有価証券報告書-第82期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)
中期経営計画を推進することで多様化・グローバル化に対応し、観光立国のリーディングカンパニーへ成長してまいりたいと考えております。
(中期経営計画の概要)
当中期経営計画は平成31年までの5ヵ年計画であり、全体戦略は下記のとおりです。
Ⅰ.多様な顧客ニーズを捉えた既存事業の付加価値向上と拡大
平成32年(2020年)に開催されるオリンピック・パラリンピックに向け、投資を積極的に前倒しし、永続的な
成長を目指します。
各セグメントに関しては、その事業の位置づけを見直し、一部の名称の変更などを含め、明確化いたします。「椿山荘・太閤園事業」を、最高級品質のホテル・宴会・婚礼等を提供する事業と位置づけ「ラグジュアリー&バンケット事業」へ、「小涌園事業」を、事業性が見込まれるリゾート地への積極展開を図る事業と位置づけ「リゾート事業」へ改称いたします。
各セグメントの基本方針は以下のとおりとなります。
1) WHG事業を収益力の中核と位置づけ、国内外での事業展開を加速いたします。
2) リゾート事業は、箱根地区の再開発に優先対応するとともに、アッパーミドルからハイエンド層のお客さまの
個々のニーズに応えた質の高い事業を構築いたします。
3) ラグジュアリー&バンケット事業では、ホテル椿山荘東京を「高品質」の象徴と位置づけ、施設や料理・
サービスの品質向上に注力いたします。
なお、ノウハウ事業内子会社の「藤田観光工営株式会社」「株式会社ビジュアライフ」は、ラグジュアリー&バンケット事業のブライダル部門とのシナジー効果を最大限に発揮すべく同事業に組み替えることといたします。
また、清掃事業の「株式会社フェアトン」と不動産管理・保養所運営受託事業の「藤田グリーン・サービス株式会社」は、その事業内容が全社に跨るとともに、全社の品質向上強化に資するため本社内子会社に組み替えることとし、ノウハウ事業を発展的に解消することといたしました。
Ⅱ.増加する訪日外国人の誘客強化と海外展開
Ⅲ.多様な人材の育成と働きがいのある職場作り
(平成27年度の主要施策)
当社の創立60周年を迎える平成27年度は、上記の中期経営計画の初年度であります。とりわけ、新宿ワシントンホテル本館の大規模改修、ホテルグレイスリー新宿の開業、箱根小涌園ユネッサンイン(宿泊施設)の建替えと大型案件が集中するため、改修期間中の一部閉鎖や初期投資の費用により、期間損益としては非常に厳しい年にならざるを得ませんが、次の60年のためにはいずれも不可欠なものであり、先送りすることなく、不退転の決意をもって進めてまいります。
Ⅰ.多様な顧客ニーズを捉えた既存事業の付加価値向上と拡大
1) WHG事業
訪日外国人の増加やオリンピック・パラリンピックの開催を見据え、首都圏を中心に既存施設の競争力強化に向けた投資を積極的に進めてまいります。新宿ワシントンホテル本館(1,297室)においては、賃貸人のインフラ等の改修工事に合わせ、4月より1年間をかけて段階的に全室の大規模改修工事を実施してまいります。工事期間中の減収減益はあるものの、今後の利用者増加・単価アップによる収益力向上に寄与いたします。
新規開業につきましては、都市型観光需要に応え、本年4月に新宿歌舞伎町コマ劇場跡に「ホテルグレイスリー新宿」(970室、1レストラン)を開業いたします。当該ホテルは、賃貸人である東宝株式会社との連携によりさまざまな誘客施策を展開し、早期に安定した高収益ホテルの実現に努めてまいります。また、平成28年に開業予定の沖縄(198室)、京都寺町(97室)にホテルグレイスリー、および平成30年に開業予定の当社直営ホテルとしてはアジア初となる韓国ソウルのホテルの開業準備を進めてまいります。今後とも国内外での新規出店をさらに加速してまいります。
2) リゾート事業
平成26年10月に営業終了した箱根小涌園ユネッサンインは、解体工事を行なっており、その後、新たな宿泊施設の建築工事に着手いたします。平成29年春に竣工予定の当該施設は、全室露天風呂付き和洋室150室のほか、箱根外輪山や渓谷の眺望が魅力の2つの露天風呂付き大浴場を備え、箱根エリアの新たな基幹施設を目指してまいります。
また、各リゾート地への事業展開として、日本有数の温泉地由布院にて、平成26年11月に全10棟露天風呂付き離れ家の高級旅館「由布院 緑涌(りょくゆう)」を開業いたしました。個人旅行や高級旅館需要の高まりなどのニーズを捉え、今後とも多様な形態で事業を展開し、競争力を高めてまいります。
既存施設においては、平成26年12月末に箱根ホテル小涌園へ露天風呂付き特別和洋室を新設いたしました。今後とも、お客さまから支持される魅力ある商品を提供し、収益力を高めてまいります。
3) ラグジュアリー&バンケット事業
ホテル椿山荘東京は、「ミシュランガイド東京2015」において、前年と同様その最高位であるファイブレッドパビリオンを獲得いたしました。本年もラグジュアリーホテルとしてお客さまにご満足いただくため、引き続き客室改装を行なうとともに、料理・サービスの品質を高め、商品力強化を進めてまいります。
また、平成27年1月には広島市内に2ヵ所のゲストハウスウェディング会場を持ち、地元での総合ブライダルプロデュースに強みを持つ「株式会社かわの」の全株式を取得し、完全子会社といたしました。今後とも多様な形態で事業を展開し、婚礼事業の競争力を高め収益力を回復してまいります。
Ⅱ.増加する訪日外国人の誘客強化と海外展開
上海・ソウル・台北・シンガポールの既存の現地法人・駐在員事務所に加え、訪日外国人の伸びが顕著であるASEAN諸国へ対応すべく、本年春にバンコクとジャカルタへ駐在員事務所を新設し、現地でのPR強化や富裕層をターゲットに当社施設の認知度向上のための告知活動を積極的に行ない、訪日外国人の誘客強化を進めてまいります。また、ソウルでのホテル出店に続く海外での事業拠点展開の可能性も引き続き探ってまいります。
Ⅲ.多様な人材の育成と働きがいのある職場作り
訪日外国人の増加やオリンピック・パラリンピックの開催を控え、多様化するお客さまのニーズに対応すべく、調理・サービス技術の教育や外国語教育、マネジメント教育にさらに注力してまいります。
また、お客さま満足度を高める根源は、従業員が「仕事」と「生活・家庭」を両立できる職場環境からとの認識から、ワークライフバランスの推進と、雇用形態・国籍等にとらわれず個人の多様性を企業力に変えるダイバーシティ&インクルージョンの推進を引き続き強化してまいります。
(中期経営計画の概要)
当中期経営計画は平成31年までの5ヵ年計画であり、全体戦略は下記のとおりです。
Ⅰ.多様な顧客ニーズを捉えた既存事業の付加価値向上と拡大
平成32年(2020年)に開催されるオリンピック・パラリンピックに向け、投資を積極的に前倒しし、永続的な
成長を目指します。
各セグメントに関しては、その事業の位置づけを見直し、一部の名称の変更などを含め、明確化いたします。「椿山荘・太閤園事業」を、最高級品質のホテル・宴会・婚礼等を提供する事業と位置づけ「ラグジュアリー&バンケット事業」へ、「小涌園事業」を、事業性が見込まれるリゾート地への積極展開を図る事業と位置づけ「リゾート事業」へ改称いたします。
各セグメントの基本方針は以下のとおりとなります。
1) WHG事業を収益力の中核と位置づけ、国内外での事業展開を加速いたします。
2) リゾート事業は、箱根地区の再開発に優先対応するとともに、アッパーミドルからハイエンド層のお客さまの
個々のニーズに応えた質の高い事業を構築いたします。
3) ラグジュアリー&バンケット事業では、ホテル椿山荘東京を「高品質」の象徴と位置づけ、施設や料理・
サービスの品質向上に注力いたします。
なお、ノウハウ事業内子会社の「藤田観光工営株式会社」「株式会社ビジュアライフ」は、ラグジュアリー&バンケット事業のブライダル部門とのシナジー効果を最大限に発揮すべく同事業に組み替えることといたします。
また、清掃事業の「株式会社フェアトン」と不動産管理・保養所運営受託事業の「藤田グリーン・サービス株式会社」は、その事業内容が全社に跨るとともに、全社の品質向上強化に資するため本社内子会社に組み替えることとし、ノウハウ事業を発展的に解消することといたしました。
Ⅱ.増加する訪日外国人の誘客強化と海外展開
Ⅲ.多様な人材の育成と働きがいのある職場作り
(平成27年度の主要施策)
当社の創立60周年を迎える平成27年度は、上記の中期経営計画の初年度であります。とりわけ、新宿ワシントンホテル本館の大規模改修、ホテルグレイスリー新宿の開業、箱根小涌園ユネッサンイン(宿泊施設)の建替えと大型案件が集中するため、改修期間中の一部閉鎖や初期投資の費用により、期間損益としては非常に厳しい年にならざるを得ませんが、次の60年のためにはいずれも不可欠なものであり、先送りすることなく、不退転の決意をもって進めてまいります。
Ⅰ.多様な顧客ニーズを捉えた既存事業の付加価値向上と拡大
1) WHG事業
訪日外国人の増加やオリンピック・パラリンピックの開催を見据え、首都圏を中心に既存施設の競争力強化に向けた投資を積極的に進めてまいります。新宿ワシントンホテル本館(1,297室)においては、賃貸人のインフラ等の改修工事に合わせ、4月より1年間をかけて段階的に全室の大規模改修工事を実施してまいります。工事期間中の減収減益はあるものの、今後の利用者増加・単価アップによる収益力向上に寄与いたします。
新規開業につきましては、都市型観光需要に応え、本年4月に新宿歌舞伎町コマ劇場跡に「ホテルグレイスリー新宿」(970室、1レストラン)を開業いたします。当該ホテルは、賃貸人である東宝株式会社との連携によりさまざまな誘客施策を展開し、早期に安定した高収益ホテルの実現に努めてまいります。また、平成28年に開業予定の沖縄(198室)、京都寺町(97室)にホテルグレイスリー、および平成30年に開業予定の当社直営ホテルとしてはアジア初となる韓国ソウルのホテルの開業準備を進めてまいります。今後とも国内外での新規出店をさらに加速してまいります。
2) リゾート事業
平成26年10月に営業終了した箱根小涌園ユネッサンインは、解体工事を行なっており、その後、新たな宿泊施設の建築工事に着手いたします。平成29年春に竣工予定の当該施設は、全室露天風呂付き和洋室150室のほか、箱根外輪山や渓谷の眺望が魅力の2つの露天風呂付き大浴場を備え、箱根エリアの新たな基幹施設を目指してまいります。
また、各リゾート地への事業展開として、日本有数の温泉地由布院にて、平成26年11月に全10棟露天風呂付き離れ家の高級旅館「由布院 緑涌(りょくゆう)」を開業いたしました。個人旅行や高級旅館需要の高まりなどのニーズを捉え、今後とも多様な形態で事業を展開し、競争力を高めてまいります。
既存施設においては、平成26年12月末に箱根ホテル小涌園へ露天風呂付き特別和洋室を新設いたしました。今後とも、お客さまから支持される魅力ある商品を提供し、収益力を高めてまいります。
3) ラグジュアリー&バンケット事業
ホテル椿山荘東京は、「ミシュランガイド東京2015」において、前年と同様その最高位であるファイブレッドパビリオンを獲得いたしました。本年もラグジュアリーホテルとしてお客さまにご満足いただくため、引き続き客室改装を行なうとともに、料理・サービスの品質を高め、商品力強化を進めてまいります。
また、平成27年1月には広島市内に2ヵ所のゲストハウスウェディング会場を持ち、地元での総合ブライダルプロデュースに強みを持つ「株式会社かわの」の全株式を取得し、完全子会社といたしました。今後とも多様な形態で事業を展開し、婚礼事業の競争力を高め収益力を回復してまいります。
Ⅱ.増加する訪日外国人の誘客強化と海外展開
上海・ソウル・台北・シンガポールの既存の現地法人・駐在員事務所に加え、訪日外国人の伸びが顕著であるASEAN諸国へ対応すべく、本年春にバンコクとジャカルタへ駐在員事務所を新設し、現地でのPR強化や富裕層をターゲットに当社施設の認知度向上のための告知活動を積極的に行ない、訪日外国人の誘客強化を進めてまいります。また、ソウルでのホテル出店に続く海外での事業拠点展開の可能性も引き続き探ってまいります。
Ⅲ.多様な人材の育成と働きがいのある職場作り
訪日外国人の増加やオリンピック・パラリンピックの開催を控え、多様化するお客さまのニーズに対応すべく、調理・サービス技術の教育や外国語教育、マネジメント教育にさらに注力してまいります。
また、お客さま満足度を高める根源は、従業員が「仕事」と「生活・家庭」を両立できる職場環境からとの認識から、ワークライフバランスの推進と、雇用形態・国籍等にとらわれず個人の多様性を企業力に変えるダイバーシティ&インクルージョンの推進を引き続き強化してまいります。