有価証券報告書-第114期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/24 15:32
【資料】
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【項目】
151項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営の基本方針
京福グループでは、以下に掲げる「経営理念」および「経営姿勢」を基本方針に、京都地区では鉄道沿線を福井地区ではバス・タクシーを中心とした交通インフラをそれぞれを核に地域と協働して沿線の魅力を高めることで事業の拡大を図ってまいります。
<経営理念>京福グループは、安全・安心をブランドの礎とし、人と社会に貢献します。
<経営姿勢>・安全・安心・感動を基礎に、社会と一体となって歩み続けます。
・進取・挑戦の歩みを止めず、日々進化し続けます。
・人と自然を敬愛します。
(2) 中長期的な経営戦略
京福グループでは、持続的な成長を続けていくために、2016年度に経営ビジョン「沿線深耕~私たちのまちをさらに楽しくにぎやかに~」を策定し、ビジョン達成のための取組みを行ってきました。
京福グループは、この経営ビジョンのもと、[「沿線深耕」を通じたエリア戦略][沿線のまちづくり][「安全・安心」への継続投資]を基本方針に、中期経営計画で策定した取組みを実践し、エリア屈指のなくてはならない交通事業や住んでよかった・来てよかった沿線の京福ブランドの醸成を目指してきました。
このような取組みのもと、激変する経営環境においてもさらなる持続的な成長を促進するため、これまでの「沿線」を広く捉え、新たなマーケット創出への「沿線拡大」を成長戦略に加え、経営ビジョン達成に向けた2019年度からの5年間における京福グループ中期経営計画2023(2019~2023年度)を2019年度に策定しました。
京福グループ中期経営計画2023の概略は、次のとおりです。
基本方針
1.「成長戦略」と「成長戦略を支える基盤整備」を明確化し、成長戦略の実現性をより高めます。確固たる土台の上に個々の事業・地域セグメントに合った取組みを行うことで、京福グループのさらなる成長を図ります。
2.成長戦略
「沿線深耕」から「沿線拡大」にベクトルを向け、新たな収益の源泉を確保することで成長します。これまで、沿線の付加価値向上の取組みとして、新駅開業、交通結節改善およびバス・タクシーのシームレス化など、外側からアクセス強化、いわゆる内向きのベクトルの施策に注力してきましたが、これからは新たにマーケットの拡大を目指した外向きのベクトルの施策を加えていきます。
京都地区では、交通結節強化と沿線地域・観光拠点の活性化により需要を創出します。また、福井地区では、グループシナジーの強化による事業エリアの拡大により需要を創出します。
3.成長戦略を支える基盤整備
成長戦略を確実に推進する基盤を整備するために、当社グループの基幹である交通事業での安全に対する投資と働き方改革等に対応した人材確保と人材活用を最優先で進めます。
(1)安全安心の取組み
安定かつ継続したヒトとモノへの積極的な投資を実施します。京都の鉄軌道業では、「安全あんしん5ヶ年計画」を策定し、それに基づきハード・ソフト面の向上を計画的に図ります。福井のバス・タクシーでは拠点を集約し、運行管理の一元化を図ります。
(2)人材確保と人材活用の取組み
働き方改革、AI技術の発展等の外部環境の変化に対応すべく人材確保のための施策を実施し、事業の安定化を図ります。また、グループ全体で労働条件や労働環境を整備するとともに、安全・接遇教育を充実させ、人材育成と効率的な人材活用を図ります。
(3)財務・資本政策の取組み
「安全を確保する投資」と「戦略的な投資」の投資ポートフォリオを平準化し、投資効率を最大限に引き上げるとともに、内部留保の積極的な活用により有利子負債の削減など企業価値の向上を図ります。
4.定量目標
当社グループは株主価値の向上を図るため、持続的な成長、安定した収益確保および健全な財務体質を経営目標としており、2023年度の定量目標は以下のとおりであります。
2023年度の目標
連結営業収益140億円以上
連結ROE8.0%以上
連結有利子負債/EBITDA倍率※4.0倍前後

※連結有利子負債/EBITDA倍率=(社債+借入金)÷(営業利益+減価償却費)
(3) 経営環境
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響により、訪日外国人の減少だけでなく国内消費が大きく減少しており、特に鉄軌道事業や貸切バス事業などの運輸業やホテル事業などのレジャー・サービス業における経営環境は当面厳しい状況が続くものと想定されます。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
新型コロナウイルス感染症の拡大という未曽有の危機に当たり、公共交通を基幹事業とする当社グループの社会的責任は大きく、事業継続計画(BCP)に基づき、事業を遂行していくことを責務と認識しています。関係官庁や関係先との緊密な連携のもと、行政が主導する感染拡大防止の各施策への協力、役職員の感染防止と事業継続に、グループ一体で全力を傾注していく方針です。加えて、事態収束後の速やかな業績改善に向けての体制作りを進めてまいります。
「中期経営計画2023」(2019~2023年度)の進捗は、運輸業におきましては、嵐山線では、「安全・あんしん5ヶ年計画」に基づき設備改善工事を実施するとともに、お客様に安心してご利用いただくための教育を充実するなどハード・ソフト両面のレベルアップに取り組みます。さらに、北野白梅町駅での駅前広場の整備等Ⅱ期工事を鋭意進めます。また、これまで進めてきた北野白梅町駅や西院駅等の交通結節についてハード面の整備が完了したことを受け、今後はそれらを最大限に生かした利用促進策の推進や、地域活性化への取組みを強化していきます。地域活性化を通じた沿線価値向上については、自治体に加え、包括連携協定を締結した学校法人立命館など産官学の連携に沿線地域の皆様を含め、検討を深めていきます。京都バス㈱では、京都市交通局との協力・連携によるシームレス化を継続するとともに、老朽化施設の更新を進め安全性と効率性の向上を図ります。京福バス㈱では、2020年6月を目途にバス・タクシー事業の拠点集約化工事の竣工を予定し、2023年春(予定)の北陸新幹線延伸も見据え、グループでの一体的な運営管理、営業体制など更なる強化を図るとともに、高速バス路線の拡大など新たな取組みを推進します。
不動産業におきましては、京都地区では「らんでんすもすもプロジェクト」を推進し、当社ブランドである「京福の家」「ランフォート」シリーズを通じ沿線地域の活性化と収益拡大に努めます。福井地区では福井口周辺活性化を進めるとともに、JR福井駅付近土地の有効活用策を検討し将来にわたる安定的な収益源を創出いたします。
レジャー・サービス業におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響は甚大ではありますが、三国観光ホテル、ホテル京福 福井駅前をはじめとして越前松島水族館などの各施設においては、いつでもお客様に喜んでいただけるよう準備を怠ることなく努めてまいります。
現状、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と、これによる影響が未だ見通せない状況下にありますが、地域における交通インフラとしての役割と感染収束に向けた社会的責任を果たしながら、適宜最善と考えられる方策により、危機回避と業績回復に可能な限り努めてまいります。

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