有価証券報告書-第34期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 10:12
【資料】
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【項目】
62項目

対処すべき課題

(経営方針)
当社は、関西国際空港の基本的な財産である空港用地の適性かつ確実な管理を行うことを主な役割としており、これらの事業について平成28年度からは、新たな空港運営権者である関西エアポート株式会社が実施しております。当社は、空港運営の基盤となる土地について災害への備えや環境保全について、新関西国際空港株式会社のモニタリング事業を通じて、同事業の実施状況を確認しています。また当社は、新関西国際空港株式会社から空港用地の賃料収入等を得ながら、残る債務の円滑かつ確実な返済を図っています。
(経営環境及び対処すべき課題等)
新関西国際空港株式会社は平成28年4月1日に新たな空港運営権者である関西エアポート株式会社に対し、公共施設等運営権実施契約に基づき、空港運営事業を移管するコンセッションを実施しました。これにより、関西国際空港及び大阪国際空港の運営が関西エアポート株式会社の経営体制に引き継がれました。
当社は、コンセッション期間中も引き続き、新関西国際空港株式会社の子会社として、国土交通大臣の認可を受けた新関西国際空港株式会社からの賃料収入と同社の高い信用力で調達した低金利の資金により、債務の確実な返済を行います。
さらに、同期間中、実施契約に基づき関西エアポート株式会社が行う高潮対策工事、津波対策工事及び環境監視等について、新関西国際空港株式会社が関西エアポート株式会社に対して行うモニタリング事業を通じ、その計画、進捗、成果等を確認していきます。