半期報告書-第51期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2014/12/24 11:22
【資料】
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【項目】
45項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されておりま す。この中間財務諸表の作成に当たって、中間貸借対照表日(平成26年9月30日)現在における資産・負債の計上金額、及び当中間会計期間(自平成26年4月1日至平成26年9月30日)における費用の計上金額に影響する見積りを使用する必要があります。
当社の重要な会計方針のうち、見積りの必要なものは以下のとおりであります。
① 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額(簡便法)に基づき当中間会計期間末において発生していると認められる額を計上しております。
② 役員退職慰労引当金
内規による中間期末要支給額に基づいて算定されております。
(2)当中間会計期間の経営成績の分析
(営業収益)
当社の中間会計期間の営業成績は、来場者は前年同期に対し619人増加したものの、客単価下落が影響し、料金収入(雑収入は除く。)は前年同期に対し64千円増加にとどまりました。名義変更料は、書換件数の増加に伴い、前年同期に対し2,877千円増加しました。その結果、営業収益は前年同期に対し3,072千円増加し、266,170千円となりました。
(営業費用)
営業費用は、主として、松くい虫被害による枯松伐採工事を余儀なくされ、コース管理費が23,071千円で4,920千円増加したこと等により、前年同期比2,930千円増加し、157,756千円となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、主として、水道光熱費が653千円増加したものの諸経費の抑制に努め、前年同期に対し110千円減少し、105,356千円となりました。
(営業外損益)
営業外損益は、賃貸料の増収等により営業外収益が385千円増加し、営業外損益は3,695千円となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
「業績等の概要」で述べたとおり、ゴルフ場業界の料金低廉化傾向が今後も続くことが予想されます。従って、営業収益の見通しにつきましては、厳しいものがあると予測しております。
(4)経営戦略の現状と見通し
当社は、このような状況をふまえて、安価なセルフプレーにないキャディ付の快適プレーの創造を基本としながら、顧客ニーズにあったサービスを提供し、お客様の満足度向上に努めてまいります。
また、コースメンテナンス管理の充実、従業員の接客接遇サービスの向上に努め、各種企画コンペ等の積極的な営業活動により売上の確保をしてまいります。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
「1 業績等の概要、(2)キャッシュ・フロー」に記載した事項をご参照下さい。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
ゴルフ場業界を取り巻く環境の改善は多くは望めず、厳しい状況が続くものと予想されますので、一層の営業努力と合理化が必要と認識しております。