有価証券報告書-第26期(2022/01/01-2022/12/31)
26. その他の金融負債
その他の金融負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
(注) Lyft, Inc.株式先渡売買契約
当社は2020年第3四半期連結会計期間において連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.を通じて、当社が保有するLyft, Inc.の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結しました。2020年第4四半期連結会計期間において当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現金又はLyft, Inc.の株式で決済することをLiberty Holdco Ltd.が選択できます。当社はLyft, Inc.の株式をLiberty Holdco Ltd.に貸与し、これに関する預り金としてLiberty Holdco Ltd.から当該資金の差入れを受けています。なお、上記資金調達に加え、キャップとフロアーの設定されているカラー取引を締結し、Lyft, Inc.に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。
また、2021年第2四半期連結会計期間において、当初契約時からLyft, Inc.の株価が上昇したため、カラー契約より生じるデリバティブの公正価値変動リスクに備えるために、カラー契約の一部の想定元本に係るキャップとフロアーの上限及び下限の見直しを行い、契約上の条件変更を行っています。

上記一連の取引の結果、当連結会計年度において、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債を償却原価で測定する負債として、その他の金融負債に143,210百万円(前連結会計年度は125,115百万円)、Lyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブをデリバティブ資産に88,189百万円(前連結会計年度はデリバティブ負債に11,760百万円)計上しています。
また、当連結会計年度において、金融収益にLyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブの公正価値評価差額99,949百万円(前連結会計年度は11,764百万円)を計上しています。金融費用には、Lyft, Inc.の株式の公正価値測定により生じた公正価値評価差額を109,341百万円(前連結会計年度は4,477百万円)、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債より生じた償却原価費用953百万円(前連結会計年度は686百万円)及び為替による換算差額17,141百万円(前連結会計年度は10,252百万円)を計上しています。
その他の金融負債の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度 (2021年12月31日) | 当連結会計年度 (2022年12月31日) | |
償却原価で測定する金融負債 | ||
未払金 | 555,405 | 617,310 |
未払費用 | 62,549 | 61,681 |
預り金 | 144,281 | 213,347 |
預り証拠金 | 13,892 | 14,700 |
預り保証金 (注) | 267,970 | 255,328 |
リース負債 | 342,274 | 430,823 |
その他 | 24,438 | 32,424 |
償却原価で測定する金融負債合計 | 1,410,809 | 1,625,613 |
純損益を通じて公正価値で測定する 金融負債 | ||
その他 | 4,559 | 1,687 |
純損益を通じて公正価値で測定する 金融負債合計 | 4,559 | 1,687 |
その他の金融負債合計 | 1,415,368 | 1,627,300 |
(注) Lyft, Inc.株式先渡売買契約
当社は2020年第3四半期連結会計期間において連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.を通じて、当社が保有するLyft, Inc.の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結しました。2020年第4四半期連結会計期間において当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現金又はLyft, Inc.の株式で決済することをLiberty Holdco Ltd.が選択できます。当社はLyft, Inc.の株式をLiberty Holdco Ltd.に貸与し、これに関する預り金としてLiberty Holdco Ltd.から当該資金の差入れを受けています。なお、上記資金調達に加え、キャップとフロアーの設定されているカラー取引を締結し、Lyft, Inc.に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。
また、2021年第2四半期連結会計期間において、当初契約時からLyft, Inc.の株価が上昇したため、カラー契約より生じるデリバティブの公正価値変動リスクに備えるために、カラー契約の一部の想定元本に係るキャップとフロアーの上限及び下限の見直しを行い、契約上の条件変更を行っています。

上記一連の取引の結果、当連結会計年度において、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債を償却原価で測定する負債として、その他の金融負債に143,210百万円(前連結会計年度は125,115百万円)、Lyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブをデリバティブ資産に88,189百万円(前連結会計年度はデリバティブ負債に11,760百万円)計上しています。
また、当連結会計年度において、金融収益にLyft, Inc.の株式のカラー契約に係るデリバティブの公正価値評価差額99,949百万円(前連結会計年度は11,764百万円)を計上しています。金融費用には、Lyft, Inc.の株式の公正価値測定により生じた公正価値評価差額を109,341百万円(前連結会計年度は4,477百万円)、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債より生じた償却原価費用953百万円(前連結会計年度は686百万円)及び為替による換算差額17,141百万円(前連結会計年度は10,252百万円)を計上しています。