有価証券報告書-第28期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/23 15:36
【資料】
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【項目】
141項目
6.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、報告にあたり事業セグメントの集約は行っておりません。
当社グループは、サービス別の事業カンパニー及び子会社を置き、事業カンパニー及び子会社は、取り扱うサービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社のセグメントは、事業カンパニー及び子会社を基礎としたサービス別に構成されており、「フィナンシャルテクノロジー事業」、「マーケティングテクノロジー事業」、「インキュベーションテクノロジー事業」及び「ロングタームインキュベーション事業」の4つを報告セグメントとしております。
「フィナンシャルテクノロジー事業」では、Eコマース(EC)をはじめとするBtoCの商取引に必要不可欠なクレジットカード決済やコンビニ決済等の電子決済ソリューション及び決済周辺サービス等の提供を行っております。
「マーケティングテクノロジー事業」では、総合的なデジタルマーケティングや様々なデータを活用したデータマーケティングビジネス等を行っております。
「インキュベーションテクノロジー事業」では、国内外のスタートアップ企業等への投資及び当社グループ内の事業との連携による投資先の育成等を行っております。
「ロングタームインキュベーション事業」は、当社グループがこれまで培ってきた投資育成や事業開発のノウハウを活かし、中長期的かつ継続的な事業利益の創出を目的として展開された事業群から構成されております。具体的には、メディア開発・運営事業、ブロックチェーンを活用した金融サービス事業及びワイン関連事業等を展開しております。
(2)報告セグメントに関する情報
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「3.重要な会計方針」における記載と同一であります。
報告セグメントの利益(△損失)は、税引前利益(△損失)をベースとしております。
セグメント間の収益は市場実勢価格に基づいております。
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
報告セグメント調整額
(注)1
連結
フィナンシャルテクノロジー事業マーケティングテクノロジー事業インキュベーションテクノロジー事業ロングタームインキュベーション事業
百万円百万円百万円百万円百万円百万円百万円
収益
外部収益
リカーリング型事業から生じる収益10,59212,764-1,47424,830-24,830
営業投資有価証券に関する収益--28,269-28,269-28,269
その他の収益168467164699254954
金融収益△61931,424△41,60811,55313,161
持分法による投資
利益
174△62,6272,9465,741-5,741
外部収益計10,76213,01932,7874,58061,14711,80872,955
セグメント間収益712131191404△404-
収益計10,83313,23232,9064,58061,55111,40372,955
セグメント利益4,5481,02331,2151,25238,0397,35545,393
その他の項目
減価償却費及び償却費1,6146871912322,7248963,620
金融費用1043585376△27349
減損損失-130-1,2431,372-1,372

(注)1.報告セグメントの利益の金額の調整額7,355百万円には、セグメント間取引消去△3,470百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益16,064百万円及び全社費用△5,239百万円が含まれております。全社収益は主に本社機能から生ずる金融収益であり、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント間収益には、リカーリング型事業から生じる収益、その他の収益及び金融収益に関するものが含まれております。
3.セグメント利益は、連結財務諸表の税引前利益と調整を行っております。
4.減価償却費及び償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。
5.金融費用の調整額△27百万円は、セグメント間取引消去△340百万円、各報告セグメントに配分していない全社の支払利息等313百万円であります。
6.セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
報告セグメント調整額
(注)1
連結
フィナンシャルテクノロジー事業マーケティングテクノロジー事業インキュベーションテクノロジー事業ロングタームインキュベーション事業
百万円百万円百万円百万円百万円百万円百万円
収益
外部収益
リカーリング型事業から生じる収益11,67711,908-1,54325,128-25,128
その他の収益1774242,7353,2382793,518
金融収益△144192△0181318499
持分法による投資
利益
12737△2,5633,325925-925
外部収益計11,79112,027△1,9477,60329,47359730,070
セグメント間収益110332153460△460-
収益計11,90112,358△1,9337,60629,93313830,070
セグメント利益
(△損失)
5,1221,151△12,0224,635△1,113△12,768△13,881
その他の項目
減価償却費及び償却費1,6766421922282,7398933,632
金融費用7△1955945528,0148,567
減損損失---400400-400

(注)1.報告セグメントの利益(△損失)の金額の調整額△12,768百万円には、セグメント間取引消去△8,472百万円、各報告セグメントに配分していない全社収益10,199百万円及び全社費用△14,495百万円が含まれております。全社収益は主に本社機能から生ずる金融収益であり、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び金融費用であります。
2.セグメント間収益には、リカーリング型事業から生じる収益、その他の収益及び金融収益に関するものが含まれております。
3.セグメント利益(△損失)は、連結財務諸表の税引前利益(△損失)と調整を行っております。
4.インキュベーションテクノロジー事業におけるセグメント利益(△損失)には、純額で計上した営業投資有価証券に関する損失7,926百万円が含まれております。
5.減価償却費及び償却費の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社の減価償却費であります。
6.金融費用の調整額8,014百万円は、セグメント間取引消去△574百万円、各報告セグメントに配分していない全社の支払利息及び投資有価証券に関する損益等8,588百万円であります。
7.セグメント資産及び負債については、経営資源の配分の決定及び業績を評価するための検討対象とはなっていないため記載しておりません。
(3)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、注記「26.売上収益」に記載のとおりであります。
(4)地域別に関する情報
① 外部顧客への収益の地域別情報
本邦の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しております。
② 非流動資産(金融資産及び繰延税金資産を除く)
前連結会計年度
(2022年3月31日)
当連結会計年度
(2023年3月31日)
百万円百万円
日本27,41225,562
米国5,1245,450
その他287294
合計32,82331,306

(注)非流動資産は、当社グループ各社の所在地を基礎としております。
(5)主要な顧客に関する情報
外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。