四半期報告書-第10期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げにともなう駆け込み需要の反動から回復が遅れ、輸出もアジア向けがさえず次第に弱めの動きとなりました。しかしながら、公共投資は高水準にあり、企業の設備投資も緩やかな増加傾向を維持するなかで雇用情勢は改善し、個人消費も底堅く推移するなど、基調としては緩やかな回復傾向を持続しました。
商品市況は、石油は中東情勢を背景とした上昇から急反落、貴金属は米国の早期利上げ観測によるドル高を受けて下落、穀物は米国の豊作見通しから大幅下落となり、全国市場売買高は19,758千枚(前年同期比69.5%)となりました。
証券市況は、当初の消費税率引き上げの影響を懸念した下落から反発しました。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革による株式市場への投資拡大が期待されたほか、円安による輸出企業の業績改善も見込まれ、日経平均株価は年初来高値を更新しました。
為替市場は、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和と米国の量的緩和縮小が進むなか、日銀が金融政策を維持したことから8月にかけては、おおむね横ばい推移となりました。しかしながら、米国の利上げ時期が早まるとの見方や、消費税率引き上げ後の成長鈍化から日銀の追加緩和期待が強まると、9月には大幅な円安となりました。
このような経済状況の中、当社グループは、当第2四半期連結累計期間における受取手数料が2,268百万円(前年同期比90.1%)、売買損益が202百万円の利益(同129.1%)となり、営業収益は2,514百万円(同92.4%)となりました。
営業費用は2,209百万円(同95.3%)となり、営業利益が304百万円(同75.5%)、経常利益が326百万円(同68.7%)、四半期純利益は254百万円(同77.8%)となりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における営業収益の状況はつぎのとおりであります。
1.受取手数料
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.売買損益
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
3.その他
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
セグメント別の業績等
① 商品取引関連事業
当社グループの主力事業である商品取引関連事業においては、受取手数料は2,228百万円(前年同期比91.2%)となり、売買損益は26百万円の利益(同70.6%)となり、営業収益は2,287百万円(同90.8%)となりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における商品取引関連事業の営業収益はつぎのとおりであります。
A.営業収益
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループの商品先物取引の売買に関して当第2四半期連結累計期間の状況はつぎのとおりであります。
B.商品先物取引の売買高の状況
(注)1 主な商品別の委託売買高とその総委託売買高に対する割合は、つぎのとおりであります。
2 商品先物取引における取引の最低単位を枚と呼び、例えば金1枚は1kg、とうもろこし1枚は50トンというように1枚当たりの数量は商品ごとに異なります。
当社グループの商品先物取引に関する売買高のうち、当第2四半期連結累計期間末において反対売買等により決済されていない建玉の状況はつぎのとおりであります。
C.商品先物取引の未決済建玉の状況
② 有価証券関連事業
有価証券関連事業につきましては、受取手数料が39百万円(前年同期比53.6%)、売買損益が176百万円の利益(同147.1%)となり、営業収益は227百万円(同111.2%)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ146百万円増加し、3,134百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、つぎのとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果獲得した資金は436百万円(前年同期は731百万円の獲得)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益317百万円を計上したほか、信用取引資産の減少608百万円、保管借入商品の減少172百万円等の増加要因があった一方で、預託金の増加400百万円、借入商品の減少172百万円、信用取引負債の減少482百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は64万円(前年同期は20百万円の使用)となりました。これは、定期預金等の預入による支出50百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は235百万円(前年同期は246百万円の使用)となりました。これは、短期借入による収入1,944百万円等があった一方で、短期借入金の返済による支出2,042百万円等があったことによるものであります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)重要事象等について
該当事項はありません。
(1) 業績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げにともなう駆け込み需要の反動から回復が遅れ、輸出もアジア向けがさえず次第に弱めの動きとなりました。しかしながら、公共投資は高水準にあり、企業の設備投資も緩やかな増加傾向を維持するなかで雇用情勢は改善し、個人消費も底堅く推移するなど、基調としては緩やかな回復傾向を持続しました。
商品市況は、石油は中東情勢を背景とした上昇から急反落、貴金属は米国の早期利上げ観測によるドル高を受けて下落、穀物は米国の豊作見通しから大幅下落となり、全国市場売買高は19,758千枚(前年同期比69.5%)となりました。
証券市況は、当初の消費税率引き上げの影響を懸念した下落から反発しました。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革による株式市場への投資拡大が期待されたほか、円安による輸出企業の業績改善も見込まれ、日経平均株価は年初来高値を更新しました。
為替市場は、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和と米国の量的緩和縮小が進むなか、日銀が金融政策を維持したことから8月にかけては、おおむね横ばい推移となりました。しかしながら、米国の利上げ時期が早まるとの見方や、消費税率引き上げ後の成長鈍化から日銀の追加緩和期待が強まると、9月には大幅な円安となりました。
このような経済状況の中、当社グループは、当第2四半期連結累計期間における受取手数料が2,268百万円(前年同期比90.1%)、売買損益が202百万円の利益(同129.1%)となり、営業収益は2,514百万円(同92.4%)となりました。
営業費用は2,209百万円(同95.3%)となり、営業利益が304百万円(同75.5%)、経常利益が326百万円(同68.7%)、四半期純利益は254百万円(同77.8%)となりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における営業収益の状況はつぎのとおりであります。
1.受取手数料
区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
商品先物取引 | |||
国内市場 | |||
現物先物取引 | |||
農産物市場 | 20 | 156.2 | |
農産物・砂糖市場 | 10,919 | 42.3 | |
貴金属市場 | 2,087,544 | 90.3 | |
ゴム市場 | 59,864 | 115.1 | |
石油市場 | 45,157 | 147.2 | |
中京石油市場 | 393 | 114.7 | |
小計 | 2,203,900 | 91.1 | |
現金決済取引 | |||
貴金属市場 | 3,915 | 33.0 | |
石油市場 | 6,459 | 94.5 | |
小計 | 10,375 | 55.4 | |
国内市場計 | 2,214,275 | 90.8 | |
海外市場計 | 11,517 | - | |
商品先物取引計 | 2,225,793 | 91.2 | |
商品投資販売業 | |||
商品ファンド | 2,699 | 68.9 | |
商品取引 | 2,228,493 | 91.2 | |
証券取引 | 39,664 | 53.6 | |
合 計 | 2,268,158 | 90.1 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2.売買損益
区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
商品先物取引損益 | |||
国内市場 | |||
現物先物取引 | |||
農産物・砂糖市場 | 939 | - | |
貴金属市場 | 3,973 | 8.2 | |
ゴム市場 | 2,603 | - | |
石油市場 | 164 | 255.0 | |
小計 | 7,680 | 18.3 | |
現金決済取引 | |||
貴金属市場 | △25 | - | |
石油市場 | △261 | - | |
小計 | △287 | - | |
国内市場計 | 7,392 | 17.8 | |
商品先物取引損益計 | 7,392 | 17.8 | |
商品売買取引 | 18,727 | - | |
商品取引 | 26,120 | 70.6 | |
証券取引 | 176,806 | 147.1 | |
合 計 | 202,926 | 129.1 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
3.その他
区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
商品ファンド管理報酬等 | 16,802 | 67.6 |
その他 | 26,555 | 119.4 |
合 計 | 43,357 | 92.0 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
セグメント別の業績等
① 商品取引関連事業
当社グループの主力事業である商品取引関連事業においては、受取手数料は2,228百万円(前年同期比91.2%)となり、売買損益は26百万円の利益(同70.6%)となり、営業収益は2,287百万円(同90.8%)となりました。
当社グループの当第2四半期連結累計期間における商品取引関連事業の営業収益はつぎのとおりであります。
A.営業収益
区分 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
受取手数料 | 2,228,493 | 91.2 |
売買損益 | 26,120 | 70.6 |
その他 | 32,719 | 87.9 |
合計 | 2,287,333 | 90.8 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループの商品先物取引の売買に関して当第2四半期連結累計期間の状況はつぎのとおりであります。
B.商品先物取引の売買高の状況
市場名 | 委託(枚) | 前年同期比 (%) | 自己(枚) | 前年同期比 (%) | 合計(枚) | 前年同期比 (%) |
国内市場 | ||||||
現物先物取引 | ||||||
農産物市場 | 13 | 185.7 | 18,400 | 460.0 | 18,413 | 459.5 |
農産物・砂糖市場 | 14,135 | 52.7 | 8,636 | - | 22,771 | 82.9 |
貴金属市場 | 597,538 | 108.1 | 8,997 | 47.4 | 606,535 | 106.1 |
ゴム市場 | 151,157 | 84.3 | 7,794 | 206.0 | 158,951 | 86.8 |
石油市場 | 106,215 | 113.0 | 90 | 8.1 | 106,305 | 111.8 |
中京石油市場 | 788 | 125.5 | - | - | 788 | 125.5 |
小計 | 869,846 | 101.9 | 43,917 | 153.8 | 913,763 | 103.6 |
現金決済取引 | ||||||
貴金属市場 | 16,512 | 31.8 | 1,306 | 89.5 | 17,818 | 33.3 |
石油市場 | 19,076 | 156.4 | 24 | 4.3 | 19,100 | 149.8 |
小計 | 35,588 | 55.5 | 1,330 | 66.0 | 36,918 | 55.8 |
国内市場計 | 905,434 | 98.7 | 45,247 | 148.0 | 950,681 | 100.3 |
海外市場計 | 25,501 | - | - | - | 25,501 | - |
合計 | 930,935 | 101.3 | 45,247 | 148.0 | 976,182 | 102.8 |
(注)1 主な商品別の委託売買高とその総委託売買高に対する割合は、つぎのとおりであります。
取引所名 | 銘柄名 | 前第2四半期連結累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年9月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年9月30日) | ||
委託売買高(枚) | 割合(%) | 委託売買高(枚) | 割合(%) | ||
東京商品取引所 | 金(標準取引) | 328,701 | 35.8 | 350,418 | 37.6 |
東京商品取引所 | 白金(標準取引) | 217,000 | 23.6 | 243,240 | 26.1 |
東京商品取引所 | ゴム | 179,348 | 19.5 | 151,157 | 16.2 |
東京商品取引所 | ガソリン | 53,354 | 5.8 | 54,831 | 5.9 |
東京商品取引所 | 灯油 | 40,646 | 4.4 | 51,364 | 5.5 |
2 商品先物取引における取引の最低単位を枚と呼び、例えば金1枚は1kg、とうもろこし1枚は50トンというように1枚当たりの数量は商品ごとに異なります。
当社グループの商品先物取引に関する売買高のうち、当第2四半期連結累計期間末において反対売買等により決済されていない建玉の状況はつぎのとおりであります。
C.商品先物取引の未決済建玉の状況
市場名 | 委託(枚) | 前年同期比 (%) | 自己(枚) | 前年同期比 (%) | 合計(枚) | 前年同期比 (%) |
国内市場 | ||||||
現物先物取引 | ||||||
農産物市場 | 9 | 900.0 | - | - | 9 | 900.0 |
農産物・砂糖市場 | 2,228 | 98.9 | 5,000 | - | 7,228 | 320.8 |
貴金属市場 | 27,039 | 164.2 | 86 | 62.3 | 27,125 | 163.4 |
ゴム市場 | 8,776 | 226.1 | 200 | - | 8,976 | 231.3 |
石油市場 | 9,355 | 116.1 | - | - | 9,355 | 116.1 |
中京石油市場 | 125 | 500.0 | - | - | 125 | 500.0 |
小計 | 47,532 | 154.9 | 5,286 | - | 52,818 | 171.4 |
現金決済取引 | ||||||
貴金属市場 | 846 | 78.6 | 21 | 140.0 | 867 | 79.5 |
石油市場 | 2,295 | 196.5 | - | - | 2,295 | 196.5 |
小計 | 3,141 | 140.0 | 21 | 140.0 | 3,162 | 140.0 |
国内市場計 | 50,673 | 153.9 | 5,307 | - | 55,980 | 169.2 |
海外市場計 | 629 | - | - | - | 629 | - |
合計 | 51,302 | 155.8 | 5,307 | - | 56,609 | 171.1 |
② 有価証券関連事業
有価証券関連事業につきましては、受取手数料が39百万円(前年同期比53.6%)、売買損益が176百万円の利益(同147.1%)となり、営業収益は227百万円(同111.2%)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ146百万円増加し、3,134百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、つぎのとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動の結果獲得した資金は436百万円(前年同期は731百万円の獲得)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益317百万円を計上したほか、信用取引資産の減少608百万円、保管借入商品の減少172百万円等の増加要因があった一方で、預託金の増加400百万円、借入商品の減少172百万円、信用取引負債の減少482百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動の結果使用した資金は64万円(前年同期は20百万円の使用)となりました。これは、定期預金等の預入による支出50百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動の結果使用した資金は235百万円(前年同期は246百万円の使用)となりました。これは、短期借入による収入1,944百万円等があった一方で、短期借入金の返済による支出2,042百万円等があったことによるものであります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)重要事象等について
該当事項はありません。