有価証券報告書-第36期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/17 15:00
【資料】
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【項目】
155項目
(重要な会計上の見積り)
進捗度の見積りに応じて収益認識した売上高及び受注損失引当金
(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
(百万円)
前連結会計年度
(自 2022年4月1日
至 2023年3月31日)
当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
進捗度の見積りに応じて収益認識した売上高10,74812,753
うち期末時点において進行中の金額2,4897,866
受注損失引当金626438

(2) 見積りの内容に関する理解に資するその他の情報
当社はプロジェクト(工事)契約において、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり算出しております。履行義務の充足に係る進捗度の適切な見積りにあたっては、原価総額の見積額に対する実際発生原価の割合により測定し、それに基づき収益を認識しております。また、見積総原価が受注金額を上回る場合には、損失発生の可能性が高く、かつその金額を合理的に見積ることが可能なケースであれば、当該超過部分につき、受注損失引当金を計上しております。
これら2つの項目に共通した算定根拠となる見積総原価は、プロジェクト(工事)の進捗に伴い変動する性格を有しております。変動要因はさまざまではありますが、当社と顧客との間において、成果物の仕様、作業範囲の認識に相違が生じ、突発的なアクシデントによって想定外の追加工数が必要になり、さらには、未経験の技術要素の影響を予測しきれないことなどが想定されます。当該見積りの変更による影響は、変更が行われた期に損益として計上するため、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。