有価証券報告書-第68期(2024/01/01-2024/12/31)
1)戦略
①シナリオ分析
当社では、1.5℃、2℃、4℃の気候変動関連の3つシナリオにおいて、2030年および2050年に発生する事象、当社に影響のあるリスクおよび機会を検討、想定しました。
②気候変動に係わるリスク・機会の認識
応用地質単体における気候変動関連のリスクおよび機会についての影響評価を行いました。リスク管理を通じて、多様化、広域化、激甚化する気候変動に関するリスクや機会に対応していきます。特に、機会については、当社のすべての事業活動が深く関わっており、事業活動を通じてお客様にソリューションを提供することが、持続可能な社会の形成に貢献し、社会・環境価値を高めることになります。
国内グループ会社、国際グループ会社についての影響評価を、引き続き行う予定です。
<応用地質単体の事業に与える影響度が「大」となる主な要因と対応>
※1 短期:3年以内、中期:3年超~10年以内(2030年を含む)、長期:10年超(2050年を含む)
※2 当社グループの商品サービスのGHG削減貢献量の算定を行い、適宜、当社ホームページにて開示
いたします。GHG削減貢献量(以下、「削減貢献量」)とは、これまで使用されていた製品・サ
ービスを、GHG(温室効果ガス)の削減を促進する自社製品・サービスに代替することで、サプ
ライチェーン上の「GHG削減量」に対する貢献度を定量化する考え方です。当社グループは、マ
テリアリティに「脱炭素社会、持続可能な循環型社会の形成」を掲げ、事業活動を通じてお客
さまに低炭素のソリューションを提供することで、脱炭素社会の形成に貢献し、環境価値を高
めていきます。
①シナリオ分析
当社では、1.5℃、2℃、4℃の気候変動関連の3つシナリオにおいて、2030年および2050年に発生する事象、当社に影響のあるリスクおよび機会を検討、想定しました。
②気候変動に係わるリスク・機会の認識
応用地質単体における気候変動関連のリスクおよび機会についての影響評価を行いました。リスク管理を通じて、多様化、広域化、激甚化する気候変動に関するリスクや機会に対応していきます。特に、機会については、当社のすべての事業活動が深く関わっており、事業活動を通じてお客様にソリューションを提供することが、持続可能な社会の形成に貢献し、社会・環境価値を高めることになります。
国内グループ会社、国際グループ会社についての影響評価を、引き続き行う予定です。
<応用地質単体の事業に与える影響度が「大」となる主な要因と対応>
シナリオ | 主な要因 | 影響を 及ぼす時期 | 主な対応 | |
リスク | 1.5℃シナリオ 移行リスク | GHG(温室効果ガス)削減のための事業スタイルの変化 | 短期~長期 | ●環境負荷の小さい設備・技術の導入 車両のEV化・充電施設導入 省エネ家電への置き替え ボーリングマシンの電動化 化石燃料の合成燃料への置き替えなど ●カーボンフットプリントへの対応 ●再生可能エネルギー事業の支援など、カーボンニュートラル達成に向けた活動の推進 |
機会 | 中期~長期 | |||
再生可能エネルギー需要の拡大 | 中期~長期 | |||
炭素税や炭素価格の導入 | 中期~長期 | ●再生可能エネルギー調達など、非化石燃料由来のエネルギー利用の促進 | ||
4℃シナリオ 物理的リスク | 異常気象による水害・土砂災害の増加 | 中期~長期 | ●浸水災害などに対応した、事務所・営業所の移転の検討 ●BCPの強化 |
※1 短期:3年以内、中期:3年超~10年以内(2030年を含む)、長期:10年超(2050年を含む)
※2 当社グループの商品サービスのGHG削減貢献量の算定を行い、適宜、当社ホームページにて開示
いたします。GHG削減貢献量(以下、「削減貢献量」)とは、これまで使用されていた製品・サ
ービスを、GHG(温室効果ガス)の削減を促進する自社製品・サービスに代替することで、サプ
ライチェーン上の「GHG削減量」に対する貢献度を定量化する考え方です。当社グループは、マ
テリアリティに「脱炭素社会、持続可能な循環型社会の形成」を掲げ、事業活動を通じてお客
さまに低炭素のソリューションを提供することで、脱炭素社会の形成に貢献し、環境価値を高
めていきます。