有価証券報告書-第77期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 13:17
【資料】
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【項目】
162項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社および一部の連結子会社は、確定給付型および確定拠出型の退職給付制度を有しております。
当社は、退職給付制度として、ほぼ全従業員を対象とした非拠出型の給付建退職一時金制度を有しております。企業年金については、確定給付型の制度として企業年金基金制度を有しており、また確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を有しております。退職一時金制度における支払額および企業年金基金制度の年金給付額は、主にポイント制に基づいて決定しております。
なお、当連結会計年度において、一部の海外連結子会社が確定給付年金制度を廃止しております。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
退職給付債務の期首残高504,867507,344
勤務費用16,96717,094
利息費用4,4893,828
数理計算上の差異の発生額5,21029,659
退職給付の支払額△20,862△19,952
過去勤務費用の発生額20△16,646
退職給付制度一部終了による減少額-△9,059
その他△3,348△17
退職給付債務の期末残高507,344512,251

(注)一部の会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
年金資産の期首残高270,879284,567
期待運用収益2,4831,486
数理計算上の差異の発生額15,74710,644
事業主からの拠出額6,6115,966
退職給付の支払額△8,380△8,207
退職給付制度一部終了による減少額-△9,788
その他△2,77385
年金資産の期末残高284,567284,753

(3) 退職給付債務および年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債および退職給付に係る資産の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
積立型制度の退職給付債務267,350291,590
年金資産△284,567△284,753
△17,2166,837
非積立型制度の退職給付債務239,994220,661
アセット・シーリングによる調整額140166
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額222,917227,665
退職給付に係る負債239,874229,559
退職給付に係る資産△16,956△1,893
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額222,917227,665

(注)「アセット・シーリングによる調整額」は、「従業員給付」(IAS第19号)を適用している海外連結子会社において、退職給付に係る資産の計上額が一部制限されていることによる調整額であります。
(4) 退職給付費用およびその内訳項目の金額
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
勤務費用16,96717,094
利息費用4,4893,828
期待運用収益△2,483△1,486
数理計算上の差異の費用処理額2,6782,925
過去勤務費用の費用処理額△56657
その他8△76
確定給付制度に係る退職給付費用21,09422,342

(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
過去勤務費用△58616,704
数理計算上の差異13,239△16,120
その他7945
合計12,731628

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
未認識過去勤務費用114△16,589
未認識数理計算上の差異11,78427,859
合計11,89811,270

(7) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は次のとおりであります。
(単位:%)
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
債券9397
株式10
現金及び預貯金00
生保一般勘定52
その他11
合計100100

② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在および将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎は次のとおりであります。
(単位:%)
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当連結会計年度
(2020年3月31日)
割引率0.1~0.70.2~0.7
長期期待運用収益率0.60.4

3.確定拠出制度
当社および連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
7,8037,967