有価証券報告書-第62期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/19 9:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
60項目

業績等の概要

(1)業績
当期のわが国経済は、4月の消費税引き上げによる落ち込みがあったものの、政府や日本銀行による経済対策や、円安による大企業を中心とした企業業績の改善などもみられ、総じて回復基調で推移した。
ゴルフ場業界においては、少子高齢化や若者のゴルフ離れによるゴルフ人口そのものの減少のほか、酷暑・降雪・ゲリラ豪雨等の天候不順による来場者の減少など、引き続き厳しい経営環境が続いている。
このような状況下、当倶楽部においては、良好なコースコンディションの維持と質の高いサービス提供を基本施策とし、加えて会員とその家族を対象とした各種営業企画を実施し集客に努めてきた。
また、10月に開催された日本オープンゴルフ選手権については、前売入場券購入やプログラム広告の出稿に対し会員皆様からの多大なご協力を頂いたほか、大会期間中は天候にも恵まれギャラリー数も順調に伸びたことなどから、成功裡に終了し、収支も若干の黒字を確保した。
野田コースは、ワングリーン化および乗用カート導入工事のため平成27年2月2日より営業休止している。また、北越谷パブリックコースは平成25年10月1日より営業休止していたが、平成26年6月16日に営業終了した。
来場者数は会員コースで121,984名(前期比8,506名減/6.5%減)と減少した。コース別に概観すると、野田コースは29,623名(前期比4,141名減/12.2%減)、梅郷コースは37,617名(前期比229名減/0.6%減)、川間コースは54,744名(前期比4,136名減/7.0%減)となった。
この結果、売上高は20億1,355万円(前期比1億4,527万円減)となった。売上原価は、北越谷パブリックコースの費用が無くなったこと、人件費、修繕費およびコース関係費用等が減少した結果、20億9,966万円(前期比2億5,392万円減)となり、販売費及び一般管理費は2億4,866万円(前期比242万円減)名義変更登録料が4億3,780万円(前期比62件1億3,230万円増)を含む営業外収益4億6,619万円を計上し、営業外費用2,560万円を控除後、経常利益は1億580万円(前期は1億5,276万円の経常損失)となった。
特別損失として野田コースのグリーン、バンカー他固定資産除却損等9,338万円を計上した結果、当期純利益は758万円(前期は北越谷パブリックコースに関する土地売却益、移転補償金を計上したこともあり前期比2億7,971万円減)となった。
(2)キャッシュ・フロー
当期における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税引前当期純利益が、1,242万円(前期は税引前当期純利益3億956万円)となり、有形固定資産の取得の資金減少要因と、入会預り金の増加等の資金増加要因が一部相殺された結果、当事業年度末には16億3,331万円(前期比1億5,633万円増)となった。
当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当期において営業活動の結果、得られた資金は5億6,577万円(前期比3億3,444万円減)となった。
これは主に減価償却費2億2,159万円および入会預り金の増加による資金増加2億4,260万円によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当期において投資活動の結果、使用した資金は4億944万円(前期比4億5,369万円減)となった。
これは有形固定資産の取得3億9,505万円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当期において財務活動の結果、使用した資金はない。