事業計画における催事開催数、1催事当たりの売上高及び常設店の1ヶ月当たりの売上高の見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
・店舗固定資産の減損
(1) 連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度当連結会計年度
有形固定資産8,694百万円8,795百万円
減損損失348百万円274百万円

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
① 算出方法
当社グループの有形固定資産の多くは店舗の固定資産であり、これら店舗の固定資産の減損の兆候を把握するに当たり、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位としております。各店舗の営業損益が過去2期連続でマイナスである場合、各店舗の営業損益がマイナスであり翌期以降も継続してマイナスと見込まれる場合及び店舗の移転リニューアル、閉鎖を決定した場合等に、減損の兆候があるものと判定しております。
減損の兆候の判定に用いる店舗別損益表の営業損益は、財務会計システムで集計された店舗ごとの損益データを基礎として、本社費等の間接的に生ずる費用をその発生形態に関連した配賦基準を用いて各店舗の損益に配賦して算出しております。
店舗の固定資産の減損損失の測定にあたっては、減損の兆候があると判定された各店舗の将来キャッシュ・フローを見積り、割引前将来キャッシュ・フローの総額が各店舗の固定資産の帳簿価額を下回る場合に、帳簿価額を回収可能価額(正味売却価額又は使用価値)まで減額し減損損失として計上しております。
② 主要な仮定
各店舗の将来キャッシュ・フローにおける主要な仮定は、各店舗の営業継続期間、売上高及び営業利益であります。
③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
主要な仮定である各店舗の営業継続期間、売上高及び営業利益は、国内における消費動向を含め経営環境の変化に伴う影響を受ける可能性があり、各店舗の営業継続期間、売上高及び営業利益が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。