有価証券報告書-第47期(2023/04/01-2024/03/31)
① 戦略
事業活動に影響を与えるリスク・機会の定性評価および優先度が高いリスクの定量評価を実施し、気温が1.5℃上昇することを想定したシナリオと4.0℃上昇することを想定したシナリオを用いてリスクの軽減ないし機会の獲得にむけた対応策を検討しております。対象年度については、2030年度としております。
※定量的な観点に基づく財務影響度を算定し、大、中、低の三段階で評価しています。
財務影響度については、当社の営業利益の10%以上を「大」、営業利益の5%以上を「中」、営業利益の5%未満を「低」としております。
事業活動に影響を与えるリスク・機会の定性評価および優先度が高いリスクの定量評価を実施し、気温が1.5℃上昇することを想定したシナリオと4.0℃上昇することを想定したシナリオを用いてリスクの軽減ないし機会の獲得にむけた対応策を検討しております。対象年度については、2030年度としております。
| シナリオ | 1.5℃上昇 | 4℃上昇 |
| 世界観 | 1.5℃シナリオは、Net Zero Emissions by 2050 Scenario (NZE) (国際エネルギー機関(IEA))を参照し、2050年までに正味ゼロエミッションを達成するという世界を想定しています。気温上昇への対策として、法規制が強化されるとともに技術革新が進み、炭素税や設備投資等の費用増加が懸念されます。一方、収益の拡大と輸送効率化という機会獲得につながる側面があると考えております。 | 4℃シナリオは、SSP5-8.5(Intergovernmental Panel on Climate Change(IPCC))を参照し、化石燃料依存型の下で気候政策をしない世界を想定しています。4℃シナリオにおける気温上昇という変化は、燃料調達コストの増加や熱中症リスクをはじめとする慢性的な気温上昇による労働効率の低下が懸念されます。一方、海面上昇による被害想定地域からの移転の可能性による収益機会を認識しております。 |
| 気候関連リスクと機会 | 財務影響 | 対応方針 | |
| 移 行 リ ス ク | カーボンプライシングメカニズムによる費用の増加 | 中 | エコカーの導入、輸送効率化 |
| 燃料調達コストの増加 | 低 | エコカーの導入、輸送効率化 | |
| 脱炭素に向けた設備投資によるコストの増加 | 中 | 環境配慮型トラックの情報収集と実証実験を行い、導入の可否を検討 | |
| 物 理 リ ス ク | 集中豪雨、洪水など天災の増加 | 大 | BCPの整備と従業員の安否確認システムを活用することにより、事業への影響を最小限に抑える。 |
| 猛暑日の増加 | 低 | 熱中症対策として機能性の高い制服の採用や、有効なツールの導入 | |
| 機 会 | 輸送効率化 | 中 | エコカーの導入、配車計画の最適化 |
| 電力効率化 | 中 | 太陽光発電などの再生エネルギーの利用やLED電気への切り替え | |
| 消費者の嗜好の移り変わり | 中 | リユース事業の拡大によるエコに関心のある顧客を引き付ける取組の実施 | |
※定量的な観点に基づく財務影響度を算定し、大、中、低の三段階で評価しています。
財務影響度については、当社の営業利益の10%以上を「大」、営業利益の5%以上を「中」、営業利益の5%未満を「低」としております。