半期報告書-第12期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2014/11/28 12:10
【資料】
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【項目】
137項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当中間連結会計期間の連結粗利益は、1兆1,249億円と前年同期比637億円の減益となりました。これは、SMBC日興証券株式会社において、投資信託の販売に係る手数料や株式委託手数料収入が伸び悩んだこと等により減益となったことを主因とするものであります。
営業経費は、当行において、海外ビジネス強化に向けた経費投入を行ったこと等を主因に、前年同期比139億円増加の6,083億円となりました。
一方、与信関係費用は、取引先の状況に応じたきめ細かな対応に取り組んできた成果等により、前年同期比543億円改善の1,222億円の戻り益となりました。
株式等損益は、株式売却益減少を主因に、前年同期比311億円減少の502億円の利益となりました。
以上の結果、経常利益は6,791億円と前年同期比677億円の減益となり、中間純利益は、前年同期比336億円減益の4,297億円となりました。
当中間連結会計期間における主な項目の分析は、以下のとおりであります。
(単位:億円)
前中間連結会計期間当中間連結会計期間前中間連結会計期間比
連結粗利益11,88611,249△637
資金運用収支6,9256,684△241
信託報酬11143
役務取引等収支3,0972,836△261
特定取引収支1,069761△308
その他業務収支784955171
営業経費△5,944△6,083△139
持分法による投資損益77△5△82
連結業務純益6,0195,161△858
与信関係費用6801,222543
不良債権処理額△95△6034
貸出金償却△35△306
貸倒引当金繰入額
その他△60△3129
貸倒引当金戻入益7471,184436
償却債権取立益279972
株式等損益813502△311
その他△44△94△50
経常利益7,4676,791△677
特別損益△14△24△10
うち固定資産処分損益2△12△14
うち減損損失△14△104
税金等調整前中間純利益7,4536,767△686
法人税、住民税及び事業税△1,482△1,44734
法人税等調整額△904△698206
少数株主損益調整前中間純利益5,0684,622△446
少数株主利益△435△324110
中間純利益4,6334,297△336

(注)1 金額が損失又は減益には△を付しております。
2 連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+信託報酬+(役務取引等収益-役務取引等費用)
+(特定取引収益-特定取引費用)+(その他業務収益-その他業務費用)
3 連結業務純益=連結粗利益-営業経費+持分法による投資損益
なお、当中間連結会計期間より連結業務純益の定義を変更し、前中間連結会計期間について遡及処理を行っております。

(2) 財政状態の分析
① 貸出金
貸出金は、前連結会計年度末比2兆6,929億円増加して72兆4,473億円となりました。
(単位:億円)
前連結会計年度末当中間連結会計期間末前連結会計年度末比
貸出金残高(末残)697,544724,47326,929
うちリスク管理債権11,66810,746△922
うち住宅ローン(注)161,067158,395△2,672

(注) 当行及び国内銀行子会社の単体計数を単純合算して表示しております。
[ご参考] 金融再生法開示債権 (単体)
金融再生法開示債権は、前事業年度末比576億円減少して8,238億円となりました。債権区分別では、破産更生債権及びこれらに準ずる債権が127億円減少して1,016億円、危険債権が161億円減少して5,583億円、要管理債権が288億円減少して1,639億円となりました。なお、不良債権比率は、前事業年度末比0.13%低下して1.08%となりました。
(単位:億円)
前事業年度末当中間会計期間末前事業年度末比
破産更生債権及びこれらに準ずる債権1,1431,016△127
危険債権5,7445,583△161
要管理債権1,9271,639△288
合計8,8148,238△576
正常債権719,070752,94733,877
総計727,884761,18533,301
不良債権比率(=①/②)1.21%1.08%△0.13%
直接減額実施額2,5532,078△475

② 有価証券
有価証券は、前連結会計年度末比9,104億円減少して26兆1,820億円となりました。
(単位:億円)
前連結会計年度末当中間連結会計期間末前連結会計年度末比
有価証券270,924261,820△9,104
国債142,424124,647△17,777
地方債2,2711,609△662
社債29,39726,582△2,815
株式34,34237,4553,113
うち時価のあるもの30,36533,3653,000
その他の証券62,49071,5279,038

(注) 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式が含まれております。
[ご参考] 有価証券等の評価損益 (単体)
(単位:億円)
前事業年度末当中間会計期間末前事業年度末比
満期保有目的の債券331261△70
子会社・関連会社株式△724△64975
その他有価証券12,84815,9533,105
うち株式11,09114,0232,932
うち債券600484△116
その他の金銭の信託
合計12,45515,5653,110

③ 繰延税金資産
繰延税金資産は、当行において、貸倒引当金等に係る一時差異が減少したこと等により、前連結会計年度末比195億円減少して825億円となりました。
(単位:億円)
前連結会計年度末当中間連結会計期間末前連結会計年度末比
繰延税金資産1,019825△195
繰延税金負債3072,1981,891

④ 預金
預金は、前連結会計年度末比1兆189億円増加して95兆5,619億円となりました。また、譲渡性預金は、前連結会計年度末比9,519億円増加して14兆9,252億円となりました。
(単位:億円)
前連結会計年度末当中間連結会計期間末前連結会計年度末比
預金945,431955,61910,189
国内829,712826,081△3,631
海外115,719129,53913,820
譲渡性預金139,733149,2529,519

(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び在外連結子会社であります。
⑤ 純資産の部
純資産の部合計は、8兆9,966億円となりました。
このうち株主資本は、中間純利益の計上等により、前連結会計年度末比1,401億円増加して6兆8,869億円となりました。内訳は、資本金1兆7,710億円、資本剰余金2兆7,174億円、利益剰余金2兆6,086億円、自己株式△2,100億円となっております。
また、その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末比2,228億円増加して1兆691億円となりました。内訳は、その他有価証券評価差額金1兆1,456億円、繰延ヘッジ損益△418億円、土地再評価差額金356億円、為替換算調整勘定△29億円、退職給付に係る調整累計額△673億円となっております。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。