有価証券報告書-第74期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/26 16:08
【資料】
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【項目】
148項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および一部の連結子会社は、確定給付型および確定拠出型の退職給付制度を有しております。
当社は、退職給付制度として、ほぼ全従業員を対象とした非拠出型の給付建退職一時金制度を有しております。企業年金については、確定給付型の制度として企業年金基金制度を有しており、また確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を有しております。退職一時金制度における支払額および企業年金基金制度の年金給付額は、主にポイント制に基づいて決定しております。
なお、当連結会計年度において、海外連結子会社1社が確定給付年金制度を廃止しております。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
退職給付債務の期首残高463,282503,389
勤務費用14,74716,702
利息費用6,1754,220
数理計算上の差異の発生額41,500△6,319
退職給付の支払額△21,825△20,896
過去勤務費用の発生額△30△68
退職給付制度一部終了による減少額-△8,627
その他△460134
退職給付債務の期末残高503,389488,534

(注)一部の会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
年金資産の期首残高234,293285,246
期待運用収益3,8562,107
数理計算上の差異の発生額42,602△17,260
事業主からの拠出額13,6339,557
退職給付の支払額△8,653△8,317
退職給付制度一部終了による減少額-△8,627
その他△486△2,086
年金資産の期末残高285,246260,618

(3) 退職給付債務および年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債および退職給付に係る資産の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
積立型制度の退職給付債務274,841258,417
年金資産△285,246△260,618
△10,404△2,200
非積立型制度の退職給付債務228,547230,116
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額218,142227,916
退職給付に係る負債230,583231,272
退職給付に係る資産△12,440△3,356
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額218,142227,916

(4) 退職給付費用およびその内訳項目の金額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
勤務費用14,74716,702
利息費用6,1754,220
期待運用収益△3,856△2,107
数理計算上の差異の費用処理額9,5219,572
過去勤務費用の費用処理額△3,250△1,804
その他19△120
確定給付制度に係る退職給付費用23,35626,462

(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
過去勤務費用△3,219△1,736
数理計算上の差異10,623△1,369
合計7,403△3,105

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
未認識過去勤務費用△3,404△1,667
未認識数理計算上の差異21,20222,571
合計17,79820,903

(7) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
債券91%89%
株式2%2%
現金及び預貯金0%0%
生保一般勘定4%6%
その他3%3%
合計100%100%

② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在および将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎は次のとおりであります。
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
割引率0.5%~0.8%0.6%~1.0%
長期期待運用収益率1.2%0.4%

3.確定拠出制度
当社および連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
5,6297,029