有価証券報告書-第40期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/26 12:21
【資料】
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【項目】
114項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、一部には改善の遅れもみられるものの、雇用・所得環境の改善を中心に緩やかな回復基調となっておりますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動等のリスクがあります。
このような環境下におきまして、当社ではセグメントを集約した主力事業であるコンテンツ事業及び中長期での成長を目指す再生可能エネルギー事業に取り組んでおります。
当連結会計年度の業績は、売上高4,306,072千円(前年同期比5.2%減)、営業利益602,049千円(前年同期比29.0%減)、経常利益807,438千円(前年同期比17.6%減)、再生可能エネルギー事業で保有する固定資産にかかる減損損失を計上したものの、投資有価証券売却益等により親会社株主に帰属する当期純利益594,512千円(前年同期比18.7%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、セグメント区分を変更しております。これに伴い、前年同期比較の数値は、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(コンテンツ事業)
コンテンツ事業の売上高は4,306,034千円(前年同期比5.2%減)、セグメント利益は940,689千円(前年同期比23.2%減)となりました。
当該事業の新たな成長の原動力とするため、スマートフォンゲームに注力しており、平成28年6月には「あつめて!リラックマ」を配信開始、平成28年7月には「すみっコぐらし~パズルをするんです~」を配信開始し平成28年11月には提供元を当社へ変更いたしました。
また、前連結会計年度に引き続き「NTTドコモスゴ得コンテンツ」「auスマートパス」のキャリア主導サービス、新たな教養メディア「10 M TVオピニオン」の普及、中国を中心とした海外へのアニメ等のコンテンツ提供などに取り組んでおります。
(再生可能エネルギー事業)
再生可能エネルギー事業の売上高は38千円(前年同期は0千円)、セグメント損失は63,053千円(前年同期は58,465千円のセグメント損失)となりました。
中長期的な発電量の増加を目指すため、新たな取り組みとして、水圧管路を利用した100kW以上の発電設備設置の新規立地開拓を行っております。また、平成29年3月には、富山県新保用水土地改良区との共同事業として農業用水路に2か所の小水力発電所を設置し、売電を開始いたしました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、545,994千円と前連結会計年度末より5,318,339千円の減少となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及びこれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は16,368千円(前年同期比95.3%減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益664,744千円及び減損損失243,071千円の増加要因があったものの、売上債権の増加260,236千円、受取利息及び受取配当金164,141千円並びに経費前払金の増加161,692千円の減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5,059,673千円(前年同期は1,659,954千円の資金減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出10,951,549千円の減少要因があったものの、投資有価証券の売却及び償還による収入5,866,512千円の増加要因があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は245,170千円(前年同期は164,297千円の資金減少)となりました。これは主に、配当金の支払額304,745千円によるものであります。