有価証券報告書-第135期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 13:26
【資料】
PDFをみる
【項目】
109項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、政府による経済政策を背景に景気回復が続く中、企業収益や雇用情勢の改善により個人消費は緩やかな回復基調で推移しましたが、米国の政策動向や東アジア地域の情勢不安等による世界経済の不確実性の影響等により、先行きは依然として不透明な状況が続いています。
このような情勢のもと、当社は平成29年8月8日に創立90周年を迎えました。そして、基盤となるバス事業を中心に、更なる安全性の向上及びお客様視点によるサービスづくりに努めるとともに、積極的な事業展開を行い、中長期的な収益力の向上を目指してまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,045百万円増加し、57,630百万円となりました。増減の主なものは、現金及び預金の増加2,080百万円、有価証券及び投資有価証券の時価評価等による増加319百万円、長期銀行預金の減少等による投資その他の資産におけるその他の減少179百万円等であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ556百万円増加し、15,528百万円となりました。増減の主なものは、未払金の増加427百万円、未払消費税等の増加204百万円、借入金の減少275百万円等であります。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加1,383百万円、その他有価証券評価差額金の増加88百万円等により前連結会計年度末に比べ1,488百万円増加の42,102百万円となり、自己資本比率は73.0%となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は前年同期比39百万円(0.1%)増の44,562百万円、営業利益は前年同期比188百万円(△6.8%)減の2,604百万円、経常利益は前年同期比205百万円(△6.8%)減の2,821百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益はレジャーサービス業等における減損損失の計上等により前年同期比412百万円(△20.7%)減の1,579百万円となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額であります。
(自動車運送)
乗合バス部門におきましては、一般路線バスでは沿線商業施設へのアクセス強化や三宮を基点とする路線の増便に加え、通勤需要の増加による定期券やICカード利用の増加等により増収となりました。高速乗合バスは明石市・神戸市西区~三宮線や関空リムジン線が好調に推移したこと等により増収となりました。タクシー部門は乗務員不足による稼働率の低下により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比223百万円(1.1%)増の20,346百万円となりましたが、営業利益は人件費及び燃料費の増加等により前年同期比269百万円(△29.3%)減の651百万円となりました。
(車両物販・整備)
車両物販部門におきましては、自動車リサイクル部品や大型車両部品の販売が好調に推移したことにより増収となりました。自動車整備部門はバス搭載機器の取付けが増加したものの、事故修理等の減少により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比74百万円(0.9%)増の8,117百万円となりましたが、営業利益は原価率が上昇したこと等により前年同期比11百万円(△2.8%)減の402百万円となりました。
(業務受託)
車両管理部門におきましては、新規顧客の獲得や既存顧客からの受注増等により増収となりました。経営受託部門は指定管理施設の新規契約に加え、既存施設の管理・運営範囲の拡大により増収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比169百万円(5.5%)増の3,272百万円となりましたが、営業利益は人件費の増加等により前年同期比37百万円(△15.6%)減の201百万円となりました。
(不動産)
賃貸部門におきましては、前期取得物件の通年寄与や既存オフィスビルへの新規テナント入居がありましたが、既存の賃貸用マンションの一部を売却したことにより減収となりました。住宅部門は注文住宅や分譲土地の販売数が減少したことにより減収となりました。建設部門は工事の件数、規模ともに前年同期を下回ったことにより減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比574百万円(△13.1%)減の3,800百万円、営業利益は前年同期比27百万円(△1.9%)減の1,440百万円となりました。
(レジャーサービス)
サービスエリア部門におきましては、ゴールデンウィーク期間中の利用者は増加しましたが、台風や平成30年3月に新名神高速道路が開通した影響等により若干の減収となりました。飲食部門は平成29年9月にオープンした「串家物語」をはじめとするFC店舗が収益の確保に寄与しましたが、不採算店舗の閉鎖等により減収となりました。食品製造販売部門は不採算店舗を閉鎖する一方で、一部の既存店舗のリニューアルを行い、収益性の向上に努めました。ツタヤFC部門は平成29年9月に「TSUTAYA相生店」を閉店しましたが、平成29年2月に「TSUTAYA姫路飾磨店」を出店したことにより増収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比211百万円(△3.3%)減の6,257百万円となりましたが、営業損益は食品製造販売部門の不採算店舗閉鎖やツタヤFC部門の前連結会計年度における新規出店経費が軽減したこと等により193百万円改善し、27百万円の営業損失となりました。
(旅行貸切)
旅行部門におきましては、手配旅行はイベントの減少や夏場の台風の影響等により減収となりましたが、募集型企画旅行はツアーブランド「LIMON(リモン)」による訪日旅行の取扱増に加え、ハイクラスツアーブランド「真結(ゆい)」の定着等により増収となりました。貸切バス部門は、稼働数は減少しましたが、一稼動あたりの収入が増加したことにより前年並みで推移いたしました。以上の結果、売上高は前年同期比75百万円(1.9%)増の4,065百万円、営業損益は償却費及び燃料費の増加により前年同期に比べ64百万円悪化し、48百万円の営業損失(前年同期は15百万円の営業利益)となりました。
(その他)
清掃・警備部門におきましては、姫路駅前キャッスルガーデンの設備管理業務の新規受注に加え、建物清掃業務における新規顧客の獲得や既存顧客からの受注増により増収となりました。広告部門はラッピングバスの受注増等により増収となりました。化粧品販売部門はエステサロンの運営店舗数の減少等により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比54百万円(2.9%)増の1,937百万円、営業損益は前年同期に比べ10百万円改善し、5百万円の営業損失となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,186百万円増加し、5,615百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,683百万円、減価償却費2,864百万円、法人税等の支払額864百万円等により5,177百万円の収入(前年同期は4,048百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出2,331百万円、定期預金の預入による支出1,940百万円、定期預金の払戻による収入1,545百万円等により2,954百万円の支出(前年同期は3,124百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、ファイナンス・リース債務の返済による支出540百万円、長期借入金の返済による支出375百万円等により1,037百万円の支出(前年同期は1,197百万円の支出)となりました。
なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フロー(営業活動におけるキャッシュ・フローと投資活動におけるキャッシュ・フローを合算したもの)は2,223百万円のプラスとなりました。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループはサービス業を主体とし、その生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であるため、生産実績・受注状況に代えて各セグメントの大半を占める提出会社及び特定の子会社の状況をb.その他の実績として記載するとともに、「(1)経営成績等の状況の概要」における各セグメント業績に関連付けて示しております。
a.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
自動車運送20,139101.1
車両物販・整備6,005101.0
業務受託3,247105.8
不動産3,35991.0
レジャーサービス6,25796.7
旅行貸切4,001102.0
報告セグメント計43,011100.0
その他1,551103.5
合計44,562100.1

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。また、セグメント間の取引については消去しております。
2.総販売実績の100分の10以上の相手は、前連結会計年度、当連結会計年度ともありません。
b.その他の実績
①自動車運送
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
神姫バス㈱一般乗合旅客・車両数(注)752100.4
同 ・輸送人員(注)千人51,564102.1

(注)一般乗合旅客・車両数のうちリース車両は21両(前年同期比75.0%)であります。また、一般乗合旅客・車両数及び輸送人員のうちには、特定旅客に対するものが52両(前年同期比100.0%)、1,451千人(前年同期比95.3%)含まれております。
②車両物販・整備
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
神姫産業㈱自動車部品・タイヤ仕入高百万円4,405101.7
神姫商工㈱自動車整備・車検台数5,266101.2
自動車販売・販売台数233132.4

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③業務受託
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
㈱ホープ運行管理・延受託車両数4,620101.7

④不動産
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
神姫バス㈱賃貸料百万円2,44699.1
㈱エルテオ土地分譲・区画数区画2696.3
建物販売・戸数2686.7

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
⑤レジャーサービス
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
神姫バス㈱ツタヤFC業・有効会員数144,436105.4
神姫フードサービス㈱
及び㈱神戸
飲食業・仕入高
(売店の物販を含む)
百万円1,782106.2
㈱冨士屋かまぼこ食品製造販売・仕入高百万円28765.8

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
⑥旅行貸切
会社名事業内容等単位当連結会計年度前年同期比(%)
神姫観光バス㈱一般貸切旅客・車両数(注)12298.4
同 ・延実働車両数25,78097.1
神姫バスツアーズ㈱旅行業・ツアー集客数261,001105.2

(注)一般貸切旅客・車両数のうちリース車両は38両(前年同期比135.7%)であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、たな卸資産・投資有価証券の評価、固定資産の減損、各引当金の計上などは過去の実績等合理的な判断及び見積りにより、繰延税金資産については将来の課税所得と回収可能なタックス・プランニングを考慮し、会計処理を行っております。実際の結果におきましては、見積り自体に不確実性があるため、差異が生じる場合があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りであります。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「2 事業等のリスク」に記載の通りであります。
資本の財源及び資金の流動性の分析について、当社グループは、運転資金及び設備資金つきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備資金や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入金を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,129百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,615百万円となっております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。