有価証券報告書-第27期(2023/01/01-2023/12/31)

【提出】
2024/03/28 15:00
【資料】
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【項目】
174項目
28. その他の金融負債
その他の金融負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2022年12月31日)
当連結会計年度
(2023年12月31日)
償却原価で測定する金融負債
未払金607,990548,503
未払費用61,68175,364
預り金213,347307,626
預り証拠金14,70017,494
預り保証金(注)255,328256,316
リース負債430,823380,367
その他32,42553,429
償却原価で測定する金融負債合計1,616,2941,639,099
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債
その他1,687468
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債合計
1,687468
再保険契約負債8,5186,992
その他の金融負債合計1,626,4991,646,559

(注) Lyft, Inc.株式先渡売買契約
当社は2020年第3四半期連結会計期間において連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.を通じて、当社が保有するLyft, Inc.の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結しました。2020年第4四半期連結会計期間において当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現金又はLyft, Inc.の株式で決済することをLiberty Holdco Ltd.が選択できます。当社はLyft, Inc.の株式をLiberty Holdco Ltd.に貸与し、これに関する預り金としてLiberty Holdco Ltd.から当該資金の差入れを受けています。なお、上記資金調達に加え、キャップとフロアーの設定されているカラー取引を締結し、Lyft, Inc.に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。
また、2021年第2四半期連結会計期間において、当初契約時からLyft, Inc.の株価が上昇したため、カラー契約より生じるデリバティブの公正価値変動リスクに備えるために、カラー契約の一部の想定元本に係るキャップとフロアーの上限及び下限の見直しを行い、契約上の条件変更を行っています。

上記一連の取引の結果、当連結会計年度において、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債を償却原価で測定する負債として、その他の金融負債に155,069百万円(前連結会計年度は143,210百万円)、Lyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブをデリバティブ資産に84,552百万円(前連結会計年度は88,189百万円)計上しています。
また、当連結会計年度において、金融収益にLyft, Inc.の株式の公正価値測定により生じた公正価値評価差額を21,011百万円(前連結会計年度は金融費用に109,341百万円)計上しています。金融費用には、Lyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブの公正価値評価差額を3,636百万円(前連結会計年度は金融収益に99,949百万円)、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債より生じた償却原価費用を1,024百万円(前連結会計年度は953百万円)及び為替による換算差額を10,835百万円(前連結会計年度は17,141百万円)計上しています。