有価証券報告書-第25期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/30 15:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
142項目
22. その他の金融負債
その他の金融負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2020年12月31日)
当連結会計年度
(2021年12月31日)
償却原価で測定する金融負債
未払金462,634555,405
未払費用43,58762,549
預り金123,192144,281
預り証拠金13,69413,892
預り保証金 (注)188,828267,970
リース負債280,760342,274
その他15,74824,438
償却原価で測定する金融負債合計1,128,4431,410,809
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債
その他3,0624,559
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債合計
3,0624,559
その他の金融負債合計1,131,5051,415,368

(注) Lyft社株式先渡売買契約
当社は前連結会計年度に連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.(以下「Liberty社」)を通じて、当社が保有するLyft社の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結しました。当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現金又はLyft社の株式で決済することをLiberty社が選択できます。当社はLyft社の株式をLiberty社に貸与し、これに関する預り金としてLiberty社から当該資金の差入れを受けています。なお、上記資金調達に加え、キャップとフロアーの設定されているカラー取引を締結し、Lyft社に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。
また、当連結会計年度において、当初契約時からLyft社の株価が上昇したため、カラー契約より生じるデリバティブの公正価値変動リスクに備えるために、カラー契約の一部の想定元本に係るキャップとフロアーの上限及び下限の見直しを行い、契約上の条件変更を行っています。

上記一連の取引の結果、当連結会計年度において、Lyft社の株式を使用した資金調達に係る負債を償却原価で測定する負債として、その他の金融負債に125,115百万円(前連結会計年度は72,189百万円)、Lyft社の株式のカラー契約に係るデリバティブをデリバティブ負債に11,760百万円(前連結会計年度は65,513百万円)計上しています。
また、当連結会計年度において、金融収益にLyft社の株式のカラー契約に係るデリバティブの公正価値評価差額11,764百万円(前連結会計年度は63,903百万円の評価損)を計上しています。金融費用には、Lyft社の株式の公正価値測定により生じた公正価値評価差額を4,477百万円(前連結会計年度は56,980百万円の評価益)、Lyft社の株式を使用した資金調達に係る負債より生じた償却原価費用686百万円(前連結会計年度は82百万円)及び為替による換算差額10,252百万円(前連結会計年度は1,631百万円の為替差益)を計上しています。