有価証券報告書-第38期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/23 15:00
【資料】
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【項目】
152項目
7.有形固定資産、のれん、無形資産及び使用権資産の減損
のれん及び耐用年数を確定できない無形資産を含む資金生成単位の減損テスト
当社グループは、のれん及び耐用年数を確定できない無形資産について、少なくとも年1回減損テストを行っており、さらに、減損の兆候がある場合には、その都度、減損テストを行っております。
各資金生成単位または各資金生成単位グループに配分されたのれん及び耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額の合計は以下のとおりであります。
のれん
(単位:百万円)
資金生成単位または
各資金生成単位グループ
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
JCOM株式会社CATV事業280,709280,709
ジュピターショップチャンネル株式会社92,57792,577
株式会社イーオンホールディングス31,62131,621
株式会社エナリス14,19914,199
ビッグローブ株式会社14,07214,072
その他107,242107,784
合計540,420540,962

耐用年数を確定できない無形資産
(単位:百万円)
資金生成単位または
各資金生成単位グループ
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
ビッグローブ株式会社26,37426,374
ジュピターショップチャンネル株式会社19,85919,859
株式会社イーオンホールディングス17,14617,146
合計63,37963,379

資金生成単位または資金生成単位グループに配分されたのれん及び耐用年数を確定できない無形資産の回収可能価額は、使用価値によって算定しております。
使用価値は、資金生成単位または資金生成単位グループから生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローを現在価値に割引いて算出しております。当社グループは、将来キャッシュ・フロー及びその現在価値の算定において、異なるタイプの収益予想とそれに対する売上原価、販売費及び一般管理費等のコストの変動予想にもとづいた事業計画、成長率、及び税引前割引率を、重要な仮定として設定しております。
将来キャッシュ・フローの見積りのための基礎として用いるキャッシュ・フローの予測は、過去の経験と外部からの情報を反映し、経営者によって承認された直近の事業計画を用い、予測期間は最大5年としております。5年目以降については、市場の長期平均成長率を勘案した一定の成長率を用いております。
使用価値の測定で使用した成長率は以下のとおりであります。
(単位:%)
資金生成単位または
各資金生成単位グループ
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
JCOM株式会社CATV事業0.00.0
ジュピターショップチャンネル株式会社0.00.0
株式会社イーオンホールディングス0.00.0
株式会社エナリス0.00.0
ビッグローブ株式会社0.00.0
その他0.0~6.50.0~6.0

これらの成長率は資金生成単位または資金生成単位グループの属する国、産業の状況を勘案して決定した成長率を使用しており、市場の長期平均成長率を超過しておりません。
のれん及び耐用年数を確定できない無形資産が配分された資金生成単位または資金生成単位グループの使用価値の算定に使用した税引前割引率は以下のとおりであります。
(単位:%)
資金生成単位または
各資金生成単位グループ
前連結会計年度
(2021年3月31日)
当連結会計年度
(2022年3月31日)
JCOM株式会社CATV事業5.15.8
ジュピターショップチャンネル株式会社6.77.3
株式会社イーオンホールディングス5.35.2
株式会社エナリス5.46.5
ビッグローブ株式会社7.28.1
その他5.1~16.75.2~15.2

減損テストに使用した主要な仮定が変更された場合に減損が発生するリスクがありますが、当社グループにおいて、減損判定に用いた事業計画、成長率及び割引率が合理的な範囲で変化したとしても、重要な減損損失が発生する可能性は低いと判断しております。