有価証券報告書-第21期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 16:55
【資料】
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【項目】
166項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
イ 監査役監査の組織、人員及び手続きについて
(a) 当社は、監査役制度を採用しており、常勤監査役1名及び非常勤監査役2名で構成される監査役会を設置しております。非常勤監査役2名は社外監査役であります。
(b) 監査役会は、監査役監査方針並びに監査計画等に基づく主な検討事項について監査結果の報告・審議を行っております。また、取締役、内部監査室その他の使用人等と意思疎通を図り、取締役会等の重要会議へ出席する他、会計監査人等との連携を密にして、取締役の職務遂行を監査しております。
(c) 各監査役の経験及び能力
役職名氏 名経験及び能力
常勤監査役品 田 耕 一金融業界における専門的な知識と海外勤務の業務経験を有しております。また、当社の品質管理における業務プロセスに精通しており、これらの専門的な知識と豊富な経験を当社における意思決定及び取締役の業務執行状況等を監査にいかし、当社の持続的な企業価値の向上に向けて経営の監査に寄与しております。
独立社外監査役守 屋 宏 一弁護士として、専門的な見地から企業経営や不動産関係、労務、コンプライアンスなど様々な分野での法律経験を積まれております。また、他社の社外取締役・監査役に就任されており、これら専門的な知識と豊富な経験をいかし、今後の当社の経営全般に関して独立した立場から当社の監査に寄与しております。
独立社外監査役田 中 英 隆米国公認会計士の資格を有し、国際金融における専門的な知識、海外事業及びM&Aに精通しております。また、会社経営者としての豊富な経験等に基づき、今後の当社の海外展開を含めた経営全般に関してグルーバルな視点で独立した立場から当社の監査に寄与しております。

ロ 監査役及び監査役会の活動状況
(a) 会計監査
監査役は、会計監査人が独立の立場を保持しているかを監視し、かつ、会計監査人から監査計画の説明を受け、適正な監査を実施しているかを検証しております。また、その職務執行状況について、四半期毎にレビュー報告、監査結果報告を受け、必要に応じて説明を求めております。
(b) 業務監査及び内部統制の監査
監査役は、内部監査室と連携し、監査状況を確認するとともに必要があれば監査役として監査を実施し、重要書類の閲覧や各部署への往査を実施しております。また、監査役は、取締役会に出席し、取締役の職務執行状況及び議事運営、決議内容等を監査し、必要に応じて意見表明を行っております。個々の監査役の取締役会への出席状況については下記のとおりであります。
(c) 代表取締役へのヒアリング
代表取締役と定期的に面談を実施し、経営課題等について意見を交換して意思の疎通を図っております。
(d) 監査役会の活動状況
監査役会は、監査役監査方針・監査計画、会計監査人の評価等の審議及び監査役監査・内部監査の結果等が報告され、毎月1回開催されるほか、必要に応じて随時開催しております。当事業年度は合計13回開催し、個々の監査役の監査役会への出席状況については下記のとおりであります。
常勤監査役は、経営会議やリスク管理に関する会議等の重要会議に出席し、必要に応じて意見表明を行っております。また、重要会議の内容を独立社外監査役と情報共有し、意見を交換して意思の疎通を図っております。
氏 名取締役会(17回開催)監査役会(13回開催)
出席回数出席率出席回数出席率
品 田 耕 一13回/13回100.0%10回/10回100.0%
守 屋 宏 一17回/17回100.0%13回/13回100.0%
田 中 英 隆13回/13回100.0%10回/10回100.0%

注 1 上記の取締役会のほか、会社法第370条及び当社定款第26条第2項の規定に基づき、取締役会決議があったものとみなす書面決議が15回ありました。
2 監査役品田耕一氏及び監査役田中英隆氏は、2019年6月21日開催の第20回定時株主総会で選任され、それぞれ就任いたしました。
② 内部監査の状況
当社における内部監査は、代表取締役社長直轄の部署として内部監査室(2名)を設置し、業務全般の内部管理体制の適切性・有効性を検証することを目的として、各部門におけるリスクの管理状況を踏まえた内部監査計画に基づいて、定期的な監査を実施しております。内部監査の実施にあたって、各部署に対して監査指摘事項について改善及び是正を求め、監査結果については内部監査報告書を作成の上、代表取締役社長へ報告しております。また、監査役会や会計監査人との間で定期的に会合を開催することで情報交換及び相互の意思疎通を図り連携し、内部牽制が十分機能するように努めております。
イ 内部監査方針
・業務監査は、経営方針並びに法令等に基づく各部署の業務活動の合理的・効果的な活動に関して客観的な評価を与える。また、新たに運用が開始される新システムに関して、業務プロセスの見直し等の状況を確認し、正しい業務活動の維持並びに改善行動を行う。
・各部署長と連携し、部署単位の内部管理体制の問題点や課題を解決する。
ロ 内部監査重点項目
・会社方針や月次予定の理解度、具体的行動策の進捗状況の把握
・稟議書等承認書類と業務遂行・結果との相関関係
・宅建業業、建設業法、金融商品取引法、犯罪収益移転防止法、個人情報保護法等の法令遵守状況
・各部署の研修・教育訓練の内容、効果確認の状況
③ 会計監査の状況
イ 監査法人の名称
三優監査法人
会計監査は、三優監査法人に依頼しており、期末監査に偏ることなく、期中を通じて満遍なく監査が実施されております。また、会計監査以外にも、会計上の課題・内部統制上の課題等に関しましては随時アドバイスを受けております。
ロ 継続監査期間
2001年3月期以降の19年間
ハ 業務を執行した公認会計士の氏名
指定社員 業務執行社員 齋藤 浩史
指定社員 業務執行社員 森田 聡
業務執行社員のローテーションに関しては適切に実施されており、原則として連続して7会計期間を超えて監査業務に関与しておりません。
ニ 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士7名、その他1名
(注)その他は、システム監査担当者等であります。
ホ 監査法人の選定方針と理由
当社は、三優監査法人より同法人の監査体制、監査計画等について説明を受け、同法人の独立性、品質管理体制、専門性の有無、当社グループが行っている事業分野への理解度及び監査報酬等を総合的に勘案し、下記のとおり監査役会が定める「会計監査人選定・評価基準」に準じて選定した結果、当該監査法人を会計監査人として選定することが妥当であると判断しております。
・会計監査人の選定・評価基準
(1) 監査体制
(2) 監査計画
(3) 監査業務の品質等に関する事項
(4) 監査業務実績
(5) 監査報酬
ヘ 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役及び監査役会は、上記「ホ」のとおり監査役会が定める「会計監査人選定・評価基準」に準じて各項目を評価した結果、いずれの評価項目も会計監査の適格性、独立性や信頼性などにおいて問題がないと判断しております。
④ 監査報酬の内容等
イ 監査公認会計士等に対する報酬の内容
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
提出会社33,00034,000
連結子会社
33,00034,000

監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容は、前連結会計年度及び当連結会計年度において、該当事項はありません。
ロ 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(「イ」を除く)
該当事項はありません。
ハ その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ 監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬は、監査計画における監査時間及び監査報酬の推移並びに当事業年度の監査計画と実績の状況を確認し、報酬額の見積もりの妥当性を検討した結果、監査役会の同意を得て取締役会にて決定しております。
ホ 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、過年度の監査計画における監査項目別、階層別監査時間の実績及び報酬額の推移並びに会計監査人の職務遂行状況を確認し、当事業年度の監査計画及び報酬額の妥当性を検討した結果、会計監査人の報酬等について会社法第399条第1項の同意を行っております。