有価証券報告書-第34期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
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- 2020/06/25 15:00
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注記事項-有利子負債、連結財務諸表(IFRS)
23.有利子負債
(1) 有利子負債の内訳
有利子負債の内訳は、以下の通りです。
(注1) 平均利率は、2020年3月31日の残高に対する加重平均利率を記載しています。
(注2) 返済期限は、2020年3月31日の残高に対する返済期限を記載しています。
(注3) 当社の子会社であるZホールディングスは、2019年11月14日付で金銭消費貸借契約を締結しました。主な契約内容は、以下の通りです。
(1) 借入先
金融機関5行
(2) 借入金額
400,000百万円
(3) 借入利率
基準金利+スプレッド
(4) 借入実行日
2019年11月19日
(5) 返済期限
2020年11月14日
(注4) 当社は、2019年10月24日付で金銭消費貸借契約を締結し、2019年6月21日付で借入れた短期借入金150,000百万円を2019年10月31日に全額返済しています。
なお、2019年10月24日付で締結した当契約の主な契約内容は、以下の通りです。
(1) 借入先
金融機関16行
(2) 借入金額
325,000百万円
(3) 借入利率
基準金利+スプレッド
(4) 借入実行日
2019年10月31日
(5) 返済期限
2020年3月最終営業日より6カ月ごとに返済(最終返済日2024年9月最終営業日)
(注5) 当社グループは、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」に記載の通り、無形資産のリース取引にIFRS第16号を適用していません。これに伴い、従来リース債務としていたソフトウエアのリース取引に関連する負債を、IFRS第9号に基づく金融負債として、「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」に含め、2019年3月31日時点の内訳について修正再表示を行っています。2020年3月31日時点の「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」には、当該取引にかかる借入金がそれぞれ89,759百万円、143,700百万円(2019年3月31日はそれぞれ102,879百万円、191,297百万円)含まれています。
(注6) 当社グループは、通信設備の一部について、セール・アンド・リースバック取引を通じて資金調達を行っています。これらの取引のうちIFRS第16号の適用開始日以降に実行した取引について、取引の対象となる資産の譲渡がIFRS第15号の譲渡の要件を満たさないものは、売却として会計処理していません。そのため、当該取引により調達した資金を長期借入金として会計処理しています。
2020年3月31日時点の「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」には、当該取引に係る借入金がそれぞれ81,383百万円、220,947百万円含まれています。なお、当該取引のうちIFRS第16号の適用開始日前に実行した取引については、IFRS第16号の経過措置に従い、適用開始時にその会計処理の見直しを行わず、IFRS第16号の適用開始後も引き続きリースとして会計処理しています。
(注7) 当社グループは、2020年3月31日に終了した1年間よりIFRS第16号を適用しています。このため、2020年3月31日時点におけるリース取引については、リース債務を認識せず、リース負債を認識しています。詳細については、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」をご参照ください。
(注8) 社債の発行条件の要約は、以下の通りです。
(内書)は、1年以内の償還予定額です。
(2) 財務制限条項
a. 当社の有利子負債に付されている財務制限条項
当社の有利子負債には財務制限条項が付されており、主な内容は次の通りです。
・連結会計年度末および第2四半期末において、当社グループの連結財政状態計算書における資本の額が、前年同期比75%を下回らないこと。
・事業年度末および第2四半期末において、当社の貸借対照表における純資産の額が、前年同期比75%を下回らないこと。
・連結会計年度において、当社グループの連結損益計算書における営業損益または純損益が2期連続損失とならないこと。
・事業年度において、当社の損益計算書における営業損益または当期純損益が2期連続損失とならないこと。
・連結会計年度末および第2四半期末において、当社グループのネットレバレッジ・レシオ(a)が一定の数値を上回らないこと。
(a)ネットレバレッジ・レシオ=ネットデット(b)÷調整後EBITDA(c)
(b)当社グループの連結財政状態計算書に示される有利子負債から現金及び現金同等物に一定の調整を加えたものを控除した額。なお、ここでいう有利子負債には資産流動化(証券化)の手法による資金調達取引から生じた有利子負債を含めないなど一定の調整あり。
(c)EBITDAに金融機関との契約で定められた一定の調整を加えたもの。
b. Zホールディングスの有利子負債に付されている財務制限条項
当社の子会社であるZホールディングスの有利子負債には財務制限条項が付されており、主な内容は次の通りです。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期の各末日時点におけるZホールディングスの貸借対照表に表示される純資産の額が、2019年9月期(第2四半期)比75%を下回らないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社グループの連結財政状態計算書に表示される資本の額が、2019年9月期(第2四半期)比75%を下回らないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期の各末日時点における同社の貸借対照表において債務超過とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社グループの連結財政状態計算書において債務超過とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期末日時点における同社の損益計算書に表示される営業損益又は当期純損益に関して損失とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期末日時点における同社グループの連結損益計算書に表示される営業損益又は純損益に関して損失とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社のネットレバレッジ・レシオ(a)が一定の数値以下であること。
(a)ネットレバレッジ・レシオ=ネットデット(b)÷調整後EBITDA(c)
(b)同社グループの連結財政状態計算書に示される有利子負債から現金及び現金同等物を控除した額。なお、ここでいう有利子負債には資産流動化(証券化)の手法による資金調達取引から生じた有利子負債を含めない、㈱ジャパンネット銀行の有利子負債および現金及び現金同等物は、有利子負債および現金及び現金同等物に含めない等の一定の調整あり。
(c)EBITDAに金融機関との契約で定められた一定の調整を加えたもの。
(3) 権利が制限された資産
a. 割賦払いによる所有権留保資産
割賦払いにより購入しているため、所有権が留保されている資産は、以下の通りです。
これらの所有権が留保されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
b. 売却として会計処理していないセール・アンド・リースバック取引による資産
セール・アンド・リースバック取引を行った結果、売却として会計処理していないものは、当社グループが引き続き有形固定資産として計上しているものの、貸手に所有権が留保されている資産は、以下の通りです。
これらの所有権が留保されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
c. 無形資産のリース契約による資産
無形資産のリース契約により取得した資産であるため、当社グループが譲渡、転貸または担保に供することが制限されている資産は、以下の通りです。
これらの譲渡、転貸または担保に供することが制限されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
(4) 財務活動から生じた有利子負債の変動
財務活動から生じた有利子負債の変動(注1)は、以下の通りです。
(注1) 当社グループは、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」に記載の通り、2020年3月31日に終了した1年間よりIFRS第16号を適用しているため、2019年4月1日以降においては、リース債務を認識していません。また、無形資産のリース取引にIFRS第16号を適用していません。これに伴い、2018年4月1日の無形資産のファイナンス・リース取引に係るリース債務および2019年3月31日に終了した1年間に開示していた無形資産のファイナンス・リース取引に係るリース債務を長期借入金に修正再表示を行っています。
(注2) 長期借入金の「新規資金調達による収入」および「返済による支出」には、割賦債権の流動化による調達額および返済額が含まれています。2020年3月31日に終了した1年間に割賦債権の流動化によって調達した金額は447,684百万円(2019年3月31日に終了した1年間は503,819百万円)です。2020年3月31日に終了した1年間に割賦債権の流動化に関連して返済した金額は417,613百万円(2019年3月31日に終了した1年間は480,566百万円)です。
(注3) 当社は、2018年8月23日付で金銭消費貸借契約を締結し、1,600,000百万円を金融機関から借入を行うとともに、2018年8月31日、SBGからの借入総額1,600,000百万円を全額返済しています。この返済した借入総額には2018年6月30日に終了した3カ月間において、SBGより新たに借入を行った238,873百万円を含みます。
(1) 有利子負債の内訳
有利子負債の内訳は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||||||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | 平均利率(%) (注1) | 返済期限 (注2) | ||||
流動 | |||||||
短期借入金(注3、4) | 41,120 | 577,371 | 0.51 | - | |||
コマーシャル・ペーパー | - | 100,000 | 0.05 | - | |||
1年内返済予定の長期借入金(注4、5、6) | 571,681 | 758,522 | 0.94 | - | |||
1年内償還予定の社債(注8) | 5,000 | 10,000 | 0.07 | - | |||
1年内返済予定のリース債務 (注7) | 328,326 | - | - | - | |||
1年内返済予定のリース負債(注7) | - | 365,202 | 1.33 | - | |||
1年内支払予定の割賦購入による未払金 | 7,603 | 186 | 1.76 | - | |||
合計 | 953,730 | 1,811,281 | |||||
非流動 | |||||||
長期借入金(注4、5、6) | 1,864,143 | 2,212,677 | 1.20 | 2021年4月~ 2028年12月 | |||
社債(注8) | 125,000 | 384,327 | 0.28 | 2022年2月~ 2030年3月 | |||
リース債務(注7) | 548,158 | - | - | - | |||
リース負債(注7) | - | 673,694 | 1.26 | 2021年4月~ 2049年9月 | |||
割賦購入による未払金 | 687 | 273 | 1.76 | 2021年4月~ 2027年7月 | |||
合計 | 2,537,988 | 3,270,971 | |||||
(注1) 平均利率は、2020年3月31日の残高に対する加重平均利率を記載しています。
(注2) 返済期限は、2020年3月31日の残高に対する返済期限を記載しています。
(注3) 当社の子会社であるZホールディングスは、2019年11月14日付で金銭消費貸借契約を締結しました。主な契約内容は、以下の通りです。
(1) 借入先
金融機関5行
(2) 借入金額
400,000百万円
(3) 借入利率
基準金利+スプレッド
(4) 借入実行日
2019年11月19日
(5) 返済期限
2020年11月14日
(注4) 当社は、2019年10月24日付で金銭消費貸借契約を締結し、2019年6月21日付で借入れた短期借入金150,000百万円を2019年10月31日に全額返済しています。
なお、2019年10月24日付で締結した当契約の主な契約内容は、以下の通りです。
(1) 借入先
金融機関16行
(2) 借入金額
325,000百万円
(3) 借入利率
基準金利+スプレッド
(4) 借入実行日
2019年10月31日
(5) 返済期限
2020年3月最終営業日より6カ月ごとに返済(最終返済日2024年9月最終営業日)
(注5) 当社グループは、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」に記載の通り、無形資産のリース取引にIFRS第16号を適用していません。これに伴い、従来リース債務としていたソフトウエアのリース取引に関連する負債を、IFRS第9号に基づく金融負債として、「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」に含め、2019年3月31日時点の内訳について修正再表示を行っています。2020年3月31日時点の「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」には、当該取引にかかる借入金がそれぞれ89,759百万円、143,700百万円(2019年3月31日はそれぞれ102,879百万円、191,297百万円)含まれています。
(注6) 当社グループは、通信設備の一部について、セール・アンド・リースバック取引を通じて資金調達を行っています。これらの取引のうちIFRS第16号の適用開始日以降に実行した取引について、取引の対象となる資産の譲渡がIFRS第15号の譲渡の要件を満たさないものは、売却として会計処理していません。そのため、当該取引により調達した資金を長期借入金として会計処理しています。
2020年3月31日時点の「1年内返済予定の長期借入金」および「長期借入金」には、当該取引に係る借入金がそれぞれ81,383百万円、220,947百万円含まれています。なお、当該取引のうちIFRS第16号の適用開始日前に実行した取引については、IFRS第16号の経過措置に従い、適用開始時にその会計処理の見直しを行わず、IFRS第16号の適用開始後も引き続きリースとして会計処理しています。
(注7) 当社グループは、2020年3月31日に終了した1年間よりIFRS第16号を適用しています。このため、2020年3月31日時点におけるリース取引については、リース債務を認識せず、リース負債を認識しています。詳細については、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」をご参照ください。
(注8) 社債の発行条件の要約は、以下の通りです。
(単位:百万円) | ||||
会社名・銘柄 | 発行年月日 | 2020年3月31日 (注) | 利率 (%) | 償還期限 |
ソフトバンク㈱ | ||||
第1回無担保社債 | 2020年3月18日 | 10,000 | 0.13 | 2023年3月17日 |
第2回無担保社債 | 2020年3月18日 | 10,000 | 0.33 | 2025年3月18日 |
第3回無担保社債 | 2020年3月18日 | 10,000 | 0.45 | 2027年3月18日 |
第4回無担保社債 | 2020年3月18日 | 10,000 | 0.50 | 2030年3月18日 |
Zホールディングス㈱ | ||||
第2回無担保社債 | 2017年2月28日 | 15,000 | 0.17 | 2022年2月28日 |
第3回無担保社債 | 2017年2月28日 | 15,000 | 0.37 | 2024年2月28日 |
第4回無担保社債 | 2017年12月7日 | 10,000 (10,000) | 0.07 | 2020年12月7日 |
第5回無担保社債 | 2017年12月7日 | 25,000 | 0.2 | 2022年12月7日 |
第6回無担保社債 | 2017年12月7日 | 25,000 | 0.35 | 2024年12月6日 |
第7回無担保社債 | 2017年12月7日 | 10,000 | 0.4 | 2027年12月7日 |
第8回無担保社債 | 2018年12月6日 | 15,000 | 0.2 | 2023年12月6日 |
第9回無担保社債 | 2018年12月6日 | 10,000 | 0.5 | 2028年12月6日 |
第10回無担保社債 | 2019年7月31日 | 59,869 | 0.04 | 2022年7月29日 |
第11回無担保社債 | 2019年7月31日 | 49,853 | 0.18 | 2024年7月31日 |
第12回無担保社債 | 2019年7月31日 | 69,788 | 0.37 | 2026年7月31日 |
第13回無担保社債 | 2019年7月31日 | 49,817 | 0.46 | 2029年7月31日 |
合計 | 394,327 | - | - |
(内書)は、1年以内の償還予定額です。
(2) 財務制限条項
a. 当社の有利子負債に付されている財務制限条項
当社の有利子負債には財務制限条項が付されており、主な内容は次の通りです。
・連結会計年度末および第2四半期末において、当社グループの連結財政状態計算書における資本の額が、前年同期比75%を下回らないこと。
・事業年度末および第2四半期末において、当社の貸借対照表における純資産の額が、前年同期比75%を下回らないこと。
・連結会計年度において、当社グループの連結損益計算書における営業損益または純損益が2期連続損失とならないこと。
・事業年度において、当社の損益計算書における営業損益または当期純損益が2期連続損失とならないこと。
・連結会計年度末および第2四半期末において、当社グループのネットレバレッジ・レシオ(a)が一定の数値を上回らないこと。
(a)ネットレバレッジ・レシオ=ネットデット(b)÷調整後EBITDA(c)
(b)当社グループの連結財政状態計算書に示される有利子負債から現金及び現金同等物に一定の調整を加えたものを控除した額。なお、ここでいう有利子負債には資産流動化(証券化)の手法による資金調達取引から生じた有利子負債を含めないなど一定の調整あり。
(c)EBITDAに金融機関との契約で定められた一定の調整を加えたもの。
b. Zホールディングスの有利子負債に付されている財務制限条項
当社の子会社であるZホールディングスの有利子負債には財務制限条項が付されており、主な内容は次の通りです。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期の各末日時点におけるZホールディングスの貸借対照表に表示される純資産の額が、2019年9月期(第2四半期)比75%を下回らないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社グループの連結財政状態計算書に表示される資本の額が、2019年9月期(第2四半期)比75%を下回らないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期の各末日時点における同社の貸借対照表において債務超過とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社グループの連結財政状態計算書において債務超過とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期末日時点における同社の損益計算書に表示される営業損益又は当期純損益に関して損失とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における決算期末日時点における同社グループの連結損益計算書に表示される営業損益又は純損益に関して損失とならないこと。
・2020年3月決算以降の各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における同社のネットレバレッジ・レシオ(a)が一定の数値以下であること。
(a)ネットレバレッジ・レシオ=ネットデット(b)÷調整後EBITDA(c)
(b)同社グループの連結財政状態計算書に示される有利子負債から現金及び現金同等物を控除した額。なお、ここでいう有利子負債には資産流動化(証券化)の手法による資金調達取引から生じた有利子負債を含めない、㈱ジャパンネット銀行の有利子負債および現金及び現金同等物は、有利子負債および現金及び現金同等物に含めない等の一定の調整あり。
(c)EBITDAに金融機関との契約で定められた一定の調整を加えたもの。
(3) 権利が制限された資産
a. 割賦払いによる所有権留保資産
割賦払いにより購入しているため、所有権が留保されている資産は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
有形固定資産 | 15,879 | 541 | |
無形資産 | 4,665 | - | |
合計 | 20,544 | 541 | |
これらの所有権が留保されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
有利子負債 | |||
1年内支払予定の割賦購入による未払金 | 7,601 | 186 | |
上記以外の割賦購入による未払金 | 686 | 273 | |
合計 | 8,287 | 459 | |
b. 売却として会計処理していないセール・アンド・リースバック取引による資産
セール・アンド・リースバック取引を行った結果、売却として会計処理していないものは、当社グループが引き続き有形固定資産として計上しているものの、貸手に所有権が留保されている資産は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
有形固定資産 | - | 287,417 | |
これらの所有権が留保されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
有利子負債 | |||
1年内返済予定の長期借入金 | - | 81,383 | |
長期借入金 | - | 220,947 | |
合計 | - | 302,330 | |
c. 無形資産のリース契約による資産
無形資産のリース契約により取得した資産であるため、当社グループが譲渡、転貸または担保に供することが制限されている資産は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
無形資産 | 333,619 | 348,522 | |
これらの譲渡、転貸または担保に供することが制限されている資産に対応する負債は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||
2019年3月31日 | 2020年3月31日 | ||
有利子負債 | |||
1年内返済予定の長期借入金 | 104,729 | 107,690 | |
長期借入金 | 198,947 | 208,896 | |
合計 | 303,676 | 316,586 | |
(4) 財務活動から生じた有利子負債の変動
財務活動から生じた有利子負債の変動(注1)は、以下の通りです。
(単位:百万円) | |||||||||||||||
短期借入金 | コマーシャル・ペーパー | 長期借入金 | 社債 | リース債務 | リース負債 | 割賦購入による未払金 | 合計 | ||||||||
2018年4月1日 | 1,439,279 | - | 917,423 | 105,050 | 926,221 | - | 23,922 | 3,411,895 | |||||||
財務キャッシュ・フローによる変動 | |||||||||||||||
短期有利子負債の純増減額 (△は減少額) | △2,405 | - | - | - | - | - | - | △2,405 | |||||||
新規資金調達による収入 (注2、3) | 270,973 | - | 2,235,309 | 25,000 | - | - | - | 2,531,282 | |||||||
新規取得設備のセール・アンド・ リースバックによる収入 | - | - | - | - | 361,031 | - | - | 361,031 | |||||||
返済による支出(注2、3) | △1,668,777 | - | △711,545 | △50 | △413,506 | - | △16,449 | △2,810,327 | |||||||
営業キャッシュ・フローによる変動 | |||||||||||||||
利息の支払額 | - | - | △17,421 | - | - | - | - | △17,421 | |||||||
非資金変動 | |||||||||||||||
新規リース取引又はリース負債の 再測定 | - | - | - | - | 2,821 | - | - | 2,821 | |||||||
償却原価 | - | - | 2,345 | - | - | - | - | 2,345 | |||||||
子会社又は他の事業に対する支配の 獲得又は喪失により生じた変動 | 2,050 | - | 9,710 | - | 23 | - | 756 | 12,539 | |||||||
その他 | - | - | 3 | - | △106 | - | 186 | 83 | |||||||
その他 | - | - | - | - | - | - | △125 | △125 | |||||||
2019年3月31日 | 41,120 | - | 2,435,824 | 130,000 | 876,484 | - | 8,290 | 3,491,718 | |||||||
新基準適用による累積的影響額(注1) | - | - | - | - | △876,484 | 1,377,549 | - | 501,065 | |||||||
2019年4月1日(修正後) | 41,120 | - | 2,435,824 | 130,000 | - | 1,377,549 | 8,290 | 3,992,783 | |||||||
財務キャッシュ・フローによる変動 | |||||||||||||||
短期有利子負債の純増減額 (△は減少額) | 43,800 | 45,000 | - | - | - | - | - | 88,800 | |||||||
新規資金調達による収入(注2) | 944,327 | 55,000 | 1,261,708 | 270,000 | - | - | - | 2,531,035 | |||||||
新規取得設備のセール・アンド・ リースバックによる収入 | - | - | - | - | - | - | - | - | |||||||
返済による支出(注2) | △472,004 | - | △727,512 | △5,000 | - | △480,183 | △7,831 | △1,692,530 | |||||||
営業キャッシュ・フローによる変動 | |||||||||||||||
利息の支払額 | △3,210 | - | △2,971 | △783 | - | △16,198 | - | △23,162 | |||||||
非資金変動 | |||||||||||||||
新規リース取引又はリース負債の 再測定 | - | - | - | - | - | 138,668 | - | 138,668 | |||||||
償却原価 | 1,338 | - | 4,273 | 110 | - | 16,634 | - | 22,355 | |||||||
子会社又は他の事業に対する支配の 獲得又は喪失により生じた変動 | 22,000 | - | - | - | - | 2 | - | 22,002 | |||||||
その他 | - | - | - | - | - | 2,424 | - | 2,424 | |||||||
その他 | - | - | △123 | - | - | - | - | △123 | |||||||
2020年3月31日 | 577,371 | 100,000 | 2,971,199 | 394,327 | - | 1,038,896 | 459 | 5,082,252 | |||||||
(注1) 当社グループは、「注記4.会計方針の変更 (1) 新たな基準書および解釈指針の適用」に記載の通り、2020年3月31日に終了した1年間よりIFRS第16号を適用しているため、2019年4月1日以降においては、リース債務を認識していません。また、無形資産のリース取引にIFRS第16号を適用していません。これに伴い、2018年4月1日の無形資産のファイナンス・リース取引に係るリース債務および2019年3月31日に終了した1年間に開示していた無形資産のファイナンス・リース取引に係るリース債務を長期借入金に修正再表示を行っています。
(注2) 長期借入金の「新規資金調達による収入」および「返済による支出」には、割賦債権の流動化による調達額および返済額が含まれています。2020年3月31日に終了した1年間に割賦債権の流動化によって調達した金額は447,684百万円(2019年3月31日に終了した1年間は503,819百万円)です。2020年3月31日に終了した1年間に割賦債権の流動化に関連して返済した金額は417,613百万円(2019年3月31日に終了した1年間は480,566百万円)です。
(注3) 当社は、2018年8月23日付で金銭消費貸借契約を締結し、1,600,000百万円を金融機関から借入を行うとともに、2018年8月31日、SBGからの借入総額1,600,000百万円を全額返済しています。この返済した借入総額には2018年6月30日に終了した3カ月間において、SBGより新たに借入を行った238,873百万円を含みます。