有価証券報告書-第26期(2023/04/01-2024/03/31)
29 株式に基づく報酬
当社及び一部の子会社は、役員又は従業員等に対して株式報酬制度を採用しております。これらの報酬制度は、当社又は子会社の株主総会・取締役会において承認された内容に基づき、対象者に対して付与されております。
前期及び当期において認識された株式に基づく報酬費用は、それぞれ991百万円及び470百万円であり、販売費及び一般管理費に計上されております。
(1) 持分決済型株式報酬制度(ストック・オプション制度)
当社及び一部の子会社のストック・オプション制度は、勤務要件を満たした場合に権利が確定するもの、新規株式公開の達成及び新規株式公開の達成まで勤務することが権利確定条件として付されているもの、又は、ストック・オプション価格に対する現金を受取った時点で権利確定する有償取引であります。
当社及び一部の子会社のストック・オプション制度の概要は次のとおりであります。
① 当社
当社のストック・オプションの概要は次のとおりであります。
(注)権利行使時における当社の加重平均株価は、前期2,721円、当期3,275円であります。
当期末における未行使残高の状況は次のとおりであります。
(注)ストック・オプション価格に対する現金を受け取る有償取引であり、また、2021年3月期乃至2023年3月期の各事業年度において、金融サービス事業のセグメント利益(税引前利益)が全て550億円以上となり、かつ、2021年3月期乃至2023年3月期の金融サービス事業のセグメント利益(税引前利益)の3期累計額が1,700億円以上となった時点で権利確定する条件が付されております。
② 子会社
子会社のストック・オプション制度の概要は次のとおりであります。
②-1 SBIバイオテック株式会社
(注)1.当期末残高のストック・オプションのうち100株は、2002年11月7日以前に付与されており、IFRS第2号「株式に基づく報酬」を適用しておりません。また、権利行使期間は、株式を公開した日の6か月経過後から2年6か月間であります。
2.前期において付与されたストック・オプションの1個当たりの公正価値は、35,416円(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
②-2 株式会社ブロードバンドセキュリティ
(注)前期の権利行使時における当社の加重平均株価は、1,412円であります。
②-3 SBI FinTech Solutions株式会社
②-4 SBIインシュアランスグループ株式会社
②-5 レオス・キャピタルワークス株式会社
(注)1.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、3.9年であります。
2.当期の権利行使時における当社の加重平均株価は、1,238円であります。
3.2024年4月1日における当社の単独株式移転により、SBIレオスひふみ株式会社が当社の持株会社として設立され、同日において、当社新株予約権に代えて同等の持株会社新株予約権が交付され、割り当てられております。
②-6 SBIリーシングサービス株式会社
(注)当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、4.3年であります。
②-7 SBIアルヒ株式会社
(注)1.権利行使時における当社の加重平均株価は、前期1,090円、当期887円であります。
2.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、3.7年であります。
②-8 SBI Digital Markets Pte. Ltd.
(注)1.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は10年であり、当期末において権利確定しておりません。
2.当期において付与されたストック・オプションは、SBI DM Share Option Scheme-Pioneer Group 332,000株及びSBI DM Share Option Scheme-Broader Group 228,000株であります。
SBI DM Share Option Scheme-Pioneer Groupの1個当たりの公正価値は、SGD 8.76(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
SBI DM Share Option Scheme-Broader Groupの1個当たりの公正価値は、SGD 5.29(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
(2) 譲渡制限付株式報酬
当社の譲渡制限付株式報酬制度は、当社の社外取締役を除く取締役(対象取締役)に対し、金銭報酬債権を付与し、対象取締役が当該金銭報酬債権の全部を現物出資の方法により払い込むことで、対象取締役に対して譲渡制限付株式を割り当てるものであり、当社と対象取締役との間で締結した譲渡制限付株式割当契約に定められている譲渡制限期間(払込期日から2025年2月28日まで)の間、対象者が譲渡制限付株式について譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができないものです。
譲渡制限期間の末日が到来していない過去に割り当てた譲渡制限付株式の内容は次のとおりであります。
(注)発行価額については、譲渡制限付株式の割当に係る取締役会決議日の前営業日の東京証券取引所における当社の普通株式の終値としています。
当社及び一部の子会社は、役員又は従業員等に対して株式報酬制度を採用しております。これらの報酬制度は、当社又は子会社の株主総会・取締役会において承認された内容に基づき、対象者に対して付与されております。
前期及び当期において認識された株式に基づく報酬費用は、それぞれ991百万円及び470百万円であり、販売費及び一般管理費に計上されております。
(1) 持分決済型株式報酬制度(ストック・オプション制度)
当社及び一部の子会社のストック・オプション制度は、勤務要件を満たした場合に権利が確定するもの、新規株式公開の達成及び新規株式公開の達成まで勤務することが権利確定条件として付されているもの、又は、ストック・オプション価格に対する現金を受取った時点で権利確定する有償取引であります。
当社及び一部の子会社のストック・オプション制度の概要は次のとおりであります。
① 当社
当社のストック・オプションの概要は次のとおりであります。
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 8,520,900 | 2,173 | 8,383,500 | 2,183 | |||
権利行使 | (137,400) | 1,563 | (4,459,900) | 2,219 | |||
期末残高 | 8,383,500 | 2,183 | 3,923,600 | 2,141 |
(注)権利行使時における当社の加重平均株価は、前期2,721円、当期3,275円であります。
当期末における未行使残高の状況は次のとおりであります。
当期末(2024年3月31日) | ||||||
名称 | 行使価格 | 株式数 | 行使期間 | |||
円 | 株 | |||||
2017年第2回新株予約権 | 1,563 | 861,000 | 2019年7月29日 ~2024年9月30日 | |||
2020年第1回新株予約権(注) | 2,280 | 468,600 | 2023年7月3日 ~2024年9月30日 | |||
2020年第2回新株予約権 | 2,308 | 2,594,000 | 2023年7月3日 ~2028年9月29日 |
(注)ストック・オプション価格に対する現金を受け取る有償取引であり、また、2021年3月期乃至2023年3月期の各事業年度において、金融サービス事業のセグメント利益(税引前利益)が全て550億円以上となり、かつ、2021年3月期乃至2023年3月期の金融サービス事業のセグメント利益(税引前利益)の3期累計額が1,700億円以上となった時点で権利確定する条件が付されております。
② 子会社
子会社のストック・オプション制度の概要は次のとおりであります。
②-1 SBIバイオテック株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 100 | 5,000 | 5,600 | 79,545 | |||
付与 | 5,500 | 80,900 | - | - | |||
期末残高 | 5,600 | 79,545 | 5,600 | 79,545 |
(注)1.当期末残高のストック・オプションのうち100株は、2002年11月7日以前に付与されており、IFRS第2号「株式に基づく報酬」を適用しておりません。また、権利行使期間は、株式を公開した日の6か月経過後から2年6か月間であります。
2.前期において付与されたストック・オプションの1個当たりの公正価値は、35,416円(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
評価基準日の株価 | : | 72,300円 | 予想残存期間 | : | 6.5 年 | |
行使価格 | : | 80,900円 | 配当利回り | : | 0.00% | |
予想ボラティリティ | : | 54.9% | リスクフリーレート | : | 0.06% |
②-2 株式会社ブロードバンドセキュリティ
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 81,700 | 800 | 76,100 | 800 | |||
権利行使 | (5,100) | 800 | - | - | |||
失効 | (500) | 800 | - | - | |||
連結範囲の変動 | - | - | (76,100) | 800 | |||
期末残高 | 76,100 | 800 | - | - |
(注)前期の権利行使時における当社の加重平均株価は、1,412円であります。
②-3 SBI FinTech Solutions株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 604,000 | 628 | 604,000 | 628 | |||
失効 | - | - | (604,000) | 628 | |||
期末残高 | 604,000 | 628 | - | - |
②-4 SBIインシュアランスグループ株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 1,460,700 | 1,734 | 1,460,700 | 1,734 | |||
失効 | - | - | (1,460,700) | 1,734 | |||
期末残高 | 1,460,700 | 1,734 | - | - |
②-5 レオス・キャピタルワークス株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 884,000 | 545 | 873,000 | 543 | |||
権利行使 | - | - | (538,500) | 33 | |||
失効 | (11,000) | 721 | - | - | |||
期末残高 | 873,000 | 543 | 334,500 | 1,365 |
(注)1.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、3.9年であります。
2.当期の権利行使時における当社の加重平均株価は、1,238円であります。
3.2024年4月1日における当社の単独株式移転により、SBIレオスひふみ株式会社が当社の持株会社として設立され、同日において、当社新株予約権に代えて同等の持株会社新株予約権が交付され、割り当てられております。
②-6 SBIリーシングサービス株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | 339,600 | 2,250 | 328,000 | 2,250 | |||
失効 | (11,600) | 2,250 | - | - | |||
期末残高 | 328,000 | 2,250 | 328,000 | 2,250 |
(注)当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、4.3年であります。
②-7 SBIアルヒ株式会社
前期 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||||||
株数 | 加重平均行使価格 | 株数 | 加重平均行使価格 | ||||
株 | 円 | 株 | 円 | ||||
期首残高 | - | - | 663,800 | 1,526 | |||
連結範囲の変動 | 759,800 | 1,431 | - | - | |||
権利行使 | (87,100) | 682 | (44,900) | 684 | |||
失効 | (8,900) | 1,708 | (56,700) | 1,689 | |||
期末残高 | 663,800 | 1,526 | 562,200 | 1,577 |
(注)1.権利行使時における当社の加重平均株価は、前期1,090円、当期887円であります。
2.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は、3.7年であります。
②-8 SBI Digital Markets Pte. Ltd.
当期 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | |||
株数 | 加重平均行使価格 | ||
株 | SGD | ||
期首残高 | - | - | |
付与 | 560,000 | 7.40 | |
期末残高 | 560,000 | 7.40 |
(注)1.当期末におけるストック・オプションの加重平均残存期間は10年であり、当期末において権利確定しておりません。
2.当期において付与されたストック・オプションは、SBI DM Share Option Scheme-Pioneer Group 332,000株及びSBI DM Share Option Scheme-Broader Group 228,000株であります。
SBI DM Share Option Scheme-Pioneer Groupの1個当たりの公正価値は、SGD 8.76(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
付与日の株価 | : | SGD 11.96 | 予想残存期間 | : | 6.25年 | |
行使価格 | : | SGD 4.26 | 配当利回り | : | 0.00% | |
予想ボラティリティ | : | 40.1% | リスクフリーレート | : | 3.07% |
SBI DM Share Option Scheme-Broader Groupの1個当たりの公正価値は、SGD 5.29(1個当たりの目的となる株式数は同社普通株式1株)であります。なお、ストック・オプションの公正価値を評価する目的で、ブラック・ショールズ・モデルが使用されております。付与されたストック・オプションについて、ブラック・ショールズ・モデルに使用された仮定は以下のとおりであります。
付与日の株価 | : | SGD 11.96 | 予想残存期間 | : | 6.25年 | |
行使価格 | : | SGD 11.96 | 配当利回り | : | 0.00% | |
予想ボラティリティ | : | 40.1% | リスクフリーレート | : | 3.07% |
(2) 譲渡制限付株式報酬
当社の譲渡制限付株式報酬制度は、当社の社外取締役を除く取締役(対象取締役)に対し、金銭報酬債権を付与し、対象取締役が当該金銭報酬債権の全部を現物出資の方法により払い込むことで、対象取締役に対して譲渡制限付株式を割り当てるものであり、当社と対象取締役との間で締結した譲渡制限付株式割当契約に定められている譲渡制限期間(払込期日から2025年2月28日まで)の間、対象者が譲渡制限付株式について譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができないものです。
譲渡制限期間の末日が到来していない過去に割り当てた譲渡制限付株式の内容は次のとおりであります。
前々期 (自2021年4月1日 至2022年3月31日) | |
払込期日 | 2022年2月15日 |
発行する株式の種類及び数 | 当社普通株式 137,800株 |
発行価額 | 2,830円 |
(注)発行価額については、譲渡制限付株式の割当に係る取締役会決議日の前営業日の東京証券取引所における当社の普通株式の終値としています。